こんにちは、むし子です!

9月に読んだ本をまとめます!

読書メーターというアプリを利用していて、1ヶ月に読んだ本をまとめる機能があるので、そちらを利用しています。

 9月の読書メーター
読んだ本の数:28
読んだページ数:7039

蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫)蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫)感想
ピアノを習っていたので、音楽に関する作品を探して読んでいるのですが、この作品はあまりに長いので敬遠していました。でも、絶対に読んだ方がいいという声が多く、読む決心をしました(笑)長いけどスラスラ読めるという評判通り、ほんとにスラスラ読めますね。作中に出てくる曲をYouTubeで聴きながら読みました。少し前まではピアノの難曲に挑戦したいという気持ちもあったのですが、こういう作品を読むと次元が違いすぎて、ピアノは聴く専門でいいかと思ってしまいます。「下」を読もうとしたら、結果のページが目に入ってしまった(笑)

読了日:09月01日 著者:恩田 陸


蜜蜂と遠雷(下) (幻冬舎文庫)蜜蜂と遠雷(下) (幻冬舎文庫)感想
何この本、500ページくらいあるのに、すぐ読み終わった!(笑)めちゃくちゃ流れるように読めた。この本を強く勧めてくる人たちの気持ちがわかりました。本から音楽が聴こえてきそうな文章が次から次へと書かれていて、ほんとにすごい。映画は観てませんが、キャストは知っているので、完全にその俳優さんたちで脳内変換されてました。登場人物みんな応援はしましたが、個人的に1番聴いてみたいのは風間塵かな。クラシックに興味がある人はもちろんだけど、興味ない人にもこれだけ読まれて愛される作品って、すごいですよね。
読了日:09月01日 著者:恩田 陸


黒死館殺人事件 (まんがで読破)黒死館殺人事件 (まんがで読破)感想
全然意味わかりませんでした…。笑っちゃうくらい理解できない(笑)もう一回読んで理解しようという気にもならないくらい、私の理解力では無理そう。先日読んだ『ドグラ・マグラ』の方が全然理解できた。これ、小説は絶対読めないだろうな。理解できる人いるんでしょうか…。日本三大奇書のあと一冊は漫画になってなさそうで残念。
読了日:09月02日 著者:小栗 虫太郎


未明の砦未明の砦感想
さすが、これぞ太田愛さん!という骨太な作品でした。主人公4人が勉強をして知識を付けて、どんどん賢く強くなっていく姿がカッコよくて、必死に応援してしまいました。いろんな国の労働環境などについても書かれていて、日本の労働環境や労働条件の劣悪さや、労働者のことなどまるで考えてない法律などについても詳しく知ることができました。このままだと日本はどんどん悪い方向へ向かっていくしかない気がします。なかなか声をあげられる環境でもないですしね。私も含めてですが、無知であることが1番の悪ですね。
読了日:09月04日 著者:太田 愛


戦争と平和 (まんがで読破)戦争と平和 (まんがで読破)感想
原書はたぶん生きてる間に読まなさそうなので…このシリーズに頼ってみることにしました(笑)原書では登場人物が559人も登場するらしいので、きっとこの漫画では本当の主要人物しか出てきていないのでしょう。なので、すごくわかりやすくまとまっている印象で、ちゃんと理解もできました。けっこう面白かったし、原書のごく大事な部分だけしか書かれていないと思うので、原書を読んでみたくなりました。
読了日:09月06日 著者:トルストイ


君主論 (まんがで読破)君主論 (まんがで読破)感想
「君主論」が漫画化されてるというよりは、マキャヴェリが君主論を書くに至るまでの人生について書かれたものですね。君主論の内容は最後の数ページにまとめてあるのみです。世界史に弱いので、イタリアの歴史を読んでて頭が混乱してきた部分もありましたが、マキャヴェリがどのような人物なのかはわかりやすくまとまっていると思います。「戦争と平和」を読んだ時にも思いましたが、世界史やり直さなきゃダメだわ…(笑)
読了日:09月06日 著者:マキアヴェッリ


いらねえけどありがとう いつも何かに追われ、誰かのためにへとへとの私たちが救われる技術いらねえけどありがとう いつも何かに追われ、誰かのためにへとへとの私たちが救われる技術感想
評価が高いようなので読んでみたのですが、どうやら私はエッセイが苦手みたいだなぁ…と気付きました。前に違う女性のを借りてみたけど、途中で読むのをやめてしまったし。何ででしょう…自分の人生が平凡で薄っぺらく感じてしまうからかな(笑)こういう本を出すような人は波瀾万丈な人生を送ってるってことなのかもしれないけど。まぁ、それはそれで、平凡だと感じるということは、毎日穏やかで落ち着いてるってことで、感謝しないといけないですね。もちろん悩みや心配事なんかは常にありますが…。
読了日:09月07日 著者:村井 理子


新! 店長がバカすぎて新! 店長がバカすぎて感想
前作が面白かったのでこちらも読んでみましたが、相変わらず面白かったです。山本店長のウザさ加減がアップしたような。京子と山本店長、前作でちょっといい雰囲気になってなかったっけ?気のせいかな。第3弾も出そうな感じで終わりましたが、どうなんだろう。全体的には好きなんだけど、ほんの少し飽きてきた気もする…。早見和真さんのダークな方の作品のファンなので、そちら方面の新刊の方が読みたいかな。
読了日:09月08日 著者:早見 和真


聖母聖母感想
Twitterの読書友達からおすすめされた作品。めちゃくちゃ面白かった〜。一気読みでした。皆さんのレビュー見てると、割とトリックに気付いた人もいるようですね。「聖母」というタイトルは何を意味するのか、保奈美と真琴がどうつながるのか、最後まで読めず、ワクワクしましたね〜。
読了日:09月09日 著者:秋吉 理香子


1984年 (まんがで読破 MD100)1984年 (まんがで読破 MD100)感想
小説は読まないだろうという作品をこのシリーズで読んでいます。ディストピア小説で有名な作品で、イギリスでは「読んだフリをしている本1位」らしいですね。なんとなく内容は知っているつもりだったのですが、本当に暗くて気が沈んでしまう話でした。しかも何か希望が見えて終わるのかと思いきや、そのままバッドエンドという救いようのない終わり方…。これはますます原書は読まないだろう…。このシリーズ、漫画で読んで理解した気になってしまうけど、それでいいんでしょうか(笑)
読了日:09月10日 著者:ジョージ・オーウェル


論語 (まんがで読破)論語 (まんがで読破)感想
これはわかりやすくて面白い!孔子=こうし、だから牛の先生っていうことでしょうか?(笑)論語がまさかの学園ドラマ仕立てになっていますが、孔子の言葉をウシ子先生がわかりやすく教えてくれます。漫画が面白くて、孔子の言葉よりも、漫画のストーリーにちょっと感動してしまいました…。親子の問題は難しいですよね。論語の内容については、他の本でもっと読んでもいいかもしれない。続けて『続・論語』も読みます。
読了日:09月10日 著者:


続・論語 (まんがで読破)続・論語 (まんがで読破)感想
前作の論語とは打って変わって、孔子の人生や言葉などについて、けっこう詳しく書かれています。生きて行く上で大切だと思われる言葉をたくさん残していますが、どれも実践するとなると難しいものが多いですよね。時々読み返して常に意識して生きていけば、少しは実践できるかもしれない。
読了日:09月10日 著者:


夜に星を放つ夜に星を放つ感想
窪美澄さん2冊目。図書館で予約をして、かなり待って、ようやく回ってきました。直木賞受賞作ということで、ちょっと期待しすぎたかな…。つまらなかったわけじゃないんですが、よくある感じの短編集だな…と思ってしまいました。直木賞ってもう少しパンチのある作品が獲るイメージだったので…(読書歴が浅いので私の勝手なイメージです)。どの話も良かったのですが、終わり方があまり好みじゃない話がいくつかあったかな。どれも個性があって、印象には残る話でしたが。たまには夜の空をじっくり観てみようかな〜と思いました。
読了日:09月12日 著者:窪 美澄


君たちは今が世界君たちは今が世界感想
第1章から読んでいて辛い場面が多く、眉間に皺を寄せながら読んでいたんじゃないかと思う。学級崩壊寸前のクラスにいたことがないけど、もしそんなクラスに属してたら、きっと学校なんて行きたくなかっただろうな。幾田先生が言ってしまった言葉は言っちゃダメな言葉だったかもしれないけど、私が先生だとしても、こんなクラスは耐えられないだろうと思った。小中学生って、ほんとに閉鎖的な世界で大変だよなぁ。私はどの子に近いポジションだったかな?とか、我が子たちはどの子に近いんだろうとか、色々考えた。ヒリヒリするような作品だった。
読了日:09月13日 著者:朝比奈 あすか


おうち性教育はじめます 一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方 (MF comic essay)おうち性教育はじめます 一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方 (MF comic essay)感想
前から気になっていた本。図書館で目につく所にあったので、借りてみました。子供に性に関することを聞かれたらどう答えたらいいか、Q&A形式でたくさん書いてあり、参考になりました。私は生理については息子にも娘にもけっこうオープンに話してたりしますが、やっぱりオープンに話せない話題もあるので、この本を参考にしたいと思います。息子には旦那からいろいろ話してもらいたけど、協力してくれるかなぁ…。この本はどちらかというと親向けだと思うので、子供向けの本も参考文献をもとに見てみようと思いました。
読了日:09月14日 著者:フクチ マミ,村瀬 幸浩


簿記がわかってしまう魔法の書簿記がわかってしまう魔法の書感想
いい歳したおばさんですが、簿記の勉強でもしてみようかな〜と思い、借りてみました。これ、ほんとの初心者でも皆さん理解できてるのでしょうか…。私のような超初心者では少し難しいと感じるところもけっこうあったのですが…。他の本も読んでみているのですが、そっちの方がわかりやすいな〜と思ったり。一度読んだだけじゃダメってことかな。他の本もいろいろ見てみます。
読了日:09月15日 著者:小沢 浩


成瀬は天下を取りにいく成瀬は天下を取りにいく感想
いやぁ〜面白かったです!一時期、Twitterでこの本の感想がめっちゃ流れてきてたけど、期待通りの面白さでした。自分は成瀬みたいにはなれないけど、というか、なれないから、成瀬みたいな子、めちゃくちゃ好きですね〜。成瀬みたいな子がクラスにいたら、きっと話しかけに行っちゃいますね。たぶん相手にされないだろうけど。私の高校時代の友達も、けっこうぶっ飛んでたけど、成瀬には勝てないな(笑)成瀬と島崎のその後が気になるから、続編に期待したいですね〜。
読了日:09月15日 著者:宮島 未奈


新約聖書 (まんがで読破 MD073)新約聖書 (まんがで読破 MD073)感想
旧約聖書に続いてこちらも。旧約聖書に比べると、キリストの人生について書かれているのでわかりやすいとは思うんだけど、それでも少しわかりにくい(笑)誰がどれ?どれが誰?って、人物が混乱してきてしまう。私の理解力が足りてないだけですが…。キリスト教徒の人たちは、聖書ってどれくらい理解してるのでしょうか。
読了日:09月16日 著者:


白鯨 (まんがで読破)白鯨 (まんがで読破)感想
これも有名ですが、小説は読まなさそうなので、漫画で…。船長の個人的な復讐のためにみんなが命を落とし、なぜか主人公だけが生き残るという話…。面白いのか面白くないのかよくわからないですね…(笑)カッコいいセリフなんかも出てきましたが。ストーリー的には何も難しい所はないけど、小説は難解らしいですよね。どの辺が難解なのか興味はありますが、たぶん読まないでしょう…。スターバックスの名前の由来になったスターバックさんがカッコよかったです。登場人物は個性的でよかったです。
読了日:09月16日 著者:メルヴィル


分析心理学・自我と無意識 (まんがで読破)分析心理学・自我と無意識 (まんがで読破)感想
ダメだ、フロイトを先に読むべきだった!ユングについては名前くらいしか知らないので、この漫画の内容もかなり難しく感じました。ユングみたいに、あれこれ考えて生きてたら、頭狂ってしまいそう…。このシリーズ、読みやすいけど、扱っている題材そのものが難しいものが多いから、なかなかサラッとは読めないですね…。特に思想的なものは、何度か読まないと理解できないかも。というよりは、理解できないで終わるかな…。でも、めげずにまだまだ読んでいきます。
読了日:09月16日 著者:ユング


この夏の星を見るこの夏の星を見る感想
青春だなぁ、いいなぁ。胸熱でした。辻村深月さんは人気作品がたくさんありすぎて、あえて手をつけないようにしてるんですが笑、この新刊は面白そうだったので読むことに。天文部ってあまり縁がなかったけど、コンテストとかあるんですね。しかも望遠鏡を自分たちで作って、すごく本格的。私もこの本読んだ後なら、天文部に入ったかも(笑)でも中学も高校も天文部って無かったなぁ…。コロナ禍でいろいろ制限される中、いろんなアイデアを出し合って、素敵な繋がりや思い出を作る中高生の姿に感動。やっぱり青春小説、好きだなぁ〜。
読了日:09月17日 著者:辻村 深月


資本論 (まんがで読破)資本論 (まんがで読破)感想
難しそうなイメージを持って読みましたが、漫画になっているからか、めちゃくちゃサクッと読めました。本物の資本論はきっとこんなに理解しやすくないんですよね?奴隷のように働かされる労働者…。現代でも奴隷のように働かされている人はたくさんいますよね。これ、続編があるようなので、読んでみます。
読了日:09月18日 著者:マルクス


社会契約論 (まんがで読破)社会契約論 (まんがで読破)感想
身分や階級の差、不平等はどうして起こったのかについてや、専制政治の問題などについて書かれています。社会契約論の一部について書かれているようですが、まずまず理解できたかと思います。
読了日:09月20日 著者:ルソー


精神分析入門・夢判断 (まんがで読破)精神分析入門・夢判断 (まんがで読破)感想
ユングを先に読んでしまったので、フロイトを読まなきゃ!ということで、借りてきました〜。フロイトと言えば、エディプス・コンプレックスですよね。って、用語だけ知ってるくらいだったんですが笑、少し理解が深まりました。全体的にユングの思想よりは、わかりやすかったです。ヒステリーは昔は女性だけのものだと思われてたんですね。最後の方に、アドラーとユングも登場しましたが、日本では最近アドラーが1番有名な気がしますね。このシリーズにはアドラーはないのか…残念。
読了日:09月22日 著者:ジークムント フロイト


ハムレット (まんがで読破)ハムレット (まんがで読破)感想
恥ずかしながら、ざっくりしか内容を知らない気がしたので、読んでみました。大体は思ってた内容と合ってました。特に深い感想は書けませんが笑、オフィーリアがかわいそうですね。To be, or not to beっていう有名なセリフも出てきましたね。そのうちリア王とマクベスも読んでみよう。
読了日:09月23日 著者:シェイクスピア


13歳までに伝えたい男の子の心と体のこと13歳までに伝えたい男の子の心と体のこと感想
先日、大人向けの性教育の本を読んだのですが、子供向けの本も読みたいと思い、こちらをまず読んでみました。息子にも読んでもらいたいけど、読んでくれるかな…。メインの登場人物である親子があまりに理想的な家族像の親子で、こんなに親子関係もうまくいかないよな〜と思ってしまいましたが、読んでいてじーんとする場面もありました。性教育の面でも、男の子が知っていた方


月夜行路月夜行路感想
秋吉さん3冊目。めちゃくちゃ面白かったです。ルナママのキャラが魅力的すぎ。カッコよすぎ。名探偵すぎ(笑)大阪在住ですが、私が純文学や古い作品に対する知識が全くないので残念。もっと詳しい人が読めば最高に楽しい作品なのではないでしょうか。地名はどれも馴染みのある地名でしたが。ストーリー的にも意外な展開あり、ほろっとする場面あり、印象に残るセリフありで、すごくよかった。「あたしはね、全員が、誰かの夢だと思ってる」というセリフがよかったですね〜。付録の特別掌編もよかった。
読了日:09月27日 著者:秋吉 理香子


ビジネス教養 宗教と世界 (サクッとわかるビジネス教養)ビジネス教養 宗教と世界 (サクッとわかるビジネス教養)感想
サクッとわかる、と書いてある通り、とてもわかりやすく書いてあると思います。日本に住んでると、あまり宗教のことを意識することはありませんが、世界のことを知ろうとするとやはり宗教のことを抜きにしては分からないことが多いですよね。サクッとわかるということで、世界の宗教の入門編のような感じではありますが、わかりやすくまとめてあるので、時々こういう本を見直せば知識が定着するかな、と思います。シリーズで出ているようなので、他のも読んでいきたい。
読了日:09月27日 著者:


【印象に残った本】
太田愛さん『未明の砦』
秋吉理香子さん『聖母』
朝比奈あすかさん『君たちは今が世界』
宮島未奈さん『成瀬は天下を取りにいく』
でしょうか。

太田愛さんは『犯罪者』『幻夏』『天上の葦』というシリーズがあまりに面白いので、『未明の砦』も楽しみにしてたんですが、テイストが似てて期待通りの面白さでした。
600ページを超える作品ですが、一気読みでしたね。
太田愛さんの作品は臨場感がすごい!

あとは、やっぱり成瀬!
キャラが濃すぎて最高でしたね〜!
続編出ないかなぁ。

秋吉理香子さんは『月夜行路』もよかったけど、『聖母』みたいなイヤミスっぽい作品の方が多そうだし、すごく面白かったです。