こんにちは!
10月に読んだ本をまとめます!

読書メーターというアプリを利用していて、そちらの機能を使ってまとめています。

10月の読書メーター
読んだ本の数:20
読んだページ数:5744


近畿地方のある場所について近畿地方のある場所について感想
Twitterでさんざん怖い怖い言われてるので、怖いもの読みたさで読んでみました。いやー、怖くなかったですね。こういう作り話感が強い話はあまり怖いと思えないんですよね。霊感が全くないので、怖い思いをしたこともないし。最初の方は、心霊系の話がたくさん出てきて、わくわくしながら読んだんですが、ちょっと尻すぼみでしたね…。もっとゾゾっとさせるような真相でもあるのかな〜と予想したのですが、え?それでおしまい?みたいな。ちゃんと理解できてないのかな(笑)袋とじもただ怖がらせるだけのもので、かえって怖くなかったです。
読了日:10月01日 著者:背筋


専業主婦が就職するまでにやっておくべき8つのこと専業主婦が就職するまでにやっておくべき8つのこと感想
元がかなりハイスペックな女性なので、どうせその辺の主婦とは全然違うでしょ、と思ってしまう部分があり、能力があるからいろんな所から声がかかるわけでしょ、とも思ってしまうが、読んですごく刺激にはなったし、共感する所も為になる所もあった。私は専業主婦に毛が生えた程度の兼業主婦だけど、主婦業や母親業に対してあまりやりがいを感じられるタイプではない。でも、この本を読んで、もっと自分の役割に誇りを持ってもいいのかなと思った。まだ子育て期間は残っているが、将来に向けて今できることからやっていきたい。とにかく体力作りね!
読了日:10月03日 著者:薄井 シンシア


逆転正義逆転正義感想
下村さんは「闇に香る嘘」しか読んだことがないのですが、いろいろ読みたいと思っている作家さんです。6つの話、どれも個性があって、しっかり騙してきて面白かったです。少し読めた話もありましたが。「ストーカー」の話、ちょっと無理〜と思って具合悪くなりかけました。私も頭が凝り固まってて、正義を振りかざしそうになるタイプなので、気をつけないといけないなと思いました。この本、何かの本に似てると思ったら、「真相をお話しします」を少し社会派にした感じかな。どんでん返しファンにもいいけど、社会派ミステリ好きにもおすすめ。
読了日:10月05日 著者:下村 敦史


アンナ・カレーニナ (まんがで読破 MD106)アンナ・カレーニナ (まんがで読破 MD106)感想
かなりコンパクトにまとまっているので、この漫画だけ読むと、不倫はやっぱりしたらダメだよねぇ、結局不幸になるよねぇ、みたいな感想になってしまう(笑)きっと原書はもっといろんなことを深く描いているのではないかな、と想像します。
読了日:10月06日 著者:トルストイ


マクベス (まんがで読破)マクベス (まんがで読破)感想
英文学の授業で部分的には読んだことがあったような…(笑)大体の内容は知っていましたが、漫画で読んでみました。シェイクスピアの作品って、今読んでもまあまあ面白いですよね。当時の劇場で観たら、めちゃくちゃ面白かったんだろうな〜と思います。人間の本質を描いているから、いつの時代にもどこの国でも受け入れられるんだろうな。他のも読んでみよう。
読了日:10月06日 著者:シェイクスピア


老子 (まんがで読破 MD105)老子 (まんがで読破 MD105)感想
論語を読んだので、次は老子も、ということで読んでみました。論語よりわかりやすかったような?ストーリーが少し極端なものが多かったせいか、面白く感じました(笑)私もそうですが、欲ばっかり求めてたらダメですね。「相応に足る」ことを学ばなければならないですね。でも「現状に満足する」だけでは「あきらめ」になってしまう。要は、自分のことをよく知り、自分の届きそうな範囲で成長していこうと努力すればいいのかな。論語も老子ももう少し理解しようとするなら、もっといろんな本を読んだ方がよさそう。
読了日:10月12日 著者:老子


グレート・ギャツビー (まんがで読破)グレート・ギャツビー (まんがで読破)感想
私の理解力不足かもしれないんですが、話が分かりにくく、ネットであらすじを読んでしまいました…。何とも哀しい話ですね…。救いがない。このシリーズ、気軽に読めていいんですが、きっと原書を読まないと、雰囲気とか細かい所は伝わってきてないんだろうな、と思います。
読了日:10月12日 著者:フィッツジェラルド


存在のすべてを存在のすべてを感想
じわーっと余韻の残る作品。最後の方は泣けるという感想が多かったですが、私は涙ぐむ程度でした…。「罪の声」の方が好みではありますが、こちらも読み応えがあって、一気読みでした。最後に向けてだんだん真相がわかっていく過程にはぐいぐい引き込まれましたが、その割に最後が少しあっけなく終わったかな、と個人的には思いました。でも、切ない社会派ミステリーで、好みの感じではあります。映像化されそうですね。
読了日:10月14日 著者:塩田 武士


変身 (まんがで読破)変身 (まんがで読破)感想
虫の描写が個人的にホラーでした…。何を描きたかったのか、漫画だから伝わってこないのか、私の理解力不足か、ただ不条理なだけなのか。よくわからないですが、母はともかく、父と妹はひどくない?主人公が気の毒。きっと真面目で頑張りすぎる性格なんでしょう。病んでしまうのもよくわかる。虫に変身したというのは精神的に病んでしまった例えなんでしょうか。いろいろ解釈がありそうです。
読了日:10月17日 著者:カフカ


三千円の使いかた (単行本)三千円の使いかた (単行本)感想
御厨家の女性たちがみんな現実的でしっかりしてる感じなのに対して、登場する男性たちがみんな頼りない感じで、少しイライラしました。タイトルから想像してた内容とはちょっと違ったけど、いろんな世代や立場の女性がどうお金や結婚と向き合っているか、共感するところも多く、楽しく読めました。誰に1番共感した、とかはないけど、御厨家の人たちはけっこう好きです。常識的な人たちですよね。こういう本を読んでていつも思うのが、いい友達を持ってて羨ましいなぁ〜ってことです。癌の診断を一緒に聞きに行ってくれる友達なんて私にはいないよ。
読了日:10月20日 著者:原田 ひ香


もうひとつの評決(祥伝社文庫こ17-71) (祥伝社文庫 こ 17-71)もうひとつの評決(祥伝社文庫こ17-71) (祥伝社文庫 こ 17-71)感想
裁判員制度をテーマにした作品。こういうのを読んでしまうと、裁判員に選ばれてしまったら怖いなぁ〜としか思えなくなってしまいます。人を裁くなんてとてもじゃないけど荷が重すぎる。最後うまくまとまりすぎてる印象ですが、面白く読めました。
読了日:10月22日 著者:小杉健治


赤と黒 (まんがで読破)赤と黒 (まんがで読破)感想
平民からのし上がってやろうという出世欲?がめちゃくちゃすごいジュリアンという青年の話。こういう野心に燃えた人は嫌いじゃないし、ましてやイケメンなら私も惚れてしまいそうだなぁと思いながら読みました(笑)このまんがで読破シリーズにありがちですが、サラッと読めすぎて、いまいち大した感想が出てきません…。時代背景とかを手軽に知ることができるのはいいかな。
読了日:10月22日 著者:スタンダール


ファウスト (まんがで読破)ファウスト (まんがで読破)感想
すごく読みやすかったし、面白かったですが、結末がわかりにくかったです…。またまた私の理解力不足でしょうか。読み終わってあらすじをネットで調べました。ただ原書を読まないと、深いところまでは理解できないのかなと思います。
読了日:10月22日 著者:ゲーテ


雪冤雪冤感想
久しぶりに私の好みドンピシャな社会派ミステリを読んだ気がします。でも…やはり皆さん言われてるように終盤が残念な感じはありました。どんでん返そうとする意気込みみたいなものは感じられますが、それが逆効果な気もしました(上から目線でごめんなさい笑)。真相を知ってしまうとなおさらうーんとなってしまうような真相でしたね…。ちょっと矛盾点も感じるような…。それでも真相を知りたくてかなり駆け足で読みましたし、一気読みするほど面白かったのは事実です。初読み作家さんですが、面白そうな作品も多いので色々読んでいきたいです。
読了日:10月24日 著者:大門 剛明


幻世(まぼろよ)の祈り―家族狩り〈第1部〉 (新潮文庫)幻世(まぼろよ)の祈り―家族狩り〈第1部〉 (新潮文庫)感想
1巻ずつ完結するのかと思ってたら、5巻全部続いてるのね!まだ事件が起こったばかりで、何とも言えないけど、登場人物がどう繋がっていくのか、先が読めなくて楽しみです。天童荒太さんは何となく暗くて救いようのない話を書く作家さんのイメージがあって、読む勇気がなかったのですが、読書友達がこのシリーズをおすすめしていたので、読んでみようと思いました。今のところ、主要な登場人物がみんな好きじゃないけど、話は面白くて好みの感じです。ドラマもやってたんだなー。観たかった。慌てて図書館で続きを予約しました(笑)
読了日:10月25日 著者:天童 荒太


遭難者の夢―家族狩り〈第2部〉 (新潮文庫)遭難者の夢―家族狩り〈第2部〉 (新潮文庫)感想
家族狩り2巻目。各登場人物のことが少しずつ詳しくわかってきたけど、まだまだどう展開していくか読めない。最後でまた事件が起こったところで、3巻目へ。
読了日:10月28日 著者:天童 荒太




贈られた手―家族狩り〈第3部〉 (新潮文庫)贈られた手―家族狩り〈第3部〉 (新潮文庫)感想
あまりストーリーが進んでるわけでもないし、新しい事実がわかってきたわけでもないのに、ページをめくる手が止まらない不思議な作品。しかも主要な登場人物の誰も好きになれないし、味方をしたくなる人物がいるわけでもないのに、どんどん読みたくなる。まだ事件の真相に辿り着ける雰囲気もないし…。怪しい人物は何人か出てきているけど、一体どういう真相に辿り着くのか。ところどころなんだか泣きたくなるような部分もあって切ないです。家族ってめちゃくちゃ難しいですよね。
読了日:10月28日 著者:天童 荒太


巡礼者たち―家族狩り〈第4部〉 (新潮文庫)巡礼者たち―家族狩り〈第4部〉 (新潮文庫)感想
いよいよ怪しい人物がさらに怪しくなってきたけど、彼らが真犯人なのか?それにしても馬美原ももう少し佐和子のことちゃんと考えてあげたら?と言いたくなる。こんな旦那、私なら嫌だ。さて、5巻目でどんな真相が待ってるのか、楽しみです。
読了日:10月29日 著者:天童 荒太


まだ遠い光―家族狩り〈第5部〉 (新潮文庫)まだ遠い光―家族狩り〈第5部〉 (新潮文庫)感想
5巻ありますが、2日で一気に読みました。一応ミステリではあるけど、犯人探しを楽しむミステリではなく、家族とは何か、家族とはどうあるべきか、というテーマを巡ったいろんな人々の物語でした。簡単に感想が書ける物語ではないです。改めて感じたことは、やっぱり家族って難しいってこと。遠い世界でどんなに苦しんでる人々がいても、1番に思い悩むのはやっぱり自分の周りのことですよね。正しい家族って何かわからないけど、自分の近い人のことをまず大切にすることが必要なんだと思う。家族を持つこと、親になることの責任の重さを感じた。
読了日:10月29日 著者:天童 荒太


アリアドネの声アリアドネの声感想
うーん、Twitter(Xか)で夏頃よく見かけて、割と評価が高いようだったので読んでみましたが、こういう流行ってる作品が合わないんでしょうか…期待して読むからいけないんでしょうか…この作品も期待しすぎたようです。最後が気になってかなり駆け足で読んでしまったからいけないのかな…。読後感はよかったですが、どんでん返しもそんなに驚くほどでもなく終わってしまいました。
読了日:10月30日 著者:井上 真偽


【印象に残った本】
天童荒太さんの『家族狩り』
大門剛明さんの『雪冤』

天童さんは『永遠の仔』や『悼む人』なども以前から気になっていますが、かなり重い感じだと思うので、また元気のある時にでも挑戦してみようかと思います。

大門さんは初めて読みましたが、けっこう好きな予感がするので、いろいろ読んでいこうと思います。


11月はどんな本に出会えるでしょうか。
皆様も素敵な読書ライフを!!