本のむし子

40代主婦の読書日記ブログです。読んだ本の感想などを気ままに書いていきます。

読書感想以外のあれこれ

こんにちは!

読書メーターというアプリを使って読んだ本の管理をしているので、そちらの機能を利用してまとめています。

1月の読書メーター

読んだ本の数:19
読んだページ数:5831


きみのお金は誰のため: ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」きみのお金は誰のため: ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」感想
新聞広告で見かけて興味を持ちました。読んでよかったです。お金に対する考えが少し変わったかな。特に第3章以降が、なるほど〜と思う内容が多かったです。貧しい国に寄付をすることが、逆にその国の発展を妨げているなど、初めて知る内容もありました。私も海外に寄付してる古着屋さんにいつも売りに行っちゃってるなぁ…。貧しい国の人が作った製品を売っている企業のサイトなども見たりはしますが…。でも、「ぼくたち」の範囲を広げるって考えはわかりますが、難しいですよね。結局自分のお金を貯めたいと思ってしまう…。
読了日:01月02日 著者:田内 学


バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則感想
私は別に「伝わる技術」に優れてる人間でも何でもないですが、あまりこの本を読んで新しく知ったことや、実践してみたいと思ったことは無かったように思います。子供に対する伝え方とか叱り方みたいな、子育て本の中に書いてあるような内容がけっこう書かれていたような印象を持ちました。
読了日:01月05日 著者:柿内 尚文


人は話し方が9割人は話し方が9割感想
目新しい情報は特になかったけど、わかりやすくまとまっていると思います。わかってはいるけど、実践するとなると難しいな…というものが多いですよね。否定的な言葉を使わないとか、話し方より聞き方の方が大事とか、一応心掛けているつもりではいますが…。それと、あまり口数が多くない大人しめの人と話す時、どうしても沈黙になるのが気まずくて、つい余計なことを話してしまいがちになるんですが、どうしたらいいんでしょう。嫌いな人や苦手な人には無理に話しかけないというのは理解できますが…。
読了日:01月06日 著者:永松 茂久


1日1トレで「声」も「話し方」も感動的に良くなる1日1トレで「声」も「話し方」も感動的に良くなる感想
私は声が低めで愛想のない声をしてるので、声のトーンを「ソ」にして話してみようかな。いつも少し高めの声で話そうかなとは思うんですけど、なんかわざとらしくなりそうで…。でも声が低い方が説得力が増すらしいんですよね。まぁ、口角を上げて低くなりすぎないようにしたらいいかな。
読了日:01月06日 著者:阿部 恵


ともぐいともぐい感想
いやー、すごかったー。『絞め殺しの樹』も圧倒されたけど、これも圧倒された。まだ2冊しか読んでないけど、河﨑さんにしか描けない世界なんじゃないかと思わせる筆力。かなりエグい描写もあり、全体的に野生臭さみたいなものがすごい。私には到底理解できないような描写もあったり…。最後の展開も理解が追い付かなかった。
読了日:01月08日 著者:河﨑 秋子


蒼穹の昴(1) (講談社文庫)蒼穹の昴(1) (講談社文庫)感想
Audibleにて。たぶん3回目の再読です。やっぱりこの作品大好きですね!読むのもいいけど、聴くのもいいですね。でも、これ、聴いただけで理解するのは難しいんじゃないですかね?私は手元に本があるので、照らし合わせながら聴けますが…。読んでても、人名とか覚えるのはなかなかややこしいですもんね。話の大筋は覚えていますが、細かいところは忘れているので、2巻からも聴くのが楽しみです。でもAudibleにはこの後まだまだ続くシリーズが配信されてないみたいですね…。
読了日:01月12日 著者:浅田 次郎


百年の子百年の子感想
小学館の学年誌についての社史かと思われるような、ノンフィクションのようなフィクション。有名な作家さんや漫画家さんと思われる人物も登場して、ノンフィクションだったら面白いなぁと思いました。昭和のスエさんが主人公のパートが特に興味深かったです。戦争時の雑誌が全国の子どもたちに与えた影響みたいなものが、よくわかりました。「百年の子」というタイトルはどういう意味だろうと思いましたが、人間の歴史は百万年もあるのに、子どもの人権が認められるようになってきたのは、わずか百年…ということなんですね。
読了日:01月14日 著者:古内 一絵


眠れなくなるほど面白い 図解 体幹の話: 体幹のギモンを専門家がすべて解説!眠れなくなるほど面白い 図解 体幹の話: 体幹のギモンを専門家がすべて解説!感想
体幹を目覚めさせるには、ストレッチ+ドローイン+体幹トレーニング。子供もお年寄りも体幹が大切。体幹トレーニングで、疲れにくい体が手に入る、バランスのよいブレない体になる。トレーニングの具体例もたくさん載っていてよかった。とりあえずストレッチは毎日しているので、ドローインと体幹トレーニングを少しずつ取り入れてみよう。このシリーズ、Audibleにもたくさんラインナップがあるし、面白そうなテーマがたくさんあるので、いろいろ読んだり聴いたりしていきたい。
読了日:01月15日 著者:木場 克己


蒼穹の昴(2) (講談社文庫)蒼穹の昴(2) (講談社文庫)感想
Audibleにて。ところどころ本と照らし合わせながら聴いています。感極まって泣きそうになる場面もありますねー。浅田次郎さんの作品はファンタジー要素がけっこう含まれますが、歴史小説っぽい作品のファンタジー要素は嫌いではありません(私はファンタジーが苦手です)。浪漫を感じさせますよね(笑)春児の成長ぶりに感動。再読なので、この後どうなっていくかは大体覚えていますが、それでも早く続きがどんどん聴きたくなります。これ聴き終わったら、やっぱりその後のシリーズも読まないとね。
読了日:01月16日 著者:浅田 次郎


蒼穹の昴(3) (講談社文庫)蒼穹の昴(3) (講談社文庫)感想
Audibleにて。いやぁー、この3巻はすごくいいですよね。何度か涙が出る場面がありました。Audibleで聴くとより感情が揺さぶられますね。ナレーターの方も上手で聴きごたえあります。それにしても栄禄と李蓮英の悪人っぷりには、ほんとに腹が立つ!さて残すは4巻のみ。
読了日:01月18日 著者:浅田 次郎


蒼穹の昴(4) (講談社文庫)蒼穹の昴(4) (講談社文庫)感想
Audibleにて。あー、終わっちゃった…。と言ってもまだまだ続きはありますが(笑)私はこの作品が大好きでたまらないんですが、直木賞はとれなかったらしいですよね。私にとっては、今まで読んだ中で1番好きな小説かもしれません。西太后や袁世凱などの実在の人物が、すっかり浅田次郎さんの描く人物像&イメージになってしまってますが、実際は彼らはどんな人物だったんでしょうね…。歴史の勉強にもなるし、胸熱だし、感動するし、何回読んでも心を揺さぶられることでしょう。続編もぼちぼち再読していこうと思います。
読了日:01月20日 著者:浅田 次郎


珍妃の井戸 (講談社文庫)珍妃の井戸 (講談社文庫)感想
ミステリー仕立てになっていて、とても面白い。珍妃は西太后に殺されたというのが中国では常識らしいですが、その常識を覆すような物語を書けるのが、浅田次郎さんのすごさですよね。結局、はっきりとした真実はこの物語を読んでもわかりませんが、珍妃は自ら井戸に身を投げたような気もしますよね…。春児と蘭琴の話もすごく切なかったですね。『蒼穹の昴』で語られなかったことがいくつか語られていて、それだけでも読む価値はあったかと思います。それにしてもこれって120年前くらいの話なんですよね。なんだかもっと昔のことみたいに感じる。
読了日:01月24日 著者:浅田 次郎


清浄島清浄島感想
礼文島のエキノコックスについての話ですが、これは史実に基づいたフィクションなのかな?ノンフィクションに近いのかな。主人公である土橋の苦労や苦悩がよく伝わってきました。残念ながら北海道全域や北海道以外の場所でも、エキノコックスは広がっているようで、まだ治療薬もないらしいです。寄生虫ってこんなに恐ろしいんですね。コロナなどのウイルスとはまた違いますね。河﨑さんの作品は3冊目ですが、他作品と比べると正直少し単調な感じではありました…。
読了日:01月24日 著者:河﨑 秋子


眠れなくなるほど面白い 図解 宇宙の話眠れなくなるほど面白い 図解 宇宙の話感想
眠れなくなるほどではないけど、普通に面白いです(笑)宇宙の話って私なんかの頭じゃ全然理解できないけど、知りたくなるんですよね。太陽や地球がどのような最期を迎えるかとか気になりますよねぇ。地球なんて宇宙全体から見たらほんとにちっぽけな存在だし、地球に私たちみたいな人間やあらゆる生物が生きていることがほんとに不思議。宇宙は「無」から生まれたって言うけど、「無」って何なのよ(笑)宇宙の膨張が加速してるとか、もう意味がわからないことだらけですね。だから面白いです。宇宙エレベーターができたら乗ってみたいなぁ。
読了日:01月24日 著者:


ザ・ロイヤルファミリーザ・ロイヤルファミリー感想
よかった!Audibleで聴いてたけど、本の最後に成績表が載っているという口コミを見て本を借りてきました。そしたら、結局途中から本で読んでしまいました(笑)競馬は見たことはあるくらいで、お金を賭けたこともないし、何の知識もなかったですが、この作品を読んで少し詳しくなったような気がします。馬主と調教師、騎手、生産牧場の人たち、いろいろな人たちの思いがあの数分間のレースに込められていると思うと、競馬を見る目が少し変わりますね。それにしても早見和真さんはいろんなテーマでそれぞれ面白い作品を書ける作家さんだなぁ。
読了日:01月27日 著者:早見 和真


きこえるきこえる感想
読んだタイミングが悪かったのか、音声をわざわざ聴くという行為をめんどくさく感じてしまい、あまり楽しめなかった。それぞれのストーリーにもあまり入り込めなかった。一応考察サイトも見ましたが、大体は予想した通りだったかな。道尾秀介さん、新しい形のミステリーを提供し続けていてすごいとは思いますが、この作品よりは「いけない」シリーズの方が好きです。
読了日:01月28日 著者:道尾 秀介


互換性の王子互換性の王子感想
雫井さんといえば社会派ミステリーのイメージで、新刊は読もうと思っている作家さんですが、これはそのイメージで読むとかなり違いますね。辛口なレビューも見かけますが、面白く読めました。少しミステリー+恋愛+お仕事小説といった感じかな。乳飲料メーカーの仕事を少しのぞけて、興味深かったです。大変そうだけど、やりがいはありそうな仕事で、登場人物もやる気のある人が多くて、私も仲間に入りたいと思いました(笑)登場人物のネーミングセンスがなかなか面白かったですね!
読了日:01月29日 著者:雫井 脩介


ビジネス教養 中国近現代史 (サクッとわかるビジネス教養)ビジネス教養 中国近現代史 (サクッとわかるビジネス教養)感想
『蒼穹の昴』シリーズを再読するにあたり、この「サクッとわかるビジネス教養」シリーズから中国近現代史の本が出ていることを知り、ぴったりじゃない?と思い読んでみました。アヘン戦争から現代くらいまでの歴史がサクッと学べます。『蒼穹の昴』でイタリア人宣教師のカスチリョーネという人物が出てくるんですが、私はなぜか架空の人物だと思って読んでたんですよね…。それがこの本を読んで実在の人物だったのだと今知りました。という発見もありつつ、中国の近現代を知る入門編にはおすすめの一冊ではないかと思いました。
読了日:01月31日 著者:


眠れなくなるほど面白い 図解 解剖学の話: いちばん身近でディープ!ヒトの体のナゾを徹底解明眠れなくなるほど面白い 図解 解剖学の話: いちばん身近でディープ!ヒトの体のナゾを徹底解明感想
えー?と驚くほどのことが書かれてるわけでもなく、そんなに新しい知識が増えたわけではないので、もう少しディープなことが書いてある方がよかったかな…。でも人間の体って本当に複雑で、健康でいられるのは本当に奇跡だなと改めて思いますね。
読了日:01月31日 著者:


◎特に印象に残った作品
『ともぐい』川﨑秋子
直木賞受賞、おめでとうございます!!
なかなかいろんな意味ですごい作品だと感じたので、納得の受賞でした。

◎おすすめ作品
『きみのお金は誰のため』田内学
お金についての内容ですが、小説仕立てになっているので、すごく読みやすくておすすめ!
お金についての考えが少し変わったというレビューもよく見かけます。
何度も読み返したらさらに理解が深まりそうですね。

◎まあまあおすすめの作品
『ザ・ロイヤルファミリー』早見和真
『互換性の王子』雫井脩介

早見和真さんと雫井脩介さんは、今までに何冊か読んできている作家さんですが、今回読んだ作品もよかったですね。
早見和真さんは、本当にいろんなテーマの作品を書かれますよね。
野球とか政治についての作品もあったり。

雫井脩介さんの作品は新刊ですが、今までの社会派っぽい作風を予想して読むと全然違いますね…。
ライトな感じになっているので、あれ?と思うファンの方もたくさんいそう…。
でも私は楽しく読めましたよ!

そして、『蒼穹の昴』はもう私の中では殿堂入り作品なので、いまさら人に勧めるレベルでもないくらい好きです。
実在の人物と架空の人物をどうしてこんなにもうまく交ぜて書けるんでしょう、浅田次郎さんは。
そしてこの作品の中の出来事があたかも本当にあったかのような錯覚に陥りますね。
『中原の虹』もぼちぼち再読していきたいな。

それでは、皆様も充実した読書ライフを!

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12月の読書メーター
読んだ本の数:17
読んだページ数:5540


夫よ、死んでくれないか夫よ、死んでくれないか感想
丸山さんは『デフ・ヴォイス』シリーズが好きなので、いろいろ読もうと思ってる作家さんです。このどストレートなタイトルの新刊も楽しみにしてました。Twitter(X)の読書アカウントでも話題になってますね(笑)テンポがよくて、話の展開が気になって、一気読みでした。あらゆる人間関係の怖さとか難しさみたいなものが描かれた物語でした。ちょっとしたホラーみたいな感じかな。夫婦もいろいろあるけど、女のグループもいろいろあるよねぇとか、共感する所もけっこうあったかな。ちなみに私は夫に死んでほしいとは思っていませんよ笑
読了日:12月01日 著者:丸山 正樹


クリスマス・キャロル (まんがで読破)クリスマス・キャロル (まんがで読破)感想
有名な作品なのであらすじは知ってましたが、クリスマスの時期ということで読んでみました。いい話ですね〜。涙ぐんでしまいました。そんなに簡単に人は変われないかもしれないけど…。お金はもちろん大切だけど、お金を持った上で何を大切にしていくか、ですよね。
読了日:12月02日 著者:ディケンズ


蟹工船 (まんがで読破 001)蟹工船 (まんがで読破 001)感想
これはひどい労働環境…。死人が出ても仕方ない過酷な環境ですね。最後みんなでストライキに立ち上がったところは、やったれー!と思って力みながら読みました。でも、労働環境がひどいところで働いてる人、今でも山ほどいますよね。声をあげることもできない人がほとんどだろうし…。池上彰さんの解説も書いてあり、勉強になりました。
読了日:12月02日 著者:Teamバンミカス


【2020年・第18回「このミステリーがすごい! 大賞」U-NEXT・カンテレ賞受賞作】【テレビドラマ原作】そして、ユリコは一人になった (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)【2020年・第18回「このミステリーがすごい! 大賞」U-NEXT・カンテレ賞受賞作】【テレビドラマ原作】そして、ユリコは一人になった (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
いつもXで私の読了ポストに「いいね」をして下さる作家さんなので、作品を読んでみたいなと思っていました。学園ものということで、何となく金田一少年っぽさを感じました。犯人は少し予想がついてしまった感じもありますが、それでも面白かったです。真相が二転三転して、最後にタイトルの意味がわかるところが、なかなかよかったです。会話の言葉がちょっと不自然な印象がありますが、上品な子が多いのかな…。「このミス」系の作品はあまり合わないものが多い気がしますが、この作品は普通に楽しめました。
読了日:12月05日 著者:貴戸 湊太


雲を紡ぐ雲を紡ぐ感想
伊吹さん2冊目。最後の方、ずっと泣いてました。いい作品でした。でも「分かりあえない母と娘」っていうキャッチコピー?はなんかしっくりこない。母の真紀も母親なりに頑張ってるし、真紀の気持ちもよくわかった。「女を武器にして」みたいなことを言うのはちょっとおかしいけど。とにかくおじいちゃんが最高すぎますね。こんなかっこよくて理解のあるおじいちゃんいますか…。おじいちゃんの言うこと、かなり沁みました。ホームスパンって知らなかったから、検索しちゃいました。美緒、がんばれ〜。人生、少しくらい立ち止まったっていいよね。
読了日:12月07日 著者:伊吹 有喜


無人島ロワイヤル無人島ロワイヤル感想
秋吉さん、4冊目かな?今まで読んだ作品と比べると物足りない感はあるけど、単純に面白かったのでまぁ満足。最後に誰が残るかはちょっと予想ついちゃう感じもしますが、私はこの終わり方は嫌いではないです。無人島に3つ持って行くとしたら、何を持って行くかなー。この作品の中では意外なものが役立ったりするけど、やっぱり現実的に実用的なものをチョイスしてしまうだろうな、私は。というより、無人島で生活する知恵も何もないな(笑)この作品の登場人物はみんなそれなりにサバイバル術が身についてそうで、賢そうと思いました。
読了日:12月09日 著者:秋吉 理香子


青春をクビになって青春をクビになって感想
額賀澪さん初読み。何とも切ない作品でした。私も就職氷河期世代なので、第四章の比賀の話がめちゃくちゃ刺さりました。大卒の就職率が六割以下だった時代か…。私もいまだに就活がうまくいかなかった頃のこと、引きずってるんですよ、バカかもしれないけど(笑)時代に恵まれてなかったんだなぁ。朝彦はまだまだこれから人生立て直せそうな展開でよかったですが、小柳のことを思うと切ないですね…。きっと一生懸命勉強してきただろうに。レンタルフレンドって面白いですね。信頼できる依頼者ならちょっとやってみたいかも、と思いました…。
読了日:12月11日 著者:額賀 澪


ラウリ・クースクを探してラウリ・クースクを探して感想
直木賞候補作に選ばれたようですね!この作品のレビューを前に見かけてから『ラウリ・クースク』という名前が頭から離れず、読むことにしました。最初はちょっと翻訳本っぽい?とっつきにくい?と思ったのですが、そんなことなかったです。むしろ一気読みでした。こういうヨーロッパとかロシア周辺が舞台になった作品をいくつか読んできましたが、どれも日本人が経験しないようなことをよく描けるなぁと、作家さんの筆力に驚きます。ロシア人やエストニア人の葛藤みたいなものがよく描かれていると思います。少しミステリっぽさもあってよかった。
読了日:12月14日 著者:宮内 悠介


対岸の家事 (講談社文庫)対岸の家事 (講談社文庫)感想
第一話の礼子の話からもう泣けてきて、途中も何度か泣きました。私自身、専業主婦でもないし、ワーキングマザーと言えるほど働いてるわけでもないけど、登場人物みんなの気持ちが痛いほどわかるような作品でした。家事なんて〜って家事を見下してる人は読んだ方がいいですね。読みながらいろんな感想を持ちましたが、なんででしょう、うまく文章にできないですね…。でもとりあえず、バリバリ働くワーママさんたちを支えるシステムがないと、みんな壊れていくんじゃないかとは思います。子供なんて産まないって女性がどんどん増えますよね。
読了日:12月17日 著者:朱野 帰子


絞め殺しの樹絞め殺しの樹感想
河﨑さん初読み。北海道の女性を描いた作品といえば、少し前に桜木紫乃さんの『ラブレス』を読んだのですが、それと少し似てたかな。北海道の女性がみんなこんな過酷な生き方をしてるのかと錯覚してしまう…。直木賞の選評を読むと、ミサエの意志の弱い生き方についていけない、と感じた選考委員の先生方が多かったそうですが、彼女の置かれた状況や、育った環境や生い立ちからすると、そうせざるを得なかったのかな…と私は思うんです。昔の女性ってそんなに好きなように生きられなかっただろうし。苦しい場面が多かったけど、私は好きです。
読了日:12月18日 著者:河崎 秋子


ななみの海ななみの海感想
朝比奈さん2冊目。前に読んだ本も中学生の話だったと思うんですけど、中高生くらいの子供の心情を描くのが、めちゃくちゃうまいですよね。ななみの感じることや思うこと、すごく共感することや想像できることが多かった。大人に対する思いとか、女友達との関係とか、思春期特有の葛藤みたいなものが。特に印象的だったのは、川上が「税金泥棒」について熱く話す場面ですね。あとは、ななみが言った「いい大人が増えれば、困らない子どもも増える」という言葉ですね。全体的に満足でしたが、ななみ以外の登場人物のことをもう少し知りたかったかな。
読了日:12月19日 著者:朝比奈 あすか


護られなかった者たちへ護られなかった者たちへ感想
けっこう前に何冊か読んでもういいやってなってた中山七里さんですが、この作品の評価が高いので読んでみました。やっぱり、なんか合わないかな、中山さん…。無理にどんでん返そうとしなくていいのにと思ってしまうからかな。社会派ミステリー好きとしては、こういうテーマのものは大好きなんですけど、最後のどんでん返しで軽い作品になってしまってるように感じるのは私だけでしょうか…。しかもどうやら取材不足の内容になっているようですね…。
読了日:12月20日 著者:中山 七里


あの光あの光感想
初読み作家さん。どこかでこの作品のレビューを見かけて気になり読んでみましたが、すみません、合わなかったかな…。最初からあまり入り込めず、最後まで飛ばし読みでした…。胡散臭い話が苦手だからでしょうか。でも掃除は大事ですよね。断捨離とかもすっきりしますしね。
読了日:12月25日 著者:香月 夕花


逆転泥棒 (双葉文庫 ふ 31-04)逆転泥棒 (双葉文庫 ふ 31-04)感想
面白かったです。『逆転美人』ほどのインパクトはないけど、これまたなかなかの逆転ぶりでした!これは予想できないな。最近はどんでん返しありきみたいな作品はあまり好きじゃないんですが、これはストーリーだけ読んでも面白かったです。そして、回想部分が世代的にドンピシャで懐かしすぎる内容ばかりでした。個人的にウケたのはLUNA SEAをもじったFUGA SEAというバンド名でした。麩菓子って(笑)さすが元お笑い芸人さんということで、クスッと笑える部分も多いです。最後はホロリときて、読後感もなかなか良かったです。
読了日:12月25日 著者:藤崎 翔


黒い糸黒い糸感想
面白かったー。やっぱり人間が1番怖いよね。どう話が進んでいくのか、どう決着するのか予想できず、一気読みでした。犯人は1番怪しくなさそうな人が怪しいっていうお決まりのパターンでしたが、それは想定済みでしょう。それ以上に怖い真相が待ってますからね。ハッピーな感じのエピローグは『滅茶苦茶』と似てるかな。
読了日:12月26日 著者:染井 為人


襷がけの二人襷がけの二人感想
うーん、評価が高いようですし、直木賞候補作に選ばれてるので読んでみましたが…うーん…。女性の人生を描いた作品ということで、たくましい女性の波瀾万丈な話かと期待したんですが…ちょっと思った感じと違いました。それに女性器のくだり、そんなに詳しく要ります?なんかもうちょっと違う路線で話進めてほしかったなぁ。そのくだり辺りから流し読みになっちゃいました。別にそういう話に拒否感があるわけじゃないんですけどね(笑)最近女性の人生について描かれたもっと濃い作品を何冊か読んでたせいか、こちらは物足りなさすぎでした。
読了日:12月27日 著者:嶋津 輝


クライマーズ・ハイ (文春文庫)クライマーズ・ハイ (文春文庫)感想
横山秀夫ファンを名乗ってるくせに、この代表作を読んでいなかったという…。横山さんにしか書けないですよね、この作品は。内容はもちろんですけど、この男社会のどろどろした感じとかは横山さんらしさ全開ですよね。文章も少し硬派な感じで好きなんですよね。今年中に読みたいと思っていましたが、読めてよかった。これを今年の読み納め作品にします。そういえば、冒頭で土合駅が登場して興奮しました。中学の林間学校で行きましたよー、あの階段登りましたよー。谷川岳も登りましたよー。と懐かしい記憶を思い出しつつ読みました。
読了日:12月28日 著者:横山 秀夫

◎特に印象に残った作品
『雲を紡ぐ』伊吹有喜
『対岸の家事』朱野帰子
『絞め殺しの樹』河﨑秋子
『ななみの海』朝比奈あすか
『黒い糸』染井為人

2023年はたくさんの作品を読むことができ、たくさんの素晴らしい作品に出会うことができました!
2024年はどんな作品に出会えるでしょうか〜。
楽しみですね!

こんにちは!

皆さん、お待たせしました!
私が2023年に読んだ中で、特に良かったと感じた本を発表したいと思います!!


読んだ本の数

2022年に読んだ本の数は、237でした!!

昨年が163冊だったので、大幅更新!!

たくさん読んだので、その分素敵な作品たちとたくさん出会えて、めちゃくちゃ楽しかったです!
 

それではさっそく発表ー!!

この中には、2023年に発売された本以外のものも含みますので、ご了承ください。
けっこう前に出版された作品も含みます。 

まずは10位から6位までの発表!

第10位


これは3月くらいに読んだので、けっこう記憶は薄れていますが、めちゃくちゃ面白かった記憶はあるし、めちゃくちゃ大好きだった記憶が残ってるので、今年の1位に選びました!
世のお母さん全員に読んでもらいたいと思った作品!
いや全世界の老若男女に読んでもらいたいと思ったかな(笑)
ヒップホップとかラップとかには全く興味ないですけど、めっちゃノリノリで読みましたよね。
もうこの明子さんのパワフルおかんぶりが超爽快!!
笑って泣けて感情揺さぶられまくりの一冊でした!
これはまた読み返したいなー。


番外編:11〜21位 順位はつけてません

『私たちの世代は』瀬尾まいこ
『夏の体温』瀬尾まいこ
『最後の祈り』薬丸岳
『ロスト・ケア』葉真中顕
『狙撃手の祈り』城山真一
『おしょりん』藤岡陽子
『楽園のカンヴァス』原田マハ
『羊と鋼の森』宮下奈都
『ラブレス』桜木紫乃
『雲を紡ぐ』伊吹有喜
『絞め殺しの樹』河﨑秋子

2023年まとめ

ベスト21の中に、瀬尾まいこさんが3作品、藤岡陽子さん・原田マハさん・伊吹有喜さんがそれぞれ2作品ランクインしました。
この2年間で本を読みまくった結果、好きな作家さんがだいたい固定されてきた気がします。

今年は、社会派ミステリーはあまり好きな作品に出会えなかったかな…というのが少し残念でした。
ミステリーが好きと言うと、本格ミステリーが好きな人の方が圧倒的に多いと思うし、話題になるのもだいたい本格ミステリーの作品ばかりなので、社会派ミステリー自体がそんなにないのかな…なんて思うのですが…。
本格ミステリーはぶっちゃけあまり興味ないんですよ。
2024年以降は社会派ミステリーのいい作品にもっと出会っていきたいですね!

たくさん読書をしていきたいという願望はあるのですが、体が凝り固まり過ぎててやばいので、読書ペースをかなり落としていこうかと思っています。

好きな作家さんを中心に、読書友達の感想を参考にしながら、ゆっくり楽しんでいきたいと思います。

2023年のベストブック、いかがでしたか?
皆さんの読書ライフの参考になれば嬉しいです。
それでは、また2024年に〜!良いお年を〜!







こんにちは!
11月に読んだ本をまとめます!!

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11月の読書メーター

読んだ本の数:24
読んだページ数:7183


20歳のソウル: 奇跡の告別式、一日だけのブラスバンド20歳のソウル: 奇跡の告別式、一日だけのブラスバンド感想
大義くんの人望というか、きっと誰からも慕われて頼りにされる素晴らしい性格の持ち主だったんだろうと想像して、どうしてこんなにいい子がこんなに早く亡くならないといけないの…と思ってしまう。だけど、音楽が大好きで、市船の吹奏楽部に青春を捧げて過ごした高校時代は、きっとすごく楽しかったんだろうな。市船吹奏楽部がすごいのか、他の強豪校もみんなそうなのかわからないけど、めちゃくちゃ忙しくて大変そうですね。その大変な日々で繋がった部員たちの絆にも感動。YouTubeで市船soulを聴きました。
読了日:11月02日 著者:中井 由梨子


翳りゆく夏 (講談社文庫)翳りゆく夏 (講談社文庫)感想
江戸川乱歩賞受賞作ということで、期待して読みましたが、正直少し物足りなく感じました。冗長に感じるところが多く、かなり斜め読みしてしまいました。真相に辿り着く過程も急すぎる気がします。どんでん返しといえばそうなのかもしれないけど、急に犯人がわかって、あまり何の感情も起こらなかったです。もう少し意外な真相を期待してしまったかな。辛口になってしまいましたが、真相を知りたくて一気読みしたので、つまらないというわけではないです…。
読了日:11月03日 著者:赤井 三尋


坂の途中の家坂の途中の家感想
角田光代さん、きっと子育て経験者だから子持ち女性の心理描写が上手なんだねーと思ってたら、お子さんいらっしゃらないのね?マジかー(笑)この作品のいろんな人の感想を読んだら、女性でも、里沙子の気持ちがよくわかるって言ってる人と、里沙子がネガティブすぎるって言ってる人に、分かれてる感じがしますね。私は自分かと思うくらい里沙子の気持ちはよくわかると思って読みましたが…。里沙子の心情描写が繰り返されるので、少し退屈ではあったけど、ここまで細かく文章に表せるのはすごいと思いました。
読了日:11月05日 著者:角田光代


可燃物可燃物感想
面白いんだけど、正直言うと、少し物足りない感じはしました…。5編どれも個性があって、フーダニット、ハウダニット、ホワイダニット、全て楽しめます。1番好きなのは『命の恩』かな。葛警部は嫌いじゃないけど、もう少し人となりが知りたかった。シリーズ化されるのかな。警察が主人公の短編集と言えば、米澤さんも参考にしたとおっしゃってますが、やっぱり横山秀夫さんですよね。横山さんと比べてしまって、物足りなく感じてしまったのかもしれないです。それと『満願』みたいなゾゾっとする感じの短編集の方が好きかもしれない。
読了日:11月06日 著者:米澤 穂信


狙撃手の祈り狙撃手の祈り感想
いやぁー、めちゃくちゃ面白かった!かなり満足!「地下鉄サリン事件」と「警察庁長官狙撃事件」をモチーフにしたフィクション。プロット的には『罪の声』と似たような感じでしょうか。この物語の真相が、実際の事件の真相なんじゃないかと思うような錯覚に陥りますね。序盤からめちゃくちゃ面白くて、尻すぼみだったらどうしよう…という変な心配をしながら読みましたが、最後まで面白かったです。終わり方も切なくて余韻が残りますね。城山さん、短編も長編も両方好きだな。UKバンドのoasisファンの方もぜひ読んで下さい(笑)
読了日:11月07日 著者:城山 真一


おいしいごはんが食べられますようにおいしいごはんが食べられますように感想
あっという間に読めた。これ、タイトルで騙されますね!ほっこり系の話かと思うじゃん(笑)けっこうイライラする作品でした…。まぁどこにでもありそうな職場ですよね。私は強いて言えば(仕事に対する姿勢だけ)押尾さんタイプだと思いますが、芦川さんと二谷は好きじゃないなー。特に芦川さんはどう考えても女性の敵タイプよね?大して仕事しないのに手作りお菓子ばっかり持ってくるとか…私なら一言言ってしまいそう(汗)こういう女性って、男性は本音ではどう思ってるの?二谷も全然芦川さんと合わないのに、結婚するの?意味わからん。
読了日:11月07日 著者:高瀬 隼子


シリウスの反証シリウスの反証感想
『雪冤』が面白かったので、どんどん読んでいこうと決めた作家さんですが(社会派ミステリー好きのくせに今さらですが…)、こちらも一気読みの面白さでした。冤罪を証明できるのか、ハラハラしながら読みました。指紋鑑定の方法ってそうやるのね?コンピュータで一致したら完璧だと思ってた…。
読了日:11月09日 著者:大門 剛明


きみはいい子 (一般書)きみはいい子 (一般書)感想
しばらくこういった母娘関係に関する作品を避けてたのですが、久しぶりに読むとやっぱりこたえますね…。私自身、母親とあまり関係が良くなくて、一時期こういったテーマの作品をよく読んでて、一応気持ちに整理はつけたつもりではありましたが、こういう作品を読むとやっぱりちょっと動じてしまいますね。自分と子供たちの関係性とかも考えてしまいますしね。どの話もすごく印象に残ったけど、「こんにちは、さようなら」が一番印象的でした。何と言っていいかわからないけど、すごく切なかった。「べっぴんさん」も読んでてすごく苦しかった。
読了日:11月11日 著者:中脇 初枝


踏切の幽霊踏切の幽霊感想
幽霊とか霊的なものはあまり信じてないのですが、それを言ったらこの作品のレビューは白けたものになってしまうので(笑)踏切に現れる女性の幽霊が一体何者なのか、松田と一緒に探してるような感覚になりました。女性の生い立ちがわかって、切なくなってしまいました。松田が妻を一途に思う気持ちと、幽霊の正体を必死で追う姿に心を打たれました。
読了日:11月12日 著者:高野 和明


ゴリラ裁判の日ゴリラ裁判の日感想
正直あまり期待してなかったんですが、面白かったし、考えさせられる内容でした。そして何より、ローズが聡明で魅力的な女性でした。ユーモアもあるし。人間だったら、友達になりたい。あ、ローズは人間だから、友達になれるかな。序盤は私を何を読んでるんだ?と思いましたが、だんだん面白くなってきて、最後の裁判のシーン辺りはかなり前のめりになって読みました。私が陪審員だったら、どう感じただろう。この本を読んでいる間はどうしてもローズ寄りになってしまったけど。ローズはゴリラでもあり、人間でもあるから、少し羨ましくもなった。
読了日:11月13日 著者:須藤 古都離


昨夜のカレー、明日のパン昨夜のカレー、明日のパン感想
評価が高い本ですが、残念ながら私には合わなかったようで、特に響いてくるものがありませんでした…。涙が溢れる感動作、みたいなレビューをたくさん見た気がしたんですけど、私の感性おかしいのかな…。あまり現実に身近にいなそうなタイプの人がたくさん出てきたからでしょうか…。すぐ詐欺みたいなのに引っかかる男性陣に好感が持てなかったのかな。ほんわか温かい気持ちにはなりましたが。
読了日:11月14日 著者:木皿 泉


人間に向いてない人間に向いてない感想
カフカの変身そのままのような冒頭から、どのように話が展開するのか気になって読みました。すごく読みやすかったし、面白いのだけど、結局何が言いたいのかがぼやけてるような印象を受けました。引きこもりやニートになるのは、全部親のせいとでも言いたいのかな?と最後には思ってしまった。そりゃ子供のことを認めて寄り添うのが大事で、美晴はそれができてなかったのかもしれないけど、全部母親のせいにされてるようで、ちょっとモヤモヤしました。子育てって子供を認めて寄り添ってるつもりでも、うまくいかないこともあると思うんです…。
読了日:11月15日 著者:黒澤 いづみ


舟を編む舟を編む感想
うわー、何でこれ今まで読んでなかったんだろうー⁈これは本屋大賞1位も納得!めちゃくちゃ好きだわ。こんな学生アルバイトがあるなら、やってみたかったなぁ。ユーモアに溢れてて、クスッと笑える場面もたくさんあって面白かった。じーんとしたりほろっとする場面もたくさんあり、最後は涙が流れました。最近辞書って触れてないなぁ。今は何でもネットで調べられるからなぁ…。子供たちもあまり辞書を使ってる感じしないし、どんどん使われなくなっていくのかな。馬締を始めとした登場人物がみんな魅力的で、一緒に働いてみたいと思いました。
読了日:11月16日 著者:三浦 しをん


知らないと恥をかく世界の大問題14 大衝突の時代――加速する分断 (角川新書)知らないと恥をかく世界の大問題14 大衝突の時代――加速する分断 (角川新書)感想
以前にこのシリーズを読んだことはありますが、久しぶりに読みました。やっぱりわかりやすいですね〜。これを読んだら世界のことがわかった気になります。これからは出るたびに読もうかな。解説してくれるだけではなくて、その背景や歴史的なできごとなども親切に丁寧に解説してくれてるのが、すごく助かります。
読了日:11月17日 著者:池上 彰


楽園のカンヴァス楽園のカンヴァス感想
『本日は、お日柄もよく』がすごくよくて、次はどれを読もうかと悩んでこちらにしました。美術についてのセンスも知識もゼロなので不安でしたが…めちゃくちゃよかった!感動した!読み終わってなぜだか感極まって泣いてしまった…。余韻がすごい。原田マハさんすごくないですか!ルソーの人生も絵画も全く興味なかったのに…。また、他の登場人物もよかったですね。織絵とティムうまくいかないのかなぁ〜なんて思ったりして。ちょっとミステリー仕立てにもなってるのもよかった。絵画系の作品は避けようかと思ってたけど、もっと読みたくなった。
読了日:11月19日 著者:原田 マハ


1分で血流はよくなる!: 1分のかんたん体操で不調がスッキリ解消!1分で血流はよくなる!: 1分のかんたん体操で不調がスッキリ解消!感想
それほど目新しいことが書いてあるわけではなかったですが…とにかく「第二の心臓」と言われるふくらはぎを使うことでしょうか。かかと上げ下げなどはたまに意識してやっていますが、習慣付けてやろうと思った。あとはツボ押しとウォーキングかな。
読了日:11月19日 著者:塚田 真也


君が手にするはずだった黄金について君が手にするはずだった黄金について感想
私小説ではないのよね?私小説なの?よくわからないけど、小川さんの日常をベースに書かれてるんだろう。この作品、感想を書くのが難しい。村上春樹に似てるって書いてる方もチラホラ見かけますね。私は村上春樹さん読んだことがないので、わからないけど(笑)哲学的で読みにくいようで読みやすいところが、小川さんらしいように感じます。理屈っぽいところとか、捻くれた感じもね。と言っても、小川さんもまだ3冊目なんだけど。とにかく頭の良い人が書く文章だと感じます。私も承認欲求はあるけど、この作品に出てくる人ほどではないなと思った。
読了日:11月20日 著者:小川 哲


リカバリー・カバヒコ (文芸書・小説)リカバリー・カバヒコ (文芸書・小説)感想
さすが安定の青山美智子さん。青山さんの作品は詩集以外は全て読んでいます。今作も青山さんらしく、優しくて温かい物語でしたが…、正直に言うと少し物足りなかったかな…。いつもよりあっさりしてるかな。今までの作品は最後に「え?」という驚きが必ずあった気がしますが、今回はそれがなかったせいでしょうか。涙腺もそこまでゆるまず…でした。前向きな気持ちにさせてくれるような温かい作品であることには間違いないですが。カバヒコ可愛いしね。第2話のママ友の話はムカムカしましたね。
読了日:11月21日 著者:青山美智子


夜の道標 (単行本)夜の道標 (単行本)感想
あー、残念、また先にネタバレレビューを読んでしまってたみたい…。読み始める前にamazonレビューとか読んだらダメですね(笑) それでも、それなりに面白かったですが。ただ、終わり方がちょっと雑な感じもしました。豊子とか波留の父親のその後とか、いろいろ気になったまま終わってしまった感じ。
読了日:11月22日 著者:芦沢 央


13階段13階段感想
文庫版の13階段をかなり前に読んだ記憶はあるけど、内容をほぼ覚えていないので再読。江戸川乱歩賞受賞作の中でもかなり評価の高い作品だと思うのですが、やはり面白かったです。一気読みです。私の大好きな薬丸岳さんがこれを読んで『天使のナイフ』を書いたというから、やはり一度再読しておこうと思ったわけです。社会派ミステリでしかもどんでん返しがあるというのが、私の1番好きなタイプの作品なので、これもドンピシャですよね。
読了日:11月23日 著者:高野 和明


ラブレスラブレス感想
波瀾万丈というか、めちゃくちゃ凄絶…。この時代の北海道の開拓村の女性がみんな壮絶な暮らしをしていたのかはわからないけど、朝ドラか映画にでもなりそうな人生です。読み終えた時は、古い昭和の映画を観たような気分になりました。百合江の人生は私から見たらとても幸せだとは思えないですが、きっと彼女は幸せだったんでしょう。私はどちらかと言うと里実よりの考えなので、百合江みたいな人がある意味羨ましい。私だったら宗太郎のことも全く許せなさそう…。それにしても桜木紫乃さん初読みだったけど、けっこう圧倒されたな。
読了日:11月24日 著者:桜木 紫乃


子育てはもう卒業します子育てはもう卒業します感想
あー、なんだか共感する部分が多くて疲れた(笑)主人公の3人の女性は私よりは20歳くらい年上だと思うけど、それでも共感するところが多かったなぁ。私の時代も就職は氷河期で、いい大学出てもなかなか内定が出なくて、寿退社するのもまあまあ普通だったし。私もそんな中の一人で、今は必死に子育てしてるけど、もっと子育て以外のことを頑張りたいなぁと思ってる毎日。でも、他人の人生って良く見えるもんなんだよねぇ。私からしたらこの3人もそれなりに幸せそうだし、それぞれ子供は立派に育ってるように見えるし。あー早く子育て卒業したい。
読了日:11月26日 著者:垣谷美雨


つみびと (単行本)つみびと (単行本)感想
実際の事件をもとにしたフィクションとのことで、早見和真さんの『八月の母』を何となく思い出しながら読みました。読み終わって、いろんな人のレビューを読んで、いろんな考えがあるなぁと思っているところです。こういう事件の背景を探ると、加害者が壮絶な環境で育った場合が多く、同情したくなる気持ちを持ってしまう。この作品の蓮音も、その母の琴音もそうです。今回改めて思ったのが、こういうケースは、周辺にいる男性たちにろくでもない人間が多いということ。子供を育てるのは女だけの仕事じゃない。つみびとはたくさんいるように思った。
読了日:11月28日 著者:山田 詠美


心淋し川心淋し川感想
ずっと気になってて読もうと思ってた作品。読み始めたら一気読みでした。特にこれといった事件が起こるとかではないのに、なぜだか引き込まれてあっという間に読み終わりました。登場人物みんなそれぞれ何かを抱えていたり、背負っていたりするけど、温かくて人情味溢れるじんわり沁みるような物語でした。「冬虫夏草」の吉みたいな姑は絶対嫌だなぁと思いながら読みましたが、他の人物には概ね好感を持ちました。
読了日:11月30日 著者:西條 奈加


【印象に残った本】
1位は、三浦しをんさんの『舟を編む』
城山真一さんの『狙撃手の祈り』
原田マハさんの『楽園のカンヴァス』
桜木紫乃さんの『ラブレス』
山田詠美さんの『つみびと』

11月は24冊も読んだので、印象に残った本もたくさんありました。
三浦しをんさんは初めて読んだのですが、『舟を編む』はめちゃくちゃよかったですねー!
さすが本屋大賞を受賞した作品だなぁと思いました。
もっと早く読んでおけばよかった。

桜木紫乃さんも初めて読みましたが、他の作品も読んでみたいと思いました。

原田マハさんは2冊目ですが、アート系の作品は合わないかな?と思ってたけど、読んでみたらすごくよかった!
他の作品も読んでいきたいです。

今年も残すところあと1ヶ月だけですねー。
あと何冊読めるでしょうか。
今年の締めくくりにガツンとくるような作品に出会えたらいいなぁ。

皆様も素敵な読書ライフを〜🎵

 

こんにちは!
10月に読んだ本をまとめます!

読書メーターというアプリを利用していて、そちらの機能を使ってまとめています。

10月の読書メーター
読んだ本の数:20
読んだページ数:5744


近畿地方のある場所について近畿地方のある場所について感想
Twitterでさんざん怖い怖い言われてるので、怖いもの読みたさで読んでみました。いやー、怖くなかったですね。こういう作り話感が強い話はあまり怖いと思えないんですよね。霊感が全くないので、怖い思いをしたこともないし。最初の方は、心霊系の話がたくさん出てきて、わくわくしながら読んだんですが、ちょっと尻すぼみでしたね…。もっとゾゾっとさせるような真相でもあるのかな〜と予想したのですが、え?それでおしまい?みたいな。ちゃんと理解できてないのかな(笑)袋とじもただ怖がらせるだけのもので、かえって怖くなかったです。
読了日:10月01日 著者:背筋


専業主婦が就職するまでにやっておくべき8つのこと専業主婦が就職するまでにやっておくべき8つのこと感想
元がかなりハイスペックな女性なので、どうせその辺の主婦とは全然違うでしょ、と思ってしまう部分があり、能力があるからいろんな所から声がかかるわけでしょ、とも思ってしまうが、読んですごく刺激にはなったし、共感する所も為になる所もあった。私は専業主婦に毛が生えた程度の兼業主婦だけど、主婦業や母親業に対してあまりやりがいを感じられるタイプではない。でも、この本を読んで、もっと自分の役割に誇りを持ってもいいのかなと思った。まだ子育て期間は残っているが、将来に向けて今できることからやっていきたい。とにかく体力作りね!
読了日:10月03日 著者:薄井 シンシア


逆転正義逆転正義感想
下村さんは「闇に香る嘘」しか読んだことがないのですが、いろいろ読みたいと思っている作家さんです。6つの話、どれも個性があって、しっかり騙してきて面白かったです。少し読めた話もありましたが。「ストーカー」の話、ちょっと無理〜と思って具合悪くなりかけました。私も頭が凝り固まってて、正義を振りかざしそうになるタイプなので、気をつけないといけないなと思いました。この本、何かの本に似てると思ったら、「真相をお話しします」を少し社会派にした感じかな。どんでん返しファンにもいいけど、社会派ミステリ好きにもおすすめ。
読了日:10月05日 著者:下村 敦史


アンナ・カレーニナ (まんがで読破 MD106)アンナ・カレーニナ (まんがで読破 MD106)感想
かなりコンパクトにまとまっているので、この漫画だけ読むと、不倫はやっぱりしたらダメだよねぇ、結局不幸になるよねぇ、みたいな感想になってしまう(笑)きっと原書はもっといろんなことを深く描いているのではないかな、と想像します。
読了日:10月06日 著者:トルストイ


マクベス (まんがで読破)マクベス (まんがで読破)感想
英文学の授業で部分的には読んだことがあったような…(笑)大体の内容は知っていましたが、漫画で読んでみました。シェイクスピアの作品って、今読んでもまあまあ面白いですよね。当時の劇場で観たら、めちゃくちゃ面白かったんだろうな〜と思います。人間の本質を描いているから、いつの時代にもどこの国でも受け入れられるんだろうな。他のも読んでみよう。
読了日:10月06日 著者:シェイクスピア


老子 (まんがで読破 MD105)老子 (まんがで読破 MD105)感想
論語を読んだので、次は老子も、ということで読んでみました。論語よりわかりやすかったような?ストーリーが少し極端なものが多かったせいか、面白く感じました(笑)私もそうですが、欲ばっかり求めてたらダメですね。「相応に足る」ことを学ばなければならないですね。でも「現状に満足する」だけでは「あきらめ」になってしまう。要は、自分のことをよく知り、自分の届きそうな範囲で成長していこうと努力すればいいのかな。論語も老子ももう少し理解しようとするなら、もっといろんな本を読んだ方がよさそう。
読了日:10月12日 著者:老子


グレート・ギャツビー (まんがで読破)グレート・ギャツビー (まんがで読破)感想
私の理解力不足かもしれないんですが、話が分かりにくく、ネットであらすじを読んでしまいました…。何とも哀しい話ですね…。救いがない。このシリーズ、気軽に読めていいんですが、きっと原書を読まないと、雰囲気とか細かい所は伝わってきてないんだろうな、と思います。
読了日:10月12日 著者:フィッツジェラルド


存在のすべてを存在のすべてを感想
じわーっと余韻の残る作品。最後の方は泣けるという感想が多かったですが、私は涙ぐむ程度でした…。「罪の声」の方が好みではありますが、こちらも読み応えがあって、一気読みでした。最後に向けてだんだん真相がわかっていく過程にはぐいぐい引き込まれましたが、その割に最後が少しあっけなく終わったかな、と個人的には思いました。でも、切ない社会派ミステリーで、好みの感じではあります。映像化されそうですね。
読了日:10月14日 著者:塩田 武士


変身 (まんがで読破)変身 (まんがで読破)感想
虫の描写が個人的にホラーでした…。何を描きたかったのか、漫画だから伝わってこないのか、私の理解力不足か、ただ不条理なだけなのか。よくわからないですが、母はともかく、父と妹はひどくない?主人公が気の毒。きっと真面目で頑張りすぎる性格なんでしょう。病んでしまうのもよくわかる。虫に変身したというのは精神的に病んでしまった例えなんでしょうか。いろいろ解釈がありそうです。
読了日:10月17日 著者:カフカ


三千円の使いかた (単行本)三千円の使いかた (単行本)感想
御厨家の女性たちがみんな現実的でしっかりしてる感じなのに対して、登場する男性たちがみんな頼りない感じで、少しイライラしました。タイトルから想像してた内容とはちょっと違ったけど、いろんな世代や立場の女性がどうお金や結婚と向き合っているか、共感するところも多く、楽しく読めました。誰に1番共感した、とかはないけど、御厨家の人たちはけっこう好きです。常識的な人たちですよね。こういう本を読んでていつも思うのが、いい友達を持ってて羨ましいなぁ〜ってことです。癌の診断を一緒に聞きに行ってくれる友達なんて私にはいないよ。
読了日:10月20日 著者:原田 ひ香


もうひとつの評決(祥伝社文庫こ17-71) (祥伝社文庫 こ 17-71)もうひとつの評決(祥伝社文庫こ17-71) (祥伝社文庫 こ 17-71)感想
裁判員制度をテーマにした作品。こういうのを読んでしまうと、裁判員に選ばれてしまったら怖いなぁ〜としか思えなくなってしまいます。人を裁くなんてとてもじゃないけど荷が重すぎる。最後うまくまとまりすぎてる印象ですが、面白く読めました。
読了日:10月22日 著者:小杉健治


赤と黒 (まんがで読破)赤と黒 (まんがで読破)感想
平民からのし上がってやろうという出世欲?がめちゃくちゃすごいジュリアンという青年の話。こういう野心に燃えた人は嫌いじゃないし、ましてやイケメンなら私も惚れてしまいそうだなぁと思いながら読みました(笑)このまんがで読破シリーズにありがちですが、サラッと読めすぎて、いまいち大した感想が出てきません…。時代背景とかを手軽に知ることができるのはいいかな。
読了日:10月22日 著者:スタンダール


ファウスト (まんがで読破)ファウスト (まんがで読破)感想
すごく読みやすかったし、面白かったですが、結末がわかりにくかったです…。またまた私の理解力不足でしょうか。読み終わってあらすじをネットで調べました。ただ原書を読まないと、深いところまでは理解できないのかなと思います。
読了日:10月22日 著者:ゲーテ


雪冤雪冤感想
久しぶりに私の好みドンピシャな社会派ミステリを読んだ気がします。でも…やはり皆さん言われてるように終盤が残念な感じはありました。どんでん返そうとする意気込みみたいなものは感じられますが、それが逆効果な気もしました(上から目線でごめんなさい笑)。真相を知ってしまうとなおさらうーんとなってしまうような真相でしたね…。ちょっと矛盾点も感じるような…。それでも真相を知りたくてかなり駆け足で読みましたし、一気読みするほど面白かったのは事実です。初読み作家さんですが、面白そうな作品も多いので色々読んでいきたいです。
読了日:10月24日 著者:大門 剛明


幻世(まぼろよ)の祈り―家族狩り〈第1部〉 (新潮文庫)幻世(まぼろよ)の祈り―家族狩り〈第1部〉 (新潮文庫)感想
1巻ずつ完結するのかと思ってたら、5巻全部続いてるのね!まだ事件が起こったばかりで、何とも言えないけど、登場人物がどう繋がっていくのか、先が読めなくて楽しみです。天童荒太さんは何となく暗くて救いようのない話を書く作家さんのイメージがあって、読む勇気がなかったのですが、読書友達がこのシリーズをおすすめしていたので、読んでみようと思いました。今のところ、主要な登場人物がみんな好きじゃないけど、話は面白くて好みの感じです。ドラマもやってたんだなー。観たかった。慌てて図書館で続きを予約しました(笑)
読了日:10月25日 著者:天童 荒太


遭難者の夢―家族狩り〈第2部〉 (新潮文庫)遭難者の夢―家族狩り〈第2部〉 (新潮文庫)感想
家族狩り2巻目。各登場人物のことが少しずつ詳しくわかってきたけど、まだまだどう展開していくか読めない。最後でまた事件が起こったところで、3巻目へ。
読了日:10月28日 著者:天童 荒太




贈られた手―家族狩り〈第3部〉 (新潮文庫)贈られた手―家族狩り〈第3部〉 (新潮文庫)感想
あまりストーリーが進んでるわけでもないし、新しい事実がわかってきたわけでもないのに、ページをめくる手が止まらない不思議な作品。しかも主要な登場人物の誰も好きになれないし、味方をしたくなる人物がいるわけでもないのに、どんどん読みたくなる。まだ事件の真相に辿り着ける雰囲気もないし…。怪しい人物は何人か出てきているけど、一体どういう真相に辿り着くのか。ところどころなんだか泣きたくなるような部分もあって切ないです。家族ってめちゃくちゃ難しいですよね。
読了日:10月28日 著者:天童 荒太


巡礼者たち―家族狩り〈第4部〉 (新潮文庫)巡礼者たち―家族狩り〈第4部〉 (新潮文庫)感想
いよいよ怪しい人物がさらに怪しくなってきたけど、彼らが真犯人なのか?それにしても馬美原ももう少し佐和子のことちゃんと考えてあげたら?と言いたくなる。こんな旦那、私なら嫌だ。さて、5巻目でどんな真相が待ってるのか、楽しみです。
読了日:10月29日 著者:天童 荒太


まだ遠い光―家族狩り〈第5部〉 (新潮文庫)まだ遠い光―家族狩り〈第5部〉 (新潮文庫)感想
5巻ありますが、2日で一気に読みました。一応ミステリではあるけど、犯人探しを楽しむミステリではなく、家族とは何か、家族とはどうあるべきか、というテーマを巡ったいろんな人々の物語でした。簡単に感想が書ける物語ではないです。改めて感じたことは、やっぱり家族って難しいってこと。遠い世界でどんなに苦しんでる人々がいても、1番に思い悩むのはやっぱり自分の周りのことですよね。正しい家族って何かわからないけど、自分の近い人のことをまず大切にすることが必要なんだと思う。家族を持つこと、親になることの責任の重さを感じた。
読了日:10月29日 著者:天童 荒太


アリアドネの声アリアドネの声感想
うーん、Twitter(Xか)で夏頃よく見かけて、割と評価が高いようだったので読んでみましたが、こういう流行ってる作品が合わないんでしょうか…期待して読むからいけないんでしょうか…この作品も期待しすぎたようです。最後が気になってかなり駆け足で読んでしまったからいけないのかな…。読後感はよかったですが、どんでん返しもそんなに驚くほどでもなく終わってしまいました。
読了日:10月30日 著者:井上 真偽


【印象に残った本】
天童荒太さんの『家族狩り』
大門剛明さんの『雪冤』

天童さんは『永遠の仔』や『悼む人』なども以前から気になっていますが、かなり重い感じだと思うので、また元気のある時にでも挑戦してみようかと思います。

大門さんは初めて読みましたが、けっこう好きな予感がするので、いろいろ読んでいこうと思います。


11月はどんな本に出会えるでしょうか。
皆様も素敵な読書ライフを!!

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