本のむし子

40代主婦の読書日記ブログです。読んだ本の感想などを気ままに書いていきます。

読書感想以外のあれこれ

こんにちは!
11月に読んだ本をまとめます!!

読書メーターというアプリを利用していて、そちらの機能を使ってまとめています。

11月の読書メーター

読んだ本の数:24
読んだページ数:7183


20歳のソウル: 奇跡の告別式、一日だけのブラスバンド20歳のソウル: 奇跡の告別式、一日だけのブラスバンド感想
大義くんの人望というか、きっと誰からも慕われて頼りにされる素晴らしい性格の持ち主だったんだろうと想像して、どうしてこんなにいい子がこんなに早く亡くならないといけないの…と思ってしまう。だけど、音楽が大好きで、市船の吹奏楽部に青春を捧げて過ごした高校時代は、きっとすごく楽しかったんだろうな。市船吹奏楽部がすごいのか、他の強豪校もみんなそうなのかわからないけど、めちゃくちゃ忙しくて大変そうですね。その大変な日々で繋がった部員たちの絆にも感動。YouTubeで市船soulを聴きました。
読了日:11月02日 著者:中井 由梨子


翳りゆく夏 (講談社文庫)翳りゆく夏 (講談社文庫)感想
江戸川乱歩賞受賞作ということで、期待して読みましたが、正直少し物足りなく感じました。冗長に感じるところが多く、かなり斜め読みしてしまいました。真相に辿り着く過程も急すぎる気がします。どんでん返しといえばそうなのかもしれないけど、急に犯人がわかって、あまり何の感情も起こらなかったです。もう少し意外な真相を期待してしまったかな。辛口になってしまいましたが、真相を知りたくて一気読みしたので、つまらないというわけではないです…。
読了日:11月03日 著者:赤井 三尋


坂の途中の家坂の途中の家感想
角田光代さん、きっと子育て経験者だから子持ち女性の心理描写が上手なんだねーと思ってたら、お子さんいらっしゃらないのね?マジかー(笑)この作品のいろんな人の感想を読んだら、女性でも、里沙子の気持ちがよくわかるって言ってる人と、里沙子がネガティブすぎるって言ってる人に、分かれてる感じがしますね。私は自分かと思うくらい里沙子の気持ちはよくわかると思って読みましたが…。里沙子の心情描写が繰り返されるので、少し退屈ではあったけど、ここまで細かく文章に表せるのはすごいと思いました。
読了日:11月05日 著者:角田光代


可燃物可燃物感想
面白いんだけど、正直言うと、少し物足りない感じはしました…。5編どれも個性があって、フーダニット、ハウダニット、ホワイダニット、全て楽しめます。1番好きなのは『命の恩』かな。葛警部は嫌いじゃないけど、もう少し人となりが知りたかった。シリーズ化されるのかな。警察が主人公の短編集と言えば、米澤さんも参考にしたとおっしゃってますが、やっぱり横山秀夫さんですよね。横山さんと比べてしまって、物足りなく感じてしまったのかもしれないです。それと『満願』みたいなゾゾっとする感じの短編集の方が好きかもしれない。
読了日:11月06日 著者:米澤 穂信


狙撃手の祈り狙撃手の祈り感想
いやぁー、めちゃくちゃ面白かった!かなり満足!「地下鉄サリン事件」と「警察庁長官狙撃事件」をモチーフにしたフィクション。プロット的には『罪の声』と似たような感じでしょうか。この物語の真相が、実際の事件の真相なんじゃないかと思うような錯覚に陥りますね。序盤からめちゃくちゃ面白くて、尻すぼみだったらどうしよう…という変な心配をしながら読みましたが、最後まで面白かったです。終わり方も切なくて余韻が残りますね。城山さん、短編も長編も両方好きだな。UKバンドのoasisファンの方もぜひ読んで下さい(笑)
読了日:11月07日 著者:城山 真一


おいしいごはんが食べられますようにおいしいごはんが食べられますように感想
あっという間に読めた。これ、タイトルで騙されますね!ほっこり系の話かと思うじゃん(笑)けっこうイライラする作品でした…。まぁどこにでもありそうな職場ですよね。私は強いて言えば(仕事に対する姿勢だけ)押尾さんタイプだと思いますが、芦川さんと二谷は好きじゃないなー。特に芦川さんはどう考えても女性の敵タイプよね?大して仕事しないのに手作りお菓子ばっかり持ってくるとか…私なら一言言ってしまいそう(汗)こういう女性って、男性は本音ではどう思ってるの?二谷も全然芦川さんと合わないのに、結婚するの?意味わからん。
読了日:11月07日 著者:高瀬 隼子


シリウスの反証シリウスの反証感想
『雪冤』が面白かったので、どんどん読んでいこうと決めた作家さんですが(社会派ミステリー好きのくせに今さらですが…)、こちらも一気読みの面白さでした。冤罪を証明できるのか、ハラハラしながら読みました。指紋鑑定の方法ってそうやるのね?コンピュータで一致したら完璧だと思ってた…。
読了日:11月09日 著者:大門 剛明


きみはいい子 (一般書)きみはいい子 (一般書)感想
しばらくこういった母娘関係に関する作品を避けてたのですが、久しぶりに読むとやっぱりこたえますね…。私自身、母親とあまり関係が良くなくて、一時期こういったテーマの作品をよく読んでて、一応気持ちに整理はつけたつもりではありましたが、こういう作品を読むとやっぱりちょっと動じてしまいますね。自分と子供たちの関係性とかも考えてしまいますしね。どの話もすごく印象に残ったけど、「こんにちは、さようなら」が一番印象的でした。何と言っていいかわからないけど、すごく切なかった。「べっぴんさん」も読んでてすごく苦しかった。
読了日:11月11日 著者:中脇 初枝


踏切の幽霊踏切の幽霊感想
幽霊とか霊的なものはあまり信じてないのですが、それを言ったらこの作品のレビューは白けたものになってしまうので(笑)踏切に現れる女性の幽霊が一体何者なのか、松田と一緒に探してるような感覚になりました。女性の生い立ちがわかって、切なくなってしまいました。松田が妻を一途に思う気持ちと、幽霊の正体を必死で追う姿に心を打たれました。
読了日:11月12日 著者:高野 和明


ゴリラ裁判の日ゴリラ裁判の日感想
正直あまり期待してなかったんですが、面白かったし、考えさせられる内容でした。そして何より、ローズが聡明で魅力的な女性でした。ユーモアもあるし。人間だったら、友達になりたい。あ、ローズは人間だから、友達になれるかな。序盤は私を何を読んでるんだ?と思いましたが、だんだん面白くなってきて、最後の裁判のシーン辺りはかなり前のめりになって読みました。私が陪審員だったら、どう感じただろう。この本を読んでいる間はどうしてもローズ寄りになってしまったけど。ローズはゴリラでもあり、人間でもあるから、少し羨ましくもなった。
読了日:11月13日 著者:須藤 古都離


昨夜のカレー、明日のパン昨夜のカレー、明日のパン感想
評価が高い本ですが、残念ながら私には合わなかったようで、特に響いてくるものがありませんでした…。涙が溢れる感動作、みたいなレビューをたくさん見た気がしたんですけど、私の感性おかしいのかな…。あまり現実に身近にいなそうなタイプの人がたくさん出てきたからでしょうか…。すぐ詐欺みたいなのに引っかかる男性陣に好感が持てなかったのかな。ほんわか温かい気持ちにはなりましたが。
読了日:11月14日 著者:木皿 泉


人間に向いてない人間に向いてない感想
カフカの変身そのままのような冒頭から、どのように話が展開するのか気になって読みました。すごく読みやすかったし、面白いのだけど、結局何が言いたいのかがぼやけてるような印象を受けました。引きこもりやニートになるのは、全部親のせいとでも言いたいのかな?と最後には思ってしまった。そりゃ子供のことを認めて寄り添うのが大事で、美晴はそれができてなかったのかもしれないけど、全部母親のせいにされてるようで、ちょっとモヤモヤしました。子育てって子供を認めて寄り添ってるつもりでも、うまくいかないこともあると思うんです…。
読了日:11月15日 著者:黒澤 いづみ


舟を編む舟を編む感想
うわー、何でこれ今まで読んでなかったんだろうー⁈これは本屋大賞1位も納得!めちゃくちゃ好きだわ。こんな学生アルバイトがあるなら、やってみたかったなぁ。ユーモアに溢れてて、クスッと笑える場面もたくさんあって面白かった。じーんとしたりほろっとする場面もたくさんあり、最後は涙が流れました。最近辞書って触れてないなぁ。今は何でもネットで調べられるからなぁ…。子供たちもあまり辞書を使ってる感じしないし、どんどん使われなくなっていくのかな。馬締を始めとした登場人物がみんな魅力的で、一緒に働いてみたいと思いました。
読了日:11月16日 著者:三浦 しをん


知らないと恥をかく世界の大問題14 大衝突の時代――加速する分断 (角川新書)知らないと恥をかく世界の大問題14 大衝突の時代――加速する分断 (角川新書)感想
以前にこのシリーズを読んだことはありますが、久しぶりに読みました。やっぱりわかりやすいですね〜。これを読んだら世界のことがわかった気になります。これからは出るたびに読もうかな。解説してくれるだけではなくて、その背景や歴史的なできごとなども親切に丁寧に解説してくれてるのが、すごく助かります。
読了日:11月17日 著者:池上 彰


楽園のカンヴァス楽園のカンヴァス感想
『本日は、お日柄もよく』がすごくよくて、次はどれを読もうかと悩んでこちらにしました。美術についてのセンスも知識もゼロなので不安でしたが…めちゃくちゃよかった!感動した!読み終わってなぜだか感極まって泣いてしまった…。余韻がすごい。原田マハさんすごくないですか!ルソーの人生も絵画も全く興味なかったのに…。また、他の登場人物もよかったですね。織絵とティムうまくいかないのかなぁ〜なんて思ったりして。ちょっとミステリー仕立てにもなってるのもよかった。絵画系の作品は避けようかと思ってたけど、もっと読みたくなった。
読了日:11月19日 著者:原田 マハ


1分で血流はよくなる!: 1分のかんたん体操で不調がスッキリ解消!1分で血流はよくなる!: 1分のかんたん体操で不調がスッキリ解消!感想
それほど目新しいことが書いてあるわけではなかったですが…とにかく「第二の心臓」と言われるふくらはぎを使うことでしょうか。かかと上げ下げなどはたまに意識してやっていますが、習慣付けてやろうと思った。あとはツボ押しとウォーキングかな。
読了日:11月19日 著者:塚田 真也


君が手にするはずだった黄金について君が手にするはずだった黄金について感想
私小説ではないのよね?私小説なの?よくわからないけど、小川さんの日常をベースに書かれてるんだろう。この作品、感想を書くのが難しい。村上春樹に似てるって書いてる方もチラホラ見かけますね。私は村上春樹さん読んだことがないので、わからないけど(笑)哲学的で読みにくいようで読みやすいところが、小川さんらしいように感じます。理屈っぽいところとか、捻くれた感じもね。と言っても、小川さんもまだ3冊目なんだけど。とにかく頭の良い人が書く文章だと感じます。私も承認欲求はあるけど、この作品に出てくる人ほどではないなと思った。
読了日:11月20日 著者:小川 哲


リカバリー・カバヒコ (文芸書・小説)リカバリー・カバヒコ (文芸書・小説)感想
さすが安定の青山美智子さん。青山さんの作品は詩集以外は全て読んでいます。今作も青山さんらしく、優しくて温かい物語でしたが…、正直に言うと少し物足りなかったかな…。いつもよりあっさりしてるかな。今までの作品は最後に「え?」という驚きが必ずあった気がしますが、今回はそれがなかったせいでしょうか。涙腺もそこまでゆるまず…でした。前向きな気持ちにさせてくれるような温かい作品であることには間違いないですが。カバヒコ可愛いしね。第2話のママ友の話はムカムカしましたね。
読了日:11月21日 著者:青山美智子


夜の道標 (単行本)夜の道標 (単行本)感想
あー、残念、また先にネタバレレビューを読んでしまってたみたい…。読み始める前にamazonレビューとか読んだらダメですね(笑) それでも、それなりに面白かったですが。ただ、終わり方がちょっと雑な感じもしました。豊子とか波留の父親のその後とか、いろいろ気になったまま終わってしまった感じ。
読了日:11月22日 著者:芦沢 央


13階段13階段感想
文庫版の13階段をかなり前に読んだ記憶はあるけど、内容をほぼ覚えていないので再読。江戸川乱歩賞受賞作の中でもかなり評価の高い作品だと思うのですが、やはり面白かったです。一気読みです。私の大好きな薬丸岳さんがこれを読んで『天使のナイフ』を書いたというから、やはり一度再読しておこうと思ったわけです。社会派ミステリでしかもどんでん返しがあるというのが、私の1番好きなタイプの作品なので、これもドンピシャですよね。
読了日:11月23日 著者:高野 和明


ラブレスラブレス感想
波瀾万丈というか、めちゃくちゃ凄絶…。この時代の北海道の開拓村の女性がみんな壮絶な暮らしをしていたのかはわからないけど、朝ドラか映画にでもなりそうな人生です。読み終えた時は、古い昭和の映画を観たような気分になりました。百合江の人生は私から見たらとても幸せだとは思えないですが、きっと彼女は幸せだったんでしょう。私はどちらかと言うと里実よりの考えなので、百合江みたいな人がある意味羨ましい。私だったら宗太郎のことも全く許せなさそう…。それにしても桜木紫乃さん初読みだったけど、けっこう圧倒されたな。
読了日:11月24日 著者:桜木 紫乃


子育てはもう卒業します子育てはもう卒業します感想
あー、なんだか共感する部分が多くて疲れた(笑)主人公の3人の女性は私よりは20歳くらい年上だと思うけど、それでも共感するところが多かったなぁ。私の時代も就職は氷河期で、いい大学出てもなかなか内定が出なくて、寿退社するのもまあまあ普通だったし。私もそんな中の一人で、今は必死に子育てしてるけど、もっと子育て以外のことを頑張りたいなぁと思ってる毎日。でも、他人の人生って良く見えるもんなんだよねぇ。私からしたらこの3人もそれなりに幸せそうだし、それぞれ子供は立派に育ってるように見えるし。あー早く子育て卒業したい。
読了日:11月26日 著者:垣谷美雨


つみびと (単行本)つみびと (単行本)感想
実際の事件をもとにしたフィクションとのことで、早見和真さんの『八月の母』を何となく思い出しながら読みました。読み終わって、いろんな人のレビューを読んで、いろんな考えがあるなぁと思っているところです。こういう事件の背景を探ると、加害者が壮絶な環境で育った場合が多く、同情したくなる気持ちを持ってしまう。この作品の蓮音も、その母の琴音もそうです。今回改めて思ったのが、こういうケースは、周辺にいる男性たちにろくでもない人間が多いということ。子供を育てるのは女だけの仕事じゃない。つみびとはたくさんいるように思った。
読了日:11月28日 著者:山田 詠美


心淋し川心淋し川感想
ずっと気になってて読もうと思ってた作品。読み始めたら一気読みでした。特にこれといった事件が起こるとかではないのに、なぜだか引き込まれてあっという間に読み終わりました。登場人物みんなそれぞれ何かを抱えていたり、背負っていたりするけど、温かくて人情味溢れるじんわり沁みるような物語でした。「冬虫夏草」の吉みたいな姑は絶対嫌だなぁと思いながら読みましたが、他の人物には概ね好感を持ちました。
読了日:11月30日 著者:西條 奈加


【印象に残った本】
1位は、三浦しをんさんの『舟を編む』
城山真一さんの『狙撃手の祈り』
原田マハさんの『楽園のカンヴァス』
桜木紫乃さんの『ラブレス』
山田詠美さんの『つみびと』

11月は24冊も読んだので、印象に残った本もたくさんありました。
三浦しをんさんは初めて読んだのですが、『舟を編む』はめちゃくちゃよかったですねー!
さすが本屋大賞を受賞した作品だなぁと思いました。
もっと早く読んでおけばよかった。

桜木紫乃さんも初めて読みましたが、他の作品も読んでみたいと思いました。

原田マハさんは2冊目ですが、アート系の作品は合わないかな?と思ってたけど、読んでみたらすごくよかった!
他の作品も読んでいきたいです。

今年も残すところあと1ヶ月だけですねー。
あと何冊読めるでしょうか。
今年の締めくくりにガツンとくるような作品に出会えたらいいなぁ。

皆様も素敵な読書ライフを〜🎵

 

こんにちは!
10月に読んだ本をまとめます!

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10月の読書メーター
読んだ本の数:20
読んだページ数:5744


近畿地方のある場所について近畿地方のある場所について感想
Twitterでさんざん怖い怖い言われてるので、怖いもの読みたさで読んでみました。いやー、怖くなかったですね。こういう作り話感が強い話はあまり怖いと思えないんですよね。霊感が全くないので、怖い思いをしたこともないし。最初の方は、心霊系の話がたくさん出てきて、わくわくしながら読んだんですが、ちょっと尻すぼみでしたね…。もっとゾゾっとさせるような真相でもあるのかな〜と予想したのですが、え?それでおしまい?みたいな。ちゃんと理解できてないのかな(笑)袋とじもただ怖がらせるだけのもので、かえって怖くなかったです。
読了日:10月01日 著者:背筋


専業主婦が就職するまでにやっておくべき8つのこと専業主婦が就職するまでにやっておくべき8つのこと感想
元がかなりハイスペックな女性なので、どうせその辺の主婦とは全然違うでしょ、と思ってしまう部分があり、能力があるからいろんな所から声がかかるわけでしょ、とも思ってしまうが、読んですごく刺激にはなったし、共感する所も為になる所もあった。私は専業主婦に毛が生えた程度の兼業主婦だけど、主婦業や母親業に対してあまりやりがいを感じられるタイプではない。でも、この本を読んで、もっと自分の役割に誇りを持ってもいいのかなと思った。まだ子育て期間は残っているが、将来に向けて今できることからやっていきたい。とにかく体力作りね!
読了日:10月03日 著者:薄井 シンシア


逆転正義逆転正義感想
下村さんは「闇に香る嘘」しか読んだことがないのですが、いろいろ読みたいと思っている作家さんです。6つの話、どれも個性があって、しっかり騙してきて面白かったです。少し読めた話もありましたが。「ストーカー」の話、ちょっと無理〜と思って具合悪くなりかけました。私も頭が凝り固まってて、正義を振りかざしそうになるタイプなので、気をつけないといけないなと思いました。この本、何かの本に似てると思ったら、「真相をお話しします」を少し社会派にした感じかな。どんでん返しファンにもいいけど、社会派ミステリ好きにもおすすめ。
読了日:10月05日 著者:下村 敦史


アンナ・カレーニナ (まんがで読破 MD106)アンナ・カレーニナ (まんがで読破 MD106)感想
かなりコンパクトにまとまっているので、この漫画だけ読むと、不倫はやっぱりしたらダメだよねぇ、結局不幸になるよねぇ、みたいな感想になってしまう(笑)きっと原書はもっといろんなことを深く描いているのではないかな、と想像します。
読了日:10月06日 著者:トルストイ


マクベス (まんがで読破)マクベス (まんがで読破)感想
英文学の授業で部分的には読んだことがあったような…(笑)大体の内容は知っていましたが、漫画で読んでみました。シェイクスピアの作品って、今読んでもまあまあ面白いですよね。当時の劇場で観たら、めちゃくちゃ面白かったんだろうな〜と思います。人間の本質を描いているから、いつの時代にもどこの国でも受け入れられるんだろうな。他のも読んでみよう。
読了日:10月06日 著者:シェイクスピア


老子 (まんがで読破 MD105)老子 (まんがで読破 MD105)感想
論語を読んだので、次は老子も、ということで読んでみました。論語よりわかりやすかったような?ストーリーが少し極端なものが多かったせいか、面白く感じました(笑)私もそうですが、欲ばっかり求めてたらダメですね。「相応に足る」ことを学ばなければならないですね。でも「現状に満足する」だけでは「あきらめ」になってしまう。要は、自分のことをよく知り、自分の届きそうな範囲で成長していこうと努力すればいいのかな。論語も老子ももう少し理解しようとするなら、もっといろんな本を読んだ方がよさそう。
読了日:10月12日 著者:老子


グレート・ギャツビー (まんがで読破)グレート・ギャツビー (まんがで読破)感想
私の理解力不足かもしれないんですが、話が分かりにくく、ネットであらすじを読んでしまいました…。何とも哀しい話ですね…。救いがない。このシリーズ、気軽に読めていいんですが、きっと原書を読まないと、雰囲気とか細かい所は伝わってきてないんだろうな、と思います。
読了日:10月12日 著者:フィッツジェラルド


存在のすべてを存在のすべてを感想
じわーっと余韻の残る作品。最後の方は泣けるという感想が多かったですが、私は涙ぐむ程度でした…。「罪の声」の方が好みではありますが、こちらも読み応えがあって、一気読みでした。最後に向けてだんだん真相がわかっていく過程にはぐいぐい引き込まれましたが、その割に最後が少しあっけなく終わったかな、と個人的には思いました。でも、切ない社会派ミステリーで、好みの感じではあります。映像化されそうですね。
読了日:10月14日 著者:塩田 武士


変身 (まんがで読破)変身 (まんがで読破)感想
虫の描写が個人的にホラーでした…。何を描きたかったのか、漫画だから伝わってこないのか、私の理解力不足か、ただ不条理なだけなのか。よくわからないですが、母はともかく、父と妹はひどくない?主人公が気の毒。きっと真面目で頑張りすぎる性格なんでしょう。病んでしまうのもよくわかる。虫に変身したというのは精神的に病んでしまった例えなんでしょうか。いろいろ解釈がありそうです。
読了日:10月17日 著者:カフカ


三千円の使いかた (単行本)三千円の使いかた (単行本)感想
御厨家の女性たちがみんな現実的でしっかりしてる感じなのに対して、登場する男性たちがみんな頼りない感じで、少しイライラしました。タイトルから想像してた内容とはちょっと違ったけど、いろんな世代や立場の女性がどうお金や結婚と向き合っているか、共感するところも多く、楽しく読めました。誰に1番共感した、とかはないけど、御厨家の人たちはけっこう好きです。常識的な人たちですよね。こういう本を読んでていつも思うのが、いい友達を持ってて羨ましいなぁ〜ってことです。癌の診断を一緒に聞きに行ってくれる友達なんて私にはいないよ。
読了日:10月20日 著者:原田 ひ香


もうひとつの評決(祥伝社文庫こ17-71) (祥伝社文庫 こ 17-71)もうひとつの評決(祥伝社文庫こ17-71) (祥伝社文庫 こ 17-71)感想
裁判員制度をテーマにした作品。こういうのを読んでしまうと、裁判員に選ばれてしまったら怖いなぁ〜としか思えなくなってしまいます。人を裁くなんてとてもじゃないけど荷が重すぎる。最後うまくまとまりすぎてる印象ですが、面白く読めました。
読了日:10月22日 著者:小杉健治


赤と黒 (まんがで読破)赤と黒 (まんがで読破)感想
平民からのし上がってやろうという出世欲?がめちゃくちゃすごいジュリアンという青年の話。こういう野心に燃えた人は嫌いじゃないし、ましてやイケメンなら私も惚れてしまいそうだなぁと思いながら読みました(笑)このまんがで読破シリーズにありがちですが、サラッと読めすぎて、いまいち大した感想が出てきません…。時代背景とかを手軽に知ることができるのはいいかな。
読了日:10月22日 著者:スタンダール


ファウスト (まんがで読破)ファウスト (まんがで読破)感想
すごく読みやすかったし、面白かったですが、結末がわかりにくかったです…。またまた私の理解力不足でしょうか。読み終わってあらすじをネットで調べました。ただ原書を読まないと、深いところまでは理解できないのかなと思います。
読了日:10月22日 著者:ゲーテ


雪冤雪冤感想
久しぶりに私の好みドンピシャな社会派ミステリを読んだ気がします。でも…やはり皆さん言われてるように終盤が残念な感じはありました。どんでん返そうとする意気込みみたいなものは感じられますが、それが逆効果な気もしました(上から目線でごめんなさい笑)。真相を知ってしまうとなおさらうーんとなってしまうような真相でしたね…。ちょっと矛盾点も感じるような…。それでも真相を知りたくてかなり駆け足で読みましたし、一気読みするほど面白かったのは事実です。初読み作家さんですが、面白そうな作品も多いので色々読んでいきたいです。
読了日:10月24日 著者:大門 剛明


幻世(まぼろよ)の祈り―家族狩り〈第1部〉 (新潮文庫)幻世(まぼろよ)の祈り―家族狩り〈第1部〉 (新潮文庫)感想
1巻ずつ完結するのかと思ってたら、5巻全部続いてるのね!まだ事件が起こったばかりで、何とも言えないけど、登場人物がどう繋がっていくのか、先が読めなくて楽しみです。天童荒太さんは何となく暗くて救いようのない話を書く作家さんのイメージがあって、読む勇気がなかったのですが、読書友達がこのシリーズをおすすめしていたので、読んでみようと思いました。今のところ、主要な登場人物がみんな好きじゃないけど、話は面白くて好みの感じです。ドラマもやってたんだなー。観たかった。慌てて図書館で続きを予約しました(笑)
読了日:10月25日 著者:天童 荒太


遭難者の夢―家族狩り〈第2部〉 (新潮文庫)遭難者の夢―家族狩り〈第2部〉 (新潮文庫)感想
家族狩り2巻目。各登場人物のことが少しずつ詳しくわかってきたけど、まだまだどう展開していくか読めない。最後でまた事件が起こったところで、3巻目へ。
読了日:10月28日 著者:天童 荒太




贈られた手―家族狩り〈第3部〉 (新潮文庫)贈られた手―家族狩り〈第3部〉 (新潮文庫)感想
あまりストーリーが進んでるわけでもないし、新しい事実がわかってきたわけでもないのに、ページをめくる手が止まらない不思議な作品。しかも主要な登場人物の誰も好きになれないし、味方をしたくなる人物がいるわけでもないのに、どんどん読みたくなる。まだ事件の真相に辿り着ける雰囲気もないし…。怪しい人物は何人か出てきているけど、一体どういう真相に辿り着くのか。ところどころなんだか泣きたくなるような部分もあって切ないです。家族ってめちゃくちゃ難しいですよね。
読了日:10月28日 著者:天童 荒太


巡礼者たち―家族狩り〈第4部〉 (新潮文庫)巡礼者たち―家族狩り〈第4部〉 (新潮文庫)感想
いよいよ怪しい人物がさらに怪しくなってきたけど、彼らが真犯人なのか?それにしても馬美原ももう少し佐和子のことちゃんと考えてあげたら?と言いたくなる。こんな旦那、私なら嫌だ。さて、5巻目でどんな真相が待ってるのか、楽しみです。
読了日:10月29日 著者:天童 荒太


まだ遠い光―家族狩り〈第5部〉 (新潮文庫)まだ遠い光―家族狩り〈第5部〉 (新潮文庫)感想
5巻ありますが、2日で一気に読みました。一応ミステリではあるけど、犯人探しを楽しむミステリではなく、家族とは何か、家族とはどうあるべきか、というテーマを巡ったいろんな人々の物語でした。簡単に感想が書ける物語ではないです。改めて感じたことは、やっぱり家族って難しいってこと。遠い世界でどんなに苦しんでる人々がいても、1番に思い悩むのはやっぱり自分の周りのことですよね。正しい家族って何かわからないけど、自分の近い人のことをまず大切にすることが必要なんだと思う。家族を持つこと、親になることの責任の重さを感じた。
読了日:10月29日 著者:天童 荒太


アリアドネの声アリアドネの声感想
うーん、Twitter(Xか)で夏頃よく見かけて、割と評価が高いようだったので読んでみましたが、こういう流行ってる作品が合わないんでしょうか…期待して読むからいけないんでしょうか…この作品も期待しすぎたようです。最後が気になってかなり駆け足で読んでしまったからいけないのかな…。読後感はよかったですが、どんでん返しもそんなに驚くほどでもなく終わってしまいました。
読了日:10月30日 著者:井上 真偽


【印象に残った本】
天童荒太さんの『家族狩り』
大門剛明さんの『雪冤』

天童さんは『永遠の仔』や『悼む人』なども以前から気になっていますが、かなり重い感じだと思うので、また元気のある時にでも挑戦してみようかと思います。

大門さんは初めて読みましたが、けっこう好きな予感がするので、いろいろ読んでいこうと思います。


11月はどんな本に出会えるでしょうか。
皆様も素敵な読書ライフを!!

こんにちは、むし子です!

9月に読んだ本をまとめます!

読書メーターというアプリを利用していて、1ヶ月に読んだ本をまとめる機能があるので、そちらを利用しています。

 9月の読書メーター
読んだ本の数:28
読んだページ数:7039

蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫)蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫)感想
ピアノを習っていたので、音楽に関する作品を探して読んでいるのですが、この作品はあまりに長いので敬遠していました。でも、絶対に読んだ方がいいという声が多く、読む決心をしました(笑)長いけどスラスラ読めるという評判通り、ほんとにスラスラ読めますね。作中に出てくる曲をYouTubeで聴きながら読みました。少し前まではピアノの難曲に挑戦したいという気持ちもあったのですが、こういう作品を読むと次元が違いすぎて、ピアノは聴く専門でいいかと思ってしまいます。「下」を読もうとしたら、結果のページが目に入ってしまった(笑)

読了日:09月01日 著者:恩田 陸


蜜蜂と遠雷(下) (幻冬舎文庫)蜜蜂と遠雷(下) (幻冬舎文庫)感想
何この本、500ページくらいあるのに、すぐ読み終わった!(笑)めちゃくちゃ流れるように読めた。この本を強く勧めてくる人たちの気持ちがわかりました。本から音楽が聴こえてきそうな文章が次から次へと書かれていて、ほんとにすごい。映画は観てませんが、キャストは知っているので、完全にその俳優さんたちで脳内変換されてました。登場人物みんな応援はしましたが、個人的に1番聴いてみたいのは風間塵かな。クラシックに興味がある人はもちろんだけど、興味ない人にもこれだけ読まれて愛される作品って、すごいですよね。
読了日:09月01日 著者:恩田 陸


黒死館殺人事件 (まんがで読破)黒死館殺人事件 (まんがで読破)感想
全然意味わかりませんでした…。笑っちゃうくらい理解できない(笑)もう一回読んで理解しようという気にもならないくらい、私の理解力では無理そう。先日読んだ『ドグラ・マグラ』の方が全然理解できた。これ、小説は絶対読めないだろうな。理解できる人いるんでしょうか…。日本三大奇書のあと一冊は漫画になってなさそうで残念。
読了日:09月02日 著者:小栗 虫太郎


未明の砦未明の砦感想
さすが、これぞ太田愛さん!という骨太な作品でした。主人公4人が勉強をして知識を付けて、どんどん賢く強くなっていく姿がカッコよくて、必死に応援してしまいました。いろんな国の労働環境などについても書かれていて、日本の労働環境や労働条件の劣悪さや、労働者のことなどまるで考えてない法律などについても詳しく知ることができました。このままだと日本はどんどん悪い方向へ向かっていくしかない気がします。なかなか声をあげられる環境でもないですしね。私も含めてですが、無知であることが1番の悪ですね。
読了日:09月04日 著者:太田 愛


戦争と平和 (まんがで読破)戦争と平和 (まんがで読破)感想
原書はたぶん生きてる間に読まなさそうなので…このシリーズに頼ってみることにしました(笑)原書では登場人物が559人も登場するらしいので、きっとこの漫画では本当の主要人物しか出てきていないのでしょう。なので、すごくわかりやすくまとまっている印象で、ちゃんと理解もできました。けっこう面白かったし、原書のごく大事な部分だけしか書かれていないと思うので、原書を読んでみたくなりました。
読了日:09月06日 著者:トルストイ


君主論 (まんがで読破)君主論 (まんがで読破)感想
「君主論」が漫画化されてるというよりは、マキャヴェリが君主論を書くに至るまでの人生について書かれたものですね。君主論の内容は最後の数ページにまとめてあるのみです。世界史に弱いので、イタリアの歴史を読んでて頭が混乱してきた部分もありましたが、マキャヴェリがどのような人物なのかはわかりやすくまとまっていると思います。「戦争と平和」を読んだ時にも思いましたが、世界史やり直さなきゃダメだわ…(笑)
読了日:09月06日 著者:マキアヴェッリ


いらねえけどありがとう いつも何かに追われ、誰かのためにへとへとの私たちが救われる技術いらねえけどありがとう いつも何かに追われ、誰かのためにへとへとの私たちが救われる技術感想
評価が高いようなので読んでみたのですが、どうやら私はエッセイが苦手みたいだなぁ…と気付きました。前に違う女性のを借りてみたけど、途中で読むのをやめてしまったし。何ででしょう…自分の人生が平凡で薄っぺらく感じてしまうからかな(笑)こういう本を出すような人は波瀾万丈な人生を送ってるってことなのかもしれないけど。まぁ、それはそれで、平凡だと感じるということは、毎日穏やかで落ち着いてるってことで、感謝しないといけないですね。もちろん悩みや心配事なんかは常にありますが…。
読了日:09月07日 著者:村井 理子


新! 店長がバカすぎて新! 店長がバカすぎて感想
前作が面白かったのでこちらも読んでみましたが、相変わらず面白かったです。山本店長のウザさ加減がアップしたような。京子と山本店長、前作でちょっといい雰囲気になってなかったっけ?気のせいかな。第3弾も出そうな感じで終わりましたが、どうなんだろう。全体的には好きなんだけど、ほんの少し飽きてきた気もする…。早見和真さんのダークな方の作品のファンなので、そちら方面の新刊の方が読みたいかな。
読了日:09月08日 著者:早見 和真


聖母聖母感想
Twitterの読書友達からおすすめされた作品。めちゃくちゃ面白かった〜。一気読みでした。皆さんのレビュー見てると、割とトリックに気付いた人もいるようですね。「聖母」というタイトルは何を意味するのか、保奈美と真琴がどうつながるのか、最後まで読めず、ワクワクしましたね〜。
読了日:09月09日 著者:秋吉 理香子


1984年 (まんがで読破 MD100)1984年 (まんがで読破 MD100)感想
小説は読まないだろうという作品をこのシリーズで読んでいます。ディストピア小説で有名な作品で、イギリスでは「読んだフリをしている本1位」らしいですね。なんとなく内容は知っているつもりだったのですが、本当に暗くて気が沈んでしまう話でした。しかも何か希望が見えて終わるのかと思いきや、そのままバッドエンドという救いようのない終わり方…。これはますます原書は読まないだろう…。このシリーズ、漫画で読んで理解した気になってしまうけど、それでいいんでしょうか(笑)
読了日:09月10日 著者:ジョージ・オーウェル


論語 (まんがで読破)論語 (まんがで読破)感想
これはわかりやすくて面白い!孔子=こうし、だから牛の先生っていうことでしょうか?(笑)論語がまさかの学園ドラマ仕立てになっていますが、孔子の言葉をウシ子先生がわかりやすく教えてくれます。漫画が面白くて、孔子の言葉よりも、漫画のストーリーにちょっと感動してしまいました…。親子の問題は難しいですよね。論語の内容については、他の本でもっと読んでもいいかもしれない。続けて『続・論語』も読みます。
読了日:09月10日 著者:


続・論語 (まんがで読破)続・論語 (まんがで読破)感想
前作の論語とは打って変わって、孔子の人生や言葉などについて、けっこう詳しく書かれています。生きて行く上で大切だと思われる言葉をたくさん残していますが、どれも実践するとなると難しいものが多いですよね。時々読み返して常に意識して生きていけば、少しは実践できるかもしれない。
読了日:09月10日 著者:


夜に星を放つ夜に星を放つ感想
窪美澄さん2冊目。図書館で予約をして、かなり待って、ようやく回ってきました。直木賞受賞作ということで、ちょっと期待しすぎたかな…。つまらなかったわけじゃないんですが、よくある感じの短編集だな…と思ってしまいました。直木賞ってもう少しパンチのある作品が獲るイメージだったので…(読書歴が浅いので私の勝手なイメージです)。どの話も良かったのですが、終わり方があまり好みじゃない話がいくつかあったかな。どれも個性があって、印象には残る話でしたが。たまには夜の空をじっくり観てみようかな〜と思いました。
読了日:09月12日 著者:窪 美澄


君たちは今が世界君たちは今が世界感想
第1章から読んでいて辛い場面が多く、眉間に皺を寄せながら読んでいたんじゃないかと思う。学級崩壊寸前のクラスにいたことがないけど、もしそんなクラスに属してたら、きっと学校なんて行きたくなかっただろうな。幾田先生が言ってしまった言葉は言っちゃダメな言葉だったかもしれないけど、私が先生だとしても、こんなクラスは耐えられないだろうと思った。小中学生って、ほんとに閉鎖的な世界で大変だよなぁ。私はどの子に近いポジションだったかな?とか、我が子たちはどの子に近いんだろうとか、色々考えた。ヒリヒリするような作品だった。
読了日:09月13日 著者:朝比奈 あすか


おうち性教育はじめます 一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方 (MF comic essay)おうち性教育はじめます 一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方 (MF comic essay)感想
前から気になっていた本。図書館で目につく所にあったので、借りてみました。子供に性に関することを聞かれたらどう答えたらいいか、Q&A形式でたくさん書いてあり、参考になりました。私は生理については息子にも娘にもけっこうオープンに話してたりしますが、やっぱりオープンに話せない話題もあるので、この本を参考にしたいと思います。息子には旦那からいろいろ話してもらいたけど、協力してくれるかなぁ…。この本はどちらかというと親向けだと思うので、子供向けの本も参考文献をもとに見てみようと思いました。
読了日:09月14日 著者:フクチ マミ,村瀬 幸浩


簿記がわかってしまう魔法の書簿記がわかってしまう魔法の書感想
いい歳したおばさんですが、簿記の勉強でもしてみようかな〜と思い、借りてみました。これ、ほんとの初心者でも皆さん理解できてるのでしょうか…。私のような超初心者では少し難しいと感じるところもけっこうあったのですが…。他の本も読んでみているのですが、そっちの方がわかりやすいな〜と思ったり。一度読んだだけじゃダメってことかな。他の本もいろいろ見てみます。
読了日:09月15日 著者:小沢 浩


成瀬は天下を取りにいく成瀬は天下を取りにいく感想
いやぁ〜面白かったです!一時期、Twitterでこの本の感想がめっちゃ流れてきてたけど、期待通りの面白さでした。自分は成瀬みたいにはなれないけど、というか、なれないから、成瀬みたいな子、めちゃくちゃ好きですね〜。成瀬みたいな子がクラスにいたら、きっと話しかけに行っちゃいますね。たぶん相手にされないだろうけど。私の高校時代の友達も、けっこうぶっ飛んでたけど、成瀬には勝てないな(笑)成瀬と島崎のその後が気になるから、続編に期待したいですね〜。
読了日:09月15日 著者:宮島 未奈


新約聖書 (まんがで読破 MD073)新約聖書 (まんがで読破 MD073)感想
旧約聖書に続いてこちらも。旧約聖書に比べると、キリストの人生について書かれているのでわかりやすいとは思うんだけど、それでも少しわかりにくい(笑)誰がどれ?どれが誰?って、人物が混乱してきてしまう。私の理解力が足りてないだけですが…。キリスト教徒の人たちは、聖書ってどれくらい理解してるのでしょうか。
読了日:09月16日 著者:


白鯨 (まんがで読破)白鯨 (まんがで読破)感想
これも有名ですが、小説は読まなさそうなので、漫画で…。船長の個人的な復讐のためにみんなが命を落とし、なぜか主人公だけが生き残るという話…。面白いのか面白くないのかよくわからないですね…(笑)カッコいいセリフなんかも出てきましたが。ストーリー的には何も難しい所はないけど、小説は難解らしいですよね。どの辺が難解なのか興味はありますが、たぶん読まないでしょう…。スターバックスの名前の由来になったスターバックさんがカッコよかったです。登場人物は個性的でよかったです。
読了日:09月16日 著者:メルヴィル


分析心理学・自我と無意識 (まんがで読破)分析心理学・自我と無意識 (まんがで読破)感想
ダメだ、フロイトを先に読むべきだった!ユングについては名前くらいしか知らないので、この漫画の内容もかなり難しく感じました。ユングみたいに、あれこれ考えて生きてたら、頭狂ってしまいそう…。このシリーズ、読みやすいけど、扱っている題材そのものが難しいものが多いから、なかなかサラッとは読めないですね…。特に思想的なものは、何度か読まないと理解できないかも。というよりは、理解できないで終わるかな…。でも、めげずにまだまだ読んでいきます。
読了日:09月16日 著者:ユング


この夏の星を見るこの夏の星を見る感想
青春だなぁ、いいなぁ。胸熱でした。辻村深月さんは人気作品がたくさんありすぎて、あえて手をつけないようにしてるんですが笑、この新刊は面白そうだったので読むことに。天文部ってあまり縁がなかったけど、コンテストとかあるんですね。しかも望遠鏡を自分たちで作って、すごく本格的。私もこの本読んだ後なら、天文部に入ったかも(笑)でも中学も高校も天文部って無かったなぁ…。コロナ禍でいろいろ制限される中、いろんなアイデアを出し合って、素敵な繋がりや思い出を作る中高生の姿に感動。やっぱり青春小説、好きだなぁ〜。
読了日:09月17日 著者:辻村 深月


資本論 (まんがで読破)資本論 (まんがで読破)感想
難しそうなイメージを持って読みましたが、漫画になっているからか、めちゃくちゃサクッと読めました。本物の資本論はきっとこんなに理解しやすくないんですよね?奴隷のように働かされる労働者…。現代でも奴隷のように働かされている人はたくさんいますよね。これ、続編があるようなので、読んでみます。
読了日:09月18日 著者:マルクス


社会契約論 (まんがで読破)社会契約論 (まんがで読破)感想
身分や階級の差、不平等はどうして起こったのかについてや、専制政治の問題などについて書かれています。社会契約論の一部について書かれているようですが、まずまず理解できたかと思います。
読了日:09月20日 著者:ルソー


精神分析入門・夢判断 (まんがで読破)精神分析入門・夢判断 (まんがで読破)感想
ユングを先に読んでしまったので、フロイトを読まなきゃ!ということで、借りてきました〜。フロイトと言えば、エディプス・コンプレックスですよね。って、用語だけ知ってるくらいだったんですが笑、少し理解が深まりました。全体的にユングの思想よりは、わかりやすかったです。ヒステリーは昔は女性だけのものだと思われてたんですね。最後の方に、アドラーとユングも登場しましたが、日本では最近アドラーが1番有名な気がしますね。このシリーズにはアドラーはないのか…残念。
読了日:09月22日 著者:ジークムント フロイト


ハムレット (まんがで読破)ハムレット (まんがで読破)感想
恥ずかしながら、ざっくりしか内容を知らない気がしたので、読んでみました。大体は思ってた内容と合ってました。特に深い感想は書けませんが笑、オフィーリアがかわいそうですね。To be, or not to beっていう有名なセリフも出てきましたね。そのうちリア王とマクベスも読んでみよう。
読了日:09月23日 著者:シェイクスピア


13歳までに伝えたい男の子の心と体のこと13歳までに伝えたい男の子の心と体のこと感想
先日、大人向けの性教育の本を読んだのですが、子供向けの本も読みたいと思い、こちらをまず読んでみました。息子にも読んでもらいたいけど、読んでくれるかな…。メインの登場人物である親子があまりに理想的な家族像の親子で、こんなに親子関係もうまくいかないよな〜と思ってしまいましたが、読んでいてじーんとする場面もありました。性教育の面でも、男の子が知っていた方


月夜行路月夜行路感想
秋吉さん3冊目。めちゃくちゃ面白かったです。ルナママのキャラが魅力的すぎ。カッコよすぎ。名探偵すぎ(笑)大阪在住ですが、私が純文学や古い作品に対する知識が全くないので残念。もっと詳しい人が読めば最高に楽しい作品なのではないでしょうか。地名はどれも馴染みのある地名でしたが。ストーリー的にも意外な展開あり、ほろっとする場面あり、印象に残るセリフありで、すごくよかった。「あたしはね、全員が、誰かの夢だと思ってる」というセリフがよかったですね〜。付録の特別掌編もよかった。
読了日:09月27日 著者:秋吉 理香子


ビジネス教養 宗教と世界 (サクッとわかるビジネス教養)ビジネス教養 宗教と世界 (サクッとわかるビジネス教養)感想
サクッとわかる、と書いてある通り、とてもわかりやすく書いてあると思います。日本に住んでると、あまり宗教のことを意識することはありませんが、世界のことを知ろうとするとやはり宗教のことを抜きにしては分からないことが多いですよね。サクッとわかるということで、世界の宗教の入門編のような感じではありますが、わかりやすくまとめてあるので、時々こういう本を見直せば知識が定着するかな、と思います。シリーズで出ているようなので、他のも読んでいきたい。
読了日:09月27日 著者:


【印象に残った本】
太田愛さん『未明の砦』
秋吉理香子さん『聖母』
朝比奈あすかさん『君たちは今が世界』
宮島未奈さん『成瀬は天下を取りにいく』
でしょうか。

太田愛さんは『犯罪者』『幻夏』『天上の葦』というシリーズがあまりに面白いので、『未明の砦』も楽しみにしてたんですが、テイストが似てて期待通りの面白さでした。
600ページを超える作品ですが、一気読みでしたね。
太田愛さんの作品は臨場感がすごい!

あとは、やっぱり成瀬!
キャラが濃すぎて最高でしたね〜!
続編出ないかなぁ。

秋吉理香子さんは『月夜行路』もよかったけど、『聖母』みたいなイヤミスっぽい作品の方が多そうだし、すごく面白かったです。

こんにちは、むし子です!

8月に読んだ本をまとめます!

読書メーターというアプリを利用していて、1ヶ月に読んだ本をまとめる機能があるので、そちらを利用しています。

8月の読書メーター

読んだ本の数:20
読んだページ数:5888



五年後に五年後に感想
Twitterのフォロワーさんの著書です。お世辞抜きですごくよかったです。中学校の先生を主人公にした短編4つが含まれる作品ですが、どれも心理描写がとても繊細で引き込まれました!著者のくれはさんが元中学校教師だとのことで、現場にいないと書けないような細やかな描写も多くあったと思います。最後のいじめの話が読んでて辛かったけど、印象に残る言葉も多かったなぁ。どの話も個性があって、すごく好きでした。それにしても先生って大変な職業だなぁと思いました。次回作にも期待したいです!
読了日:08月01日 著者:咲沢 くれは


刑事何森 逃走の行先刑事何森 逃走の行先感想
デフ・ヴォイスシリーズを全て読んでいるので、今作も楽しみにしていました。著者の丸山さんが、今までで一番読んでもらいたい本とおっしゃってるので、なおさら期待大でした。結果、期待通り、とても面白かったです。丸山さんの作品はいつも知らないことを教えてくれます。今回は特に外国人女性についての問題に焦点が当てられており、知っているようで知らなかった現実を知ることができました。またコロナ禍でさらに人生を狂わされた人たちの話でもあるように感じました。何森さん、この後はどうするのか気になるし、シリーズ続いてほしいです。
読了日:08月05日 著者:丸山 正樹


臨床心理士と精神科医の夫婦が子育てで大事なこと全部まとめてみました臨床心理士と精神科医の夫婦が子育てで大事なこと全部まとめてみました

読了日:08月05日 著者:杉野 珠理,荒田 智史






チグリジアの雨チグリジアの雨感想
小林由香さん3冊目。けっこう重くて衝撃度の高い作風の作家さんだと思っているので、覚悟して読みましたが、やっぱりめちゃくちゃ重かったです。いじめの描写もけっこうきつかったです。成瀬と咲真のことを必死で応援してる自分がいました。成瀬のおじいちゃんがすごく好きでした。家族に1人でもわかってくれる人がいるだけで、全然違いますよね。
読了日:08月06日 著者:小林 由香


1日3分 願いが叶う超感謝ノート――「運」と「お金」を引き寄せるすごい習慣1日3分 願いが叶う超感謝ノート――「運」と「お金」を引き寄せるすごい習慣感想
けっこう前に購入してたんですが、ほったらかしにしてたので、読んでみようと思いました。私という人間は本当に感謝の気持ちが足りない人間だなぁと実感してて、日々文句とかネガティブなことで頭の中が占領されてしまってるんです。だから本気で自分を変えたくて。少しずつ潜在意識を変える所から始めてみたいです。それから最終章のインナーチャイルドの部分、読んでいて号泣してしまいました。親との関係が悪くこういった内容の本はたくさん読んでいますが、やっぱりまだ完全に癒されてないのだろう。とりあえず今日から感謝ノート書いてみよう。
読了日:08月07日 著者:心理カウンセラーmasa


声なき叫び声なき叫び感想
社会派ミステリーが好きなので、小杉健治さんのことは知っていたけど、読んだことがなかったため、借りてみました。でもこれシリーズもので先に出てる作品があったのですね…知らなかった。すごく読みやすくて面白かったです。こういう系統の作品を読むと、警察などがひどく悪者にされていることが多いですが、実際にもそうなのかな?と気になってしまいます。それにこの作品では検察や裁判所までグルみたいになってて…。こんなことが本当に起こっているとしたら、絶対に許せないです。小杉作品、またいくつか読んでみようと思いました。
読了日:08月08日 著者:小杉 健治


私たちの世代は私たちの世代は感想
いやぁー、すごくよかった!さすが安定の瀬尾まいこさん!後半はやっぱり涙が出ました。コロナって本当に世界を変えましたよね。私なんか大して普段の生活と変わらなかったけど、子供も大人もすごく戸惑った人が多かったと思う。そんなコロナ禍を経験した冴と心晴の物語。いじめや不登校を経験してもめげることなく、しっかり自分の道を見つけようとする彼女たちの姿勢に、おばさんだけどすごく勇気をもらいました。これは若い世代の人たちに読んでもらいたいかも。瀬尾作品は登場人物がいつも魅力的だけど、今回の冴のお母さん!めちゃくちゃ最高!
読了日:08月09日 著者:瀬尾 まいこ


木挽町のあだ討ち木挽町のあだ討ち感想
直木賞受賞も納得のいい作品でした!なんとも後味がいい。芝居小屋に関わる5人の人物についての話が展開されていって、え?これどういう展開で終わるのよ?と思いながら読みましたが、最後に明かされる真相を知り、そりゃそうだよねぇ、5人の人生を知っただけで終わるわけないよねー、っていう感じで、すごくスッキリしました。この終わり方しかないよね(笑)5人それぞれの人生を読みながら、所々感動したり共感したり涙が出る所も。いろんな人の人生を知ることは、本当に面白い。時代小説が苦手っていう人にもぜひ読んでみてほしいです。
読了日:08月10日 著者:永井 紗耶子


キッチン・セラピーキッチン・セラピー感想
『レペゼン母』がすごくよかったので、新刊を読んでみたいと思っていました。読み始めは、レペゼン母となんだか全然作風が違うし、ちょっと期待してた感じじゃないかな…と思ってしまったのですが、読んでいるうちにだんだん引き込まれていきました。町田診療所で料理をすることで、自分を癒やしていくという物語ですが、私も行ってみたいと思いました。普段必要に迫られてする料理は楽しくないけど、自分を喜ばせるためにする料理は案外楽しいのかも。少し現実離れしてるかな…と感じる部分もあったけど、けっこう好きかも。
読了日:08月15日 著者:宇野 碧


この限りある世界でこの限りある世界で感想
小林由香さん4冊目。小林さんらしい重い雰囲気はありますが、デビュー作の『ジャッジメント』などのパンチがある作品と比べると、少し物足りなく感じてしまいました。「犯行動機はあまりに切なく、愛おしい」とありますが、犯行動機が予想したよりも弱いと感じてしまい、もう少し意外な動機なのかと期待して読んでしまいました。でも、最後のどんでん返し的な設定には素直にびっくりしました。全体的には少し辛口意見になってしまいましたが、学生特有の閉鎖的な雰囲気や複雑な心情を描くのが上手な作家さんだと思うので、今後も読んでいきたい。
読了日:08月16日 著者:小林 由香


わたしが消えるわたしが消える感想
第66回江戸川乱歩賞受賞作品。社会派ミステリーが好きで、江戸川乱歩賞とは相性がいいかも?と思っているので、読んでみました。やっぱり社会派ミステリー好きですねー、面白かったです。ただ、ちょっと捻りがなかったかな…もう少しどんでん返し的な要素があるのかと期待してしまいました。怪しくない人物まで、この人実は怪しいんじゃ?と疑って読んでたので、けっこう素直な展開で安心しましたが(笑)それにしても、巻末の選考委員のベテラン作家さんの選評がいつも面白いです。けっこうな酷評が多いですよね…。
読了日:08月18日 著者:佐野 広実


革命前夜革命前夜感想
音楽がテーマの本を探していた時に知った本で、なんと自分と出身高校が同じ作家さん!だということを知り、読もうと決めていました。前半は正直あまり話に起伏がなく、少し退屈かな〜なんて思ってしまったのですが、中盤くらいから一気に物語が動き始めて、すごく面白かったです。ミステリー的な展開になるとは予想していませんでした。須賀さんの音楽や歴史についての知識の豊富さに脱帽です。こういう作品が描ける作家さんの頭の中ってどうなってるんでしょう。ベルリンの壁が壊された頃の東ドイツの閉塞感などがすごく伝わってきました。
読了日:08月21日 著者:須賀 しのぶ


夜空に浮かぶ欠けた月たち夜空に浮かぶ欠けた月たち感想
窪美澄さん初読みです。窪さんらしくない作品というレビューを見かけるのですが、そうなのですね?青山美智子さんとか瀬尾まいこさんのようなほっこり作品で、とてもよかったです。こういう作品、時々必要ですよね。私も若い頃から心を病みやすくて、今も病んでいますが、なかなか心療内科に行く一歩を踏み出せずで。心療内科というよりはカウンセリングが必要かな、とか悩んでばかりで。椎木メンタルクリニックみたいな心療内科が近くにあれば通いたいなって思いました。少しうまくまとまりすぎな印象はありますが、心温まる素敵な作品でした。
読了日:08月23日 著者:窪 美澄


彼女は頭が悪いから彼女は頭が悪いから感想
東大生たちとその親たちに腹が立って、ほんと胸糞悪かった。ほとんどの東大生はこんな人たちではないだろう。でも、学歴社会と言われる日本で、学歴で人を見下してしまう思考があるのは、悲しいけど理解できてしまいます。学歴に限らず、容姿とか様々な要素で人より優越感を持つのは誰にでもあることだと思います。でも、どんな世界で育っても、人の気持ちを考えるとか常識的な思考は身に付くと思うんですけどね。この作品を読んでいろいろ感じたり考えたことはありますが、上手く書けないです。朝井リョウさんの「正欲」を読んだ時と似てますね。
読了日:08月25日 著者:姫野 カオルコ


旧約聖書 (まんがで読破)旧約聖書 (まんがで読破)感想
恥ずかしながら、あまり聖書のことについて詳しくないため、読んでみました。アダムとイブとかノアの方舟とか、知っている内容ももちろんありましたが、あまり知らない内容も多かったので、入門編としてはよかったと思います。ただ、主要人物がどんどん出てきて変わっていくため、少し混乱気味でした。何回か読めば理解が深まるかな?旧約聖書は難解らしいので、漫画で読めてよかったです。次は新約聖書も読みたいですね。シリーズたくさんあるので、原書では読みにくそうなものはこのシリーズを読むのもアリかな。
読了日:08月26日 著者:


「小さな私」の癒し方 幼少期の記憶で人生は9割決まる「小さな私」の癒し方 幼少期の記憶で人生は9割決まる感想
著者の「感謝ノート」についての本がよかったので、こちらも読んでみました。けっこうこういった内容の本は読んできたので、あまり目新しい内容はなかったのですが、いつも読むだけで満足してるところがあるので、本格的に実践してみようかと思いました。両親への手紙を書くとかね。こういう本をもう何年も前から読んでるのに、私自身何も変わってないので、そろそろ実践しないと。本当はカウンセリングに行ってみたいんですが、信頼できるカウンセラーさんをどこで見つけたらいいのかがわからないんですよね。セルフハグは今日からやります。
読了日:08月28日 著者:心理カウンセラーmasa


十戒十戒感想

読了日:08月29日 著者:夕木 春央






ドグラ・マグラ (まんがで読破)ドグラ・マグラ (まんがで読破)感想
日本三大奇書の一つでしたよね。小説を読む勇気がないけど、どんな話なのかずっと気になってたので、漫画で読んでしまいました。かなりわかりやすく書かれてるんですよね、きっとこれ。それでも充分不気味で難解な感じは伝わってきたので、小説版はきっと読めないかも。混乱しそう。でもこういうのは原書を読んだ方がいいんだろうな。有名な擬音語のフレーズが全然出てこなかったので、そこが残念でした。
読了日:08月29日 著者:夢野久作


反抗期まるごと解決BOOK反抗期まるごと解決BOOK感想
とにかく子供に否定的なことを言わないとか、話を聞く時はまず共感するとか、けっこうどこでも見かけることが書いてありましたが、具体的な例を挙げて書かれているので、その点はわかりやすく役に立つと思います。でも、親だからって何でも受けとめるみたいなのは、私は無理だと思うのよ。そんなに器大きくないのよ。親の仕事は待つことですって言われても、待つのが大の苦手なんだよなぁー。ただ、子供時代に親から言われたことって、大人になってからも影響を与えると思うので、やっぱり気をつけないといけないとは思います。
読了日:08月30日 著者:親野 智可等


リラの花咲くけものみちリラの花咲くけものみち感想
さすが、安定の藤岡陽子さんでした。私の中では、藤岡さんはハズレなしの作家さんです。今作もいろいろ心打たれました。主人公の聡里がどんどん成長していく姿が、本当に素敵でしたね。いろんなことを経験して強くなっていく若者の話はほんとにいいですよねー。祖母のチドリがまたなんて素晴らしい人なの!こういう人になれるように今からでも頑張ろう。それにしても、獣医さんという仕事の大変さも想像以上でした…。こんなん私ならすぐ心折れてるわ…と思いました。北海道の広大な大自然にも触れられて、心が洗われるような良作でした。
読了日:08月31日 著者:藤岡 陽子


8月のおすすめ作品

瀬尾まいこさんの『私たちの世代は』と藤岡陽子さんの『リラの花咲くけものみち』ですね!

瀬尾さんと藤岡さんは大好きな作家さんなので、どれを読んでもだいたい好きなんですけどね(笑)

あとは、窪美澄さんと須賀しのぶさんは初めて読んだのですが、よかったです!




こんにちは、むし子です!

7月に読んだ本をまとめます!

読書メーターというアプリを利用していて、1ヶ月に読んだ本をまとめる機能があるので、そちらを利用しています。 Twitterでも読み終わった時の感想を投稿していますが、読書メーターに書く感想の方が率直なものが多いと思います。
  7月の読書メーター
読んだ本の数:18
読んだページ数:5361


本が紡いだ五つの奇跡本が紡いだ五つの奇跡感想
森沢明夫さんは『虹の岬の喫茶店』しか読んでませんが、この作品に出てきた喫茶店って、虹の〜の喫茶店ですよね?デザイナーの青山さんの章が一番よかったなぁ。素敵な夫婦ですね。唐田親子の関係性もすごく素敵だった。皆さんも書いているように『さよならドグマ』を読んでみたいですね〜。めちゃくちゃいい物語ではあったけど、そんなに親子って簡単なものじゃないよなぁ、とか思ってしまいました。
読了日:07月01日 著者:森沢 明夫
 

ウチの子、最近、思春期みたいなんですが親子でイライラせずに乗り切る方法、教えてください!ウチの子、最近、思春期みたいなんですが親子でイライラせずに乗り切る方法、教えてください!感想
うーん、どの本にも載っているような内容ばかりで、あまり得るものはなかったかな…。わかってるけど、親だって人間なんだから、これに書いてるようなことをそんなにいつも実践できないよなぁ、って思ってしまった。こういう本を読むといつもそう思うから、私の親としての資質の問題かな。それから、5教科○点を超えたとか○点上がったとか、オール5になったとか、成績のことばかり書いてあって、しっくりこなかった。別に成績を上げるために、この本を読んだわけじゃないのに。子供の心が落ち着いたら必然的に成績は上がるのかもしれないけど。
読了日:07月02日 著者:道山 ケイ
 

金の角持つ子どもたち (集英社文庫)金の角持つ子どもたち (集英社文庫)感想
藤岡陽子さん7冊目。やっぱりいいですね、藤岡さん。これまた泣けますね。最後は号泣だよ、と聞いていたのですが、なぜだか私は第一章の方が泣けました。母親目線で読んだからでしょうか。姑にガツンと言うシーンなんてカッコよかったですよね。何が何でも子供の夢を応援しようとする気持ちの強さがカッコいい。俊介はちょっといい子すぎだと思う部分はありましたが、素直に応援しましたよ。ほんとに頑張りましたよ。私も一応中学高校は頑張りましたけど、小学生でここまで頑張れるのはもう才能だと思います。もちろん加地先生も最高でした。
読了日:07月03日 著者:藤岡 陽子
 

壁の男壁の男感想
これは感想を書くのが難しい。確かに、言いようのない衝撃と感動がラストに待ち受けてますね。普通の衝撃と感動とは違う感じ。涙を流した方が多いみたいですが、涙は出ませんでした…。私の中では涙が出るタイプの感動とは違う種類の感動でした。少し唐突に終わってしまったように思いましたが、余韻がすごいのは確かです。鈴木の存在意義も少し中途半端かな、と思ったところはありますが、章が進むにつれて伊苅の半生が明らかになっていく構成はよかったです。どんどん伊苅に対する印象が変わっていって、最後は彼の幸せを祈りたくなりました。
読了日:07月05日 著者:貫井 徳郎
 

八月の銀の雪八月の銀の雪感想
さすが伊与原さんらしく、理系の知識がたくさん詰まった物語が5つ。「海へ還る日」と「玻璃を拾う」が好きかな。珪藻アートは検索して見てしまいました。どの話もちょっとした知的好奇心を満たしてくれるようなところもあり、それでいてちゃんと物語としての面白さもあって、なかなかこういった作品が書ける作家さんっていないんじゃないでしょうか。ただ、「月まで三キロ」の方が好きだったかなぁ。
読了日:07月07日 著者:伊与原 新
 

てきとう和尚が説く この世の歩き方 心がスッと軽くなる40のお話てきとう和尚が説く この世の歩き方 心がスッと軽くなる40のお話感想
適当と言ってもいい加減とか無責任という意味ではなく、「その人その人が無理をせず、本当に自分に最適な生き方をする」ことについて、いろいろなエピソードを紹介しながらアドバイスしてくれる本です。仏教の教えについてや、有名人についてのエピソードなども豊富に取り上げられていて、雑学的な面白さもありました。もうちょっと適当になりたいなぁって常々思っているので読んでみましたが、適当になれるかはわかりませんが笑、読み物として普通に面白かったので読んでよかったです。
読了日:07月08日 著者:浦上 哲也
 

母親になって後悔してる母親になって後悔してる感想
女性は結婚したら子供を産んで当たり前、産んだら産んだでいい母親であることを求められるという社会的前提があり、子供を持つことは幸せだという考えが普通とされているのは日本もそうだと思う。私はこの本の内容にすごく共感したけど、子育てを経験したことのある女性なら、「後悔」まではいかなくても、かなりの人が共感する部分があるのではないだろうか。子供のことは愛してるけど、母親という役割は嫌だ、という気持ちに私はすごく共感するけど、共感できないという方もいるようなので、母親であってもいろんなタイプの人がいるんだと思う。
読了日:07月09日 著者:オルナ・ドーナト
 

くもをさがすくもをさがす感想
闘病記なので面白いと言ったら失礼なのかもしれないけど、軽快でユーモア溢れる文章で面白かった。西さんの作品は実は読んだことがないんですが…。きっと活動的で人間力の高い女性なのだろうな、と思いました。だって異国の地でこんなにいろいろ助けてくれる友達や仲間がたくさんいるんですもん。私がバンクーバーに移住したとして、絶対にそんなに友達できないわ…と思ってしまいました。現地の人の言葉が大阪弁なのが面白いところですが、現地の人のノリって大阪の人のノリに近い感じなのかな(笑)それにしても手術当日に退院するのはキツイ…。
読了日:07月14日 著者:西 加奈子
 

ハンチバックハンチバック感想
やっぱり芥川賞系の作品は苦手だな…。これはまあまあ読みやすかったけど。終わり方が賛否両論あるようですが、私の解釈が合っているのかもよくわからないですね…。この作品の主人公は著者と同じ障害を持った女性ですが、私小説ではないとのこと。でも、重度障害者の人たちの本音はこの作品に書かれているようなものなのかな?「子どもを宿して中絶するのが私の夢です」などと思ったりするのだろうか?これは著者の考えなのか、重度障害者の人たちにはありがちな考えなのか、それともどっちでもないのか、その辺は想像できないです。
読了日:07月15日 著者:市川 沙央
 

レモンと殺人鬼 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)レモンと殺人鬼 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
話題作なので読んでみました。一気読みする面白さはありましたが、最近の話題作は帯が煽りすぎというか、期待させすぎなものが多い気がしてなりません…。確かに二転三転四転五転なのかもしれないけど、あまり納得できる展開ではないし、特にめちゃくちゃ驚くような感じでもなく、残念でした。期待しすぎるのがダメなのかもしれませんが。登場人物もとにかく共感できる人が誰もいないし、ストーリーもかなり狭い世界の中で動いてるだけみたいな話でした。酷評みたいなレビューになってしまいましたが、決してつまらないわけではないです。
読了日:07月16日 著者:くわがき あゆ
 

死刑にいたる病 (ハヤカワ文庫JA)死刑にいたる病 (ハヤカワ文庫JA)感想
映画化されてて気になってた作品。櫛木理宇さんは初読みです。めちゃくちゃ面白くて一気読みでしたが、少し尻すぼみな感じもするなぁと思ってたら、最後にゾゾっとして終わりました。イヤミスってやつでしょうか。いやぁー、怖いですね。ちょっとグロい描写もありました。榛村は阿部サダヲさんが演じたことは知ってて読みましたが、ちょっと違うかなぁ?(笑)
読了日:07月20日 著者:櫛木理宇
 

傑作はまだ傑作はまだ感想
あーもう、やっぱり瀬尾まいこさん最高すぎる。瀬尾さんの作品はけっこう読んできましたが、これまた「瀬尾まいこ好きな作品ランキング」の上位に来ますねー!悪人が出てこない優しい温かい小説を書かせたら、ほんと最高ですね。これはとにかく息子の智が最高でした!どうやったらこんないい子に育つんでしょう。主人公が智に影響されて、だんだん人と関わるようになっていく姿がよかったです。人と関わらなければストレスは少ないだろうけど、人と関わることで得られるものもやっぱり多いですよね。最後はじーんと胸が熱くなりました。
読了日:07月20日 著者:瀬尾まいこ
 

新装版 星降り山荘の殺人 (講談社文庫)新装版 星降り山荘の殺人 (講談社文庫)感想
うーん、面白かったですが、犯人は想定内というか、予想通りというか…。最初の死者が出るまでが長すぎて、読むのをやめようかと思いましたが、中盤からようやくテンポが良くなってきて最後まで一気読みでした。でも、最近だと方舟とか屍人荘の殺人なんかでクローズドサークルの凝った作品を読んでいたせいか、あまり驚くこともなく終わってしまった。この作品が出た当時に読んでいたら、驚いてたかもしれないけど。お酒を飲んでみんな酔っ払ってる場面が1番面白かったですね(笑)
読了日:07月22日 著者:倉知 淳
 

それは誠それは誠感想
芥川賞系の作品が苦手なのですが、すごくよかったと言ってる人が多かったので読んでみました。序盤はなんだか読みにくくて、やっぱりこういう作品は苦手だなぁと思ったんですが、修学旅行に出発した辺りからはすごく読みやすくなり、終盤はじーんとしてしまいました。いろんなタイプの高校生がいて、それがリアルな感じがしてよかったです。こんな修学旅行、きっと一生の思い出になるでしょうねー。芥川賞に推してる人が多いイメージでしたが、ハンチバックのインパクトの強さには敵わなかったんでしょうかね…。
読了日:07月25日 著者:乗代 雄介
 

あなたの燃える左手であなたの燃える左手で感想
なんていうか、すごく奥深い作品。文章自体は難しくなく、読みにくいわけではないけど、書かれていることが私の想像力では追いつかない感じ。日本人の臓器移植に対する意識と、島国である日本の他国に対する意識を関連づけて描いているのだが、そんなこと考えたこともなかった。日本人の島国的な体質は欧米の人たちからしたら、幼稚だと捉えられてるのか?ロシアとウクライナの戦争という点でも、それが主題というわけではないが、いろいろ考えさせられたし、ハンガリーという国のこともほぼ何も知らなかったのが恥ずかしいですね…。
読了日:07月26日 著者:朝比奈 秋
 

高学歴親という病 (講談社+α新書)高学歴親という病 (講談社+α新書)感想
私は世間一般的には高学歴親に当てはまると思うので、読んでみました。頷く部分が無かったわけではないが、子育て本をけっこう読んできたせいか、特にこれといった情報はなかったです。子供が失敗したり困ることを避けるために、あれこれ口を出したり先回りをするということは、ついしがちなのでいつも気を付けていますし、子供を信頼しようとは努めています。でも、それがなかなか難しいんだよねぇ。あまり具体的なアドバイスが載っていないように感じた。それと、この本の内容、高学歴親じゃなくても当てはまるんじゃないのかな?
読了日:07月26日 著者:成田 奈緒子

闇に香る嘘 (講談社文庫)闇に香る嘘 (講談社文庫)感想
Twitterのフォロワーさんがオススメしていたり、割とよく見かける作品なので、以前から気になっていた作品。予想通り、いや予想以上に面白かったです。兄は偽物なのか?盲目の主人公が会う人全員怪しく思えてきました。中国残留孤児の問題についても、もっと詳しく知りたくなりました。下村さんは初読みでしたが、他作品も読んでみたいです。江戸川乱歩賞は社会派ミステリーが選ばれることが多いから、私の好きな作品がたくさんありそう。
読了日:07月28日 著者:下村 敦史
 

パシヨンパシヨン感想
「熱源」がすごくよかったので、新刊も読んでみたいと思いました。「見果てぬ王道」も読みたいと思っててまだ読めていませんが…。今作は正直なところ、時代やテーマに興味があったわけではなかったのですが、逆にあまり詳しく知らないテーマだからこそ読んでみました。さすがの熱量と筆力で引き込まれました。歴史の授業で習ったくらいの知識しかなかったので、いろいろ勉強になりました。天草四郎ってこんな感じの人だったんでしょうか。それにしても宗教って何のためにあるんだろう、って考えてしまいました。殺し合うためのものじゃないのに。
読了日:07月30日 著者:川越 宗一

7月のおすすめ作品をピックアップ!! 

今月はけっこう個性派の作品を多く読んだ気がします。
   芥川賞と直木賞の発表があったのもあり、芥川賞候補作品も2冊読んでみました。
  「ハンチバック」が受賞しましたが、めちゃくちゃインパクトが強い作品だったので、納得の受賞です。
  「それは誠」もよかったですが、やはりインパクトの強さで「ハンチバック」に負けてしまいましたかね…。
  直木賞作品の方が私は読みやすくて好みのものが多いですが、今回の受賞作と候補作は1冊も読んでないので、これから読みたいとは思っています。
  芥川賞候補には選ばれませんでしたが、「あなたの燃える左手で」もめちゃくちゃインパクトの強い作品でしたよ。
  何で候補に選ばれなかったの?という声もけっこうあがっていたようです。
  普段芥川賞系の作品はほぼ読まないんですが、今月読んだ作品はどれも読みにくくなかったし、なかなか面白かったので、時々こういった作品も読んでいこうと思っています。
 
  それ以外でいい作品だと思ったものは、瀬尾まいこさんの「傑作はまだ」と藤岡陽子さんの「金の角持つ子どもたち」ですね〜。
  この2人の作家さんは、元々好きなのですが、基本どれを読んでも好きですね(笑)
  下村敦史さんの「闇に香る嘘」もよかったですね。初読み作家さんだったのですが、他の作品も読んでみたくなりました。
 
なんとか読書はしていますが、ブログの方は、肩こりや眼精疲労がひどいため、更新できない状況が続いています。
  無料ブログではないため、今後続けていくかどうか、そろそろ考えないといけないなぁと思っています。
  でも、閉鎖すると、記事が全部消えちゃうんですよね…。どうしたもんか…。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

皆さまも、素敵な読書ライフを〜🎵

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