こんにちは、むし子です!
8月に読んだ本をまとめます!
読書メーターというアプリを利用していて、1ヶ月に読んだ本をまとめる機能があるので、そちらを利用しています。
8月の読書メーター
読んだ本の数:20
読んだページ数:5888
五年後にの感想
Twitterのフォロワーさんの著書です。お世辞抜きですごくよかったです。中学校の先生を主人公にした短編4つが含まれる作品ですが、どれも心理描写がとても繊細で引き込まれました!著者のくれはさんが元中学校教師だとのことで、現場にいないと書けないような細やかな描写も多くあったと思います。最後のいじめの話が読んでて辛かったけど、印象に残る言葉も多かったなぁ。どの話も個性があって、すごく好きでした。それにしても先生って大変な職業だなぁと思いました。次回作にも期待したいです!
読了日:08月01日 著者:咲沢 くれは
刑事何森 逃走の行先の感想
デフ・ヴォイスシリーズを全て読んでいるので、今作も楽しみにしていました。著者の丸山さんが、今までで一番読んでもらいたい本とおっしゃってるので、なおさら期待大でした。結果、期待通り、とても面白かったです。丸山さんの作品はいつも知らないことを教えてくれます。今回は特に外国人女性についての問題に焦点が当てられており、知っているようで知らなかった現実を知ることができました。またコロナ禍でさらに人生を狂わされた人たちの話でもあるように感じました。何森さん、この後はどうするのか気になるし、シリーズ続いてほしいです。
読了日:08月05日 著者:丸山 正樹
臨床心理士と精神科医の夫婦が子育てで大事なこと全部まとめてみました
読了日:08月05日 著者:杉野 珠理,荒田 智史
チグリジアの雨の感想
小林由香さん3冊目。けっこう重くて衝撃度の高い作風の作家さんだと思っているので、覚悟して読みましたが、やっぱりめちゃくちゃ重かったです。いじめの描写もけっこうきつかったです。成瀬と咲真のことを必死で応援してる自分がいました。成瀬のおじいちゃんがすごく好きでした。家族に1人でもわかってくれる人がいるだけで、全然違いますよね。
読了日:08月06日 著者:小林 由香
1日3分 願いが叶う超感謝ノート――「運」と「お金」を引き寄せるすごい習慣の感想
けっこう前に購入してたんですが、ほったらかしにしてたので、読んでみようと思いました。私という人間は本当に感謝の気持ちが足りない人間だなぁと実感してて、日々文句とかネガティブなことで頭の中が占領されてしまってるんです。だから本気で自分を変えたくて。少しずつ潜在意識を変える所から始めてみたいです。それから最終章のインナーチャイルドの部分、読んでいて号泣してしまいました。親との関係が悪くこういった内容の本はたくさん読んでいますが、やっぱりまだ完全に癒されてないのだろう。とりあえず今日から感謝ノート書いてみよう。
読了日:08月07日 著者:心理カウンセラーmasa
声なき叫びの感想
社会派ミステリーが好きなので、小杉健治さんのことは知っていたけど、読んだことがなかったため、借りてみました。でもこれシリーズもので先に出てる作品があったのですね…知らなかった。すごく読みやすくて面白かったです。こういう系統の作品を読むと、警察などがひどく悪者にされていることが多いですが、実際にもそうなのかな?と気になってしまいます。それにこの作品では検察や裁判所までグルみたいになってて…。こんなことが本当に起こっているとしたら、絶対に許せないです。小杉作品、またいくつか読んでみようと思いました。
読了日:08月08日 著者:小杉 健治
私たちの世代はの感想
いやぁー、すごくよかった!さすが安定の瀬尾まいこさん!後半はやっぱり涙が出ました。コロナって本当に世界を変えましたよね。私なんか大して普段の生活と変わらなかったけど、子供も大人もすごく戸惑った人が多かったと思う。そんなコロナ禍を経験した冴と心晴の物語。いじめや不登校を経験してもめげることなく、しっかり自分の道を見つけようとする彼女たちの姿勢に、おばさんだけどすごく勇気をもらいました。これは若い世代の人たちに読んでもらいたいかも。瀬尾作品は登場人物がいつも魅力的だけど、今回の冴のお母さん!めちゃくちゃ最高!
読了日:08月09日 著者:瀬尾 まいこ
木挽町のあだ討ちの感想
直木賞受賞も納得のいい作品でした!なんとも後味がいい。芝居小屋に関わる5人の人物についての話が展開されていって、え?これどういう展開で終わるのよ?と思いながら読みましたが、最後に明かされる真相を知り、そりゃそうだよねぇ、5人の人生を知っただけで終わるわけないよねー、っていう感じで、すごくスッキリしました。この終わり方しかないよね(笑)5人それぞれの人生を読みながら、所々感動したり共感したり涙が出る所も。いろんな人の人生を知ることは、本当に面白い。時代小説が苦手っていう人にもぜひ読んでみてほしいです。
読了日:08月10日 著者:永井 紗耶子
キッチン・セラピーの感想
『レペゼン母』がすごくよかったので、新刊を読んでみたいと思っていました。読み始めは、レペゼン母となんだか全然作風が違うし、ちょっと期待してた感じじゃないかな…と思ってしまったのですが、読んでいるうちにだんだん引き込まれていきました。町田診療所で料理をすることで、自分を癒やしていくという物語ですが、私も行ってみたいと思いました。普段必要に迫られてする料理は楽しくないけど、自分を喜ばせるためにする料理は案外楽しいのかも。少し現実離れしてるかな…と感じる部分もあったけど、けっこう好きかも。
読了日:08月15日 著者:宇野 碧
この限りある世界での感想
小林由香さん4冊目。小林さんらしい重い雰囲気はありますが、デビュー作の『ジャッジメント』などのパンチがある作品と比べると、少し物足りなく感じてしまいました。「犯行動機はあまりに切なく、愛おしい」とありますが、犯行動機が予想したよりも弱いと感じてしまい、もう少し意外な動機なのかと期待して読んでしまいました。でも、最後のどんでん返し的な設定には素直にびっくりしました。全体的には少し辛口意見になってしまいましたが、学生特有の閉鎖的な雰囲気や複雑な心情を描くのが上手な作家さんだと思うので、今後も読んでいきたい。
読了日:08月16日 著者:小林 由香
わたしが消えるの感想
第66回江戸川乱歩賞受賞作品。社会派ミステリーが好きで、江戸川乱歩賞とは相性がいいかも?と思っているので、読んでみました。やっぱり社会派ミステリー好きですねー、面白かったです。ただ、ちょっと捻りがなかったかな…もう少しどんでん返し的な要素があるのかと期待してしまいました。怪しくない人物まで、この人実は怪しいんじゃ?と疑って読んでたので、けっこう素直な展開で安心しましたが(笑)それにしても、巻末の選考委員のベテラン作家さんの選評がいつも面白いです。けっこうな酷評が多いですよね…。
読了日:08月18日 著者:佐野 広実
革命前夜の感想
音楽がテーマの本を探していた時に知った本で、なんと自分と出身高校が同じ作家さん!だということを知り、読もうと決めていました。前半は正直あまり話に起伏がなく、少し退屈かな〜なんて思ってしまったのですが、中盤くらいから一気に物語が動き始めて、すごく面白かったです。ミステリー的な展開になるとは予想していませんでした。須賀さんの音楽や歴史についての知識の豊富さに脱帽です。こういう作品が描ける作家さんの頭の中ってどうなってるんでしょう。ベルリンの壁が壊された頃の東ドイツの閉塞感などがすごく伝わってきました。
読了日:08月21日 著者:須賀 しのぶ
夜空に浮かぶ欠けた月たちの感想
窪美澄さん初読みです。窪さんらしくない作品というレビューを見かけるのですが、そうなのですね?青山美智子さんとか瀬尾まいこさんのようなほっこり作品で、とてもよかったです。こういう作品、時々必要ですよね。私も若い頃から心を病みやすくて、今も病んでいますが、なかなか心療内科に行く一歩を踏み出せずで。心療内科というよりはカウンセリングが必要かな、とか悩んでばかりで。椎木メンタルクリニックみたいな心療内科が近くにあれば通いたいなって思いました。少しうまくまとまりすぎな印象はありますが、心温まる素敵な作品でした。
読了日:08月23日 著者:窪 美澄
彼女は頭が悪いからの感想
東大生たちとその親たちに腹が立って、ほんと胸糞悪かった。ほとんどの東大生はこんな人たちではないだろう。でも、学歴社会と言われる日本で、学歴で人を見下してしまう思考があるのは、悲しいけど理解できてしまいます。学歴に限らず、容姿とか様々な要素で人より優越感を持つのは誰にでもあることだと思います。でも、どんな世界で育っても、人の気持ちを考えるとか常識的な思考は身に付くと思うんですけどね。この作品を読んでいろいろ感じたり考えたことはありますが、上手く書けないです。朝井リョウさんの「正欲」を読んだ時と似てますね。
読了日:08月25日 著者:姫野 カオルコ
旧約聖書 (まんがで読破)の感想
恥ずかしながら、あまり聖書のことについて詳しくないため、読んでみました。アダムとイブとかノアの方舟とか、知っている内容ももちろんありましたが、あまり知らない内容も多かったので、入門編としてはよかったと思います。ただ、主要人物がどんどん出てきて変わっていくため、少し混乱気味でした。何回か読めば理解が深まるかな?旧約聖書は難解らしいので、漫画で読めてよかったです。次は新約聖書も読みたいですね。シリーズたくさんあるので、原書では読みにくそうなものはこのシリーズを読むのもアリかな。
読了日:08月26日 著者:
「小さな私」の癒し方 幼少期の記憶で人生は9割決まるの感想
著者の「感謝ノート」についての本がよかったので、こちらも読んでみました。けっこうこういった内容の本は読んできたので、あまり目新しい内容はなかったのですが、いつも読むだけで満足してるところがあるので、本格的に実践してみようかと思いました。両親への手紙を書くとかね。こういう本をもう何年も前から読んでるのに、私自身何も変わってないので、そろそろ実践しないと。本当はカウンセリングに行ってみたいんですが、信頼できるカウンセラーさんをどこで見つけたらいいのかがわからないんですよね。セルフハグは今日からやります。
読了日:08月28日 著者:心理カウンセラーmasa
十戒の感想
読了日:08月29日 著者:夕木 春央
ドグラ・マグラ (まんがで読破)の感想
日本三大奇書の一つでしたよね。小説を読む勇気がないけど、どんな話なのかずっと気になってたので、漫画で読んでしまいました。かなりわかりやすく書かれてるんですよね、きっとこれ。それでも充分不気味で難解な感じは伝わってきたので、小説版はきっと読めないかも。混乱しそう。でもこういうのは原書を読んだ方がいいんだろうな。有名な擬音語のフレーズが全然出てこなかったので、そこが残念でした。
読了日:08月29日 著者:夢野久作
反抗期まるごと解決BOOKの感想
とにかく子供に否定的なことを言わないとか、話を聞く時はまず共感するとか、けっこうどこでも見かけることが書いてありましたが、具体的な例を挙げて書かれているので、その点はわかりやすく役に立つと思います。でも、親だからって何でも受けとめるみたいなのは、私は無理だと思うのよ。そんなに器大きくないのよ。親の仕事は待つことですって言われても、待つのが大の苦手なんだよなぁー。ただ、子供時代に親から言われたことって、大人になってからも影響を与えると思うので、やっぱり気をつけないといけないとは思います。
読了日:08月30日 著者:親野 智可等
リラの花咲くけものみちの感想
さすが、安定の藤岡陽子さんでした。私の中では、藤岡さんはハズレなしの作家さんです。今作もいろいろ心打たれました。主人公の聡里がどんどん成長していく姿が、本当に素敵でしたね。いろんなことを経験して強くなっていく若者の話はほんとにいいですよねー。祖母のチドリがまたなんて素晴らしい人なの!こういう人になれるように今からでも頑張ろう。それにしても、獣医さんという仕事の大変さも想像以上でした…。こんなん私ならすぐ心折れてるわ…と思いました。北海道の広大な大自然にも触れられて、心が洗われるような良作でした。
読了日:08月31日 著者:藤岡 陽子
8月のおすすめ作品
瀬尾まいこさんの『私たちの世代は』と藤岡陽子さんの『リラの花咲くけものみち』ですね!
瀬尾さんと藤岡さんは大好きな作家さんなので、どれを読んでもだいたい好きなんですけどね(笑)
あとは、窪美澄さんと須賀しのぶさんは初めて読んだのですが、よかったです!
8月に読んだ本をまとめます!
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8月の読書メーター
読んだ本の数:20
読んだページ数:5888

Twitterのフォロワーさんの著書です。お世辞抜きですごくよかったです。中学校の先生を主人公にした短編4つが含まれる作品ですが、どれも心理描写がとても繊細で引き込まれました!著者のくれはさんが元中学校教師だとのことで、現場にいないと書けないような細やかな描写も多くあったと思います。最後のいじめの話が読んでて辛かったけど、印象に残る言葉も多かったなぁ。どの話も個性があって、すごく好きでした。それにしても先生って大変な職業だなぁと思いました。次回作にも期待したいです!
読了日:08月01日 著者:咲沢 くれは

デフ・ヴォイスシリーズを全て読んでいるので、今作も楽しみにしていました。著者の丸山さんが、今までで一番読んでもらいたい本とおっしゃってるので、なおさら期待大でした。結果、期待通り、とても面白かったです。丸山さんの作品はいつも知らないことを教えてくれます。今回は特に外国人女性についての問題に焦点が当てられており、知っているようで知らなかった現実を知ることができました。またコロナ禍でさらに人生を狂わされた人たちの話でもあるように感じました。何森さん、この後はどうするのか気になるし、シリーズ続いてほしいです。
読了日:08月05日 著者:丸山 正樹

読了日:08月05日 著者:杉野 珠理,荒田 智史

小林由香さん3冊目。けっこう重くて衝撃度の高い作風の作家さんだと思っているので、覚悟して読みましたが、やっぱりめちゃくちゃ重かったです。いじめの描写もけっこうきつかったです。成瀬と咲真のことを必死で応援してる自分がいました。成瀬のおじいちゃんがすごく好きでした。家族に1人でもわかってくれる人がいるだけで、全然違いますよね。
読了日:08月06日 著者:小林 由香

けっこう前に購入してたんですが、ほったらかしにしてたので、読んでみようと思いました。私という人間は本当に感謝の気持ちが足りない人間だなぁと実感してて、日々文句とかネガティブなことで頭の中が占領されてしまってるんです。だから本気で自分を変えたくて。少しずつ潜在意識を変える所から始めてみたいです。それから最終章のインナーチャイルドの部分、読んでいて号泣してしまいました。親との関係が悪くこういった内容の本はたくさん読んでいますが、やっぱりまだ完全に癒されてないのだろう。とりあえず今日から感謝ノート書いてみよう。
読了日:08月07日 著者:心理カウンセラーmasa

社会派ミステリーが好きなので、小杉健治さんのことは知っていたけど、読んだことがなかったため、借りてみました。でもこれシリーズもので先に出てる作品があったのですね…知らなかった。すごく読みやすくて面白かったです。こういう系統の作品を読むと、警察などがひどく悪者にされていることが多いですが、実際にもそうなのかな?と気になってしまいます。それにこの作品では検察や裁判所までグルみたいになってて…。こんなことが本当に起こっているとしたら、絶対に許せないです。小杉作品、またいくつか読んでみようと思いました。
読了日:08月08日 著者:小杉 健治

いやぁー、すごくよかった!さすが安定の瀬尾まいこさん!後半はやっぱり涙が出ました。コロナって本当に世界を変えましたよね。私なんか大して普段の生活と変わらなかったけど、子供も大人もすごく戸惑った人が多かったと思う。そんなコロナ禍を経験した冴と心晴の物語。いじめや不登校を経験してもめげることなく、しっかり自分の道を見つけようとする彼女たちの姿勢に、おばさんだけどすごく勇気をもらいました。これは若い世代の人たちに読んでもらいたいかも。瀬尾作品は登場人物がいつも魅力的だけど、今回の冴のお母さん!めちゃくちゃ最高!
読了日:08月09日 著者:瀬尾 まいこ

直木賞受賞も納得のいい作品でした!なんとも後味がいい。芝居小屋に関わる5人の人物についての話が展開されていって、え?これどういう展開で終わるのよ?と思いながら読みましたが、最後に明かされる真相を知り、そりゃそうだよねぇ、5人の人生を知っただけで終わるわけないよねー、っていう感じで、すごくスッキリしました。この終わり方しかないよね(笑)5人それぞれの人生を読みながら、所々感動したり共感したり涙が出る所も。いろんな人の人生を知ることは、本当に面白い。時代小説が苦手っていう人にもぜひ読んでみてほしいです。
読了日:08月10日 著者:永井 紗耶子

『レペゼン母』がすごくよかったので、新刊を読んでみたいと思っていました。読み始めは、レペゼン母となんだか全然作風が違うし、ちょっと期待してた感じじゃないかな…と思ってしまったのですが、読んでいるうちにだんだん引き込まれていきました。町田診療所で料理をすることで、自分を癒やしていくという物語ですが、私も行ってみたいと思いました。普段必要に迫られてする料理は楽しくないけど、自分を喜ばせるためにする料理は案外楽しいのかも。少し現実離れしてるかな…と感じる部分もあったけど、けっこう好きかも。
読了日:08月15日 著者:宇野 碧

小林由香さん4冊目。小林さんらしい重い雰囲気はありますが、デビュー作の『ジャッジメント』などのパンチがある作品と比べると、少し物足りなく感じてしまいました。「犯行動機はあまりに切なく、愛おしい」とありますが、犯行動機が予想したよりも弱いと感じてしまい、もう少し意外な動機なのかと期待して読んでしまいました。でも、最後のどんでん返し的な設定には素直にびっくりしました。全体的には少し辛口意見になってしまいましたが、学生特有の閉鎖的な雰囲気や複雑な心情を描くのが上手な作家さんだと思うので、今後も読んでいきたい。
読了日:08月16日 著者:小林 由香

第66回江戸川乱歩賞受賞作品。社会派ミステリーが好きで、江戸川乱歩賞とは相性がいいかも?と思っているので、読んでみました。やっぱり社会派ミステリー好きですねー、面白かったです。ただ、ちょっと捻りがなかったかな…もう少しどんでん返し的な要素があるのかと期待してしまいました。怪しくない人物まで、この人実は怪しいんじゃ?と疑って読んでたので、けっこう素直な展開で安心しましたが(笑)それにしても、巻末の選考委員のベテラン作家さんの選評がいつも面白いです。けっこうな酷評が多いですよね…。
読了日:08月18日 著者:佐野 広実

音楽がテーマの本を探していた時に知った本で、なんと自分と出身高校が同じ作家さん!だということを知り、読もうと決めていました。前半は正直あまり話に起伏がなく、少し退屈かな〜なんて思ってしまったのですが、中盤くらいから一気に物語が動き始めて、すごく面白かったです。ミステリー的な展開になるとは予想していませんでした。須賀さんの音楽や歴史についての知識の豊富さに脱帽です。こういう作品が描ける作家さんの頭の中ってどうなってるんでしょう。ベルリンの壁が壊された頃の東ドイツの閉塞感などがすごく伝わってきました。
読了日:08月21日 著者:須賀 しのぶ

窪美澄さん初読みです。窪さんらしくない作品というレビューを見かけるのですが、そうなのですね?青山美智子さんとか瀬尾まいこさんのようなほっこり作品で、とてもよかったです。こういう作品、時々必要ですよね。私も若い頃から心を病みやすくて、今も病んでいますが、なかなか心療内科に行く一歩を踏み出せずで。心療内科というよりはカウンセリングが必要かな、とか悩んでばかりで。椎木メンタルクリニックみたいな心療内科が近くにあれば通いたいなって思いました。少しうまくまとまりすぎな印象はありますが、心温まる素敵な作品でした。
読了日:08月23日 著者:窪 美澄

東大生たちとその親たちに腹が立って、ほんと胸糞悪かった。ほとんどの東大生はこんな人たちではないだろう。でも、学歴社会と言われる日本で、学歴で人を見下してしまう思考があるのは、悲しいけど理解できてしまいます。学歴に限らず、容姿とか様々な要素で人より優越感を持つのは誰にでもあることだと思います。でも、どんな世界で育っても、人の気持ちを考えるとか常識的な思考は身に付くと思うんですけどね。この作品を読んでいろいろ感じたり考えたことはありますが、上手く書けないです。朝井リョウさんの「正欲」を読んだ時と似てますね。
読了日:08月25日 著者:姫野 カオルコ

恥ずかしながら、あまり聖書のことについて詳しくないため、読んでみました。アダムとイブとかノアの方舟とか、知っている内容ももちろんありましたが、あまり知らない内容も多かったので、入門編としてはよかったと思います。ただ、主要人物がどんどん出てきて変わっていくため、少し混乱気味でした。何回か読めば理解が深まるかな?旧約聖書は難解らしいので、漫画で読めてよかったです。次は新約聖書も読みたいですね。シリーズたくさんあるので、原書では読みにくそうなものはこのシリーズを読むのもアリかな。
読了日:08月26日 著者:

著者の「感謝ノート」についての本がよかったので、こちらも読んでみました。けっこうこういった内容の本は読んできたので、あまり目新しい内容はなかったのですが、いつも読むだけで満足してるところがあるので、本格的に実践してみようかと思いました。両親への手紙を書くとかね。こういう本をもう何年も前から読んでるのに、私自身何も変わってないので、そろそろ実践しないと。本当はカウンセリングに行ってみたいんですが、信頼できるカウンセラーさんをどこで見つけたらいいのかがわからないんですよね。セルフハグは今日からやります。
読了日:08月28日 著者:心理カウンセラーmasa

読了日:08月29日 著者:夕木 春央

日本三大奇書の一つでしたよね。小説を読む勇気がないけど、どんな話なのかずっと気になってたので、漫画で読んでしまいました。かなりわかりやすく書かれてるんですよね、きっとこれ。それでも充分不気味で難解な感じは伝わってきたので、小説版はきっと読めないかも。混乱しそう。でもこういうのは原書を読んだ方がいいんだろうな。有名な擬音語のフレーズが全然出てこなかったので、そこが残念でした。
読了日:08月29日 著者:夢野久作

とにかく子供に否定的なことを言わないとか、話を聞く時はまず共感するとか、けっこうどこでも見かけることが書いてありましたが、具体的な例を挙げて書かれているので、その点はわかりやすく役に立つと思います。でも、親だからって何でも受けとめるみたいなのは、私は無理だと思うのよ。そんなに器大きくないのよ。親の仕事は待つことですって言われても、待つのが大の苦手なんだよなぁー。ただ、子供時代に親から言われたことって、大人になってからも影響を与えると思うので、やっぱり気をつけないといけないとは思います。
読了日:08月30日 著者:親野 智可等

さすが、安定の藤岡陽子さんでした。私の中では、藤岡さんはハズレなしの作家さんです。今作もいろいろ心打たれました。主人公の聡里がどんどん成長していく姿が、本当に素敵でしたね。いろんなことを経験して強くなっていく若者の話はほんとにいいですよねー。祖母のチドリがまたなんて素晴らしい人なの!こういう人になれるように今からでも頑張ろう。それにしても、獣医さんという仕事の大変さも想像以上でした…。こんなん私ならすぐ心折れてるわ…と思いました。北海道の広大な大自然にも触れられて、心が洗われるような良作でした。
読了日:08月31日 著者:藤岡 陽子
8月のおすすめ作品
瀬尾まいこさんの『私たちの世代は』と藤岡陽子さんの『リラの花咲くけものみち』ですね!
瀬尾さんと藤岡さんは大好きな作家さんなので、どれを読んでもだいたい好きなんですけどね(笑)
あとは、窪美澄さんと須賀しのぶさんは初めて読んだのですが、よかったです!
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