本のむし子

40代主婦の読書日記ブログです。読んだ本の感想などを気ままに書いていきます。

こんにちは、むし子です!

8月に読んだ本をまとめます!

読書メーターというアプリを利用していて、1ヶ月に読んだ本をまとめる機能があるので、そちらを利用しています。

8月の読書メーター

読んだ本の数:20
読んだページ数:5888



五年後に五年後に感想
Twitterのフォロワーさんの著書です。お世辞抜きですごくよかったです。中学校の先生を主人公にした短編4つが含まれる作品ですが、どれも心理描写がとても繊細で引き込まれました!著者のくれはさんが元中学校教師だとのことで、現場にいないと書けないような細やかな描写も多くあったと思います。最後のいじめの話が読んでて辛かったけど、印象に残る言葉も多かったなぁ。どの話も個性があって、すごく好きでした。それにしても先生って大変な職業だなぁと思いました。次回作にも期待したいです!
読了日:08月01日 著者:咲沢 くれは


刑事何森 逃走の行先刑事何森 逃走の行先感想
デフ・ヴォイスシリーズを全て読んでいるので、今作も楽しみにしていました。著者の丸山さんが、今までで一番読んでもらいたい本とおっしゃってるので、なおさら期待大でした。結果、期待通り、とても面白かったです。丸山さんの作品はいつも知らないことを教えてくれます。今回は特に外国人女性についての問題に焦点が当てられており、知っているようで知らなかった現実を知ることができました。またコロナ禍でさらに人生を狂わされた人たちの話でもあるように感じました。何森さん、この後はどうするのか気になるし、シリーズ続いてほしいです。
読了日:08月05日 著者:丸山 正樹


臨床心理士と精神科医の夫婦が子育てで大事なこと全部まとめてみました臨床心理士と精神科医の夫婦が子育てで大事なこと全部まとめてみました

読了日:08月05日 著者:杉野 珠理,荒田 智史






チグリジアの雨チグリジアの雨感想
小林由香さん3冊目。けっこう重くて衝撃度の高い作風の作家さんだと思っているので、覚悟して読みましたが、やっぱりめちゃくちゃ重かったです。いじめの描写もけっこうきつかったです。成瀬と咲真のことを必死で応援してる自分がいました。成瀬のおじいちゃんがすごく好きでした。家族に1人でもわかってくれる人がいるだけで、全然違いますよね。
読了日:08月06日 著者:小林 由香


1日3分 願いが叶う超感謝ノート――「運」と「お金」を引き寄せるすごい習慣1日3分 願いが叶う超感謝ノート――「運」と「お金」を引き寄せるすごい習慣感想
けっこう前に購入してたんですが、ほったらかしにしてたので、読んでみようと思いました。私という人間は本当に感謝の気持ちが足りない人間だなぁと実感してて、日々文句とかネガティブなことで頭の中が占領されてしまってるんです。だから本気で自分を変えたくて。少しずつ潜在意識を変える所から始めてみたいです。それから最終章のインナーチャイルドの部分、読んでいて号泣してしまいました。親との関係が悪くこういった内容の本はたくさん読んでいますが、やっぱりまだ完全に癒されてないのだろう。とりあえず今日から感謝ノート書いてみよう。
読了日:08月07日 著者:心理カウンセラーmasa


声なき叫び声なき叫び感想
社会派ミステリーが好きなので、小杉健治さんのことは知っていたけど、読んだことがなかったため、借りてみました。でもこれシリーズもので先に出てる作品があったのですね…知らなかった。すごく読みやすくて面白かったです。こういう系統の作品を読むと、警察などがひどく悪者にされていることが多いですが、実際にもそうなのかな?と気になってしまいます。それにこの作品では検察や裁判所までグルみたいになってて…。こんなことが本当に起こっているとしたら、絶対に許せないです。小杉作品、またいくつか読んでみようと思いました。
読了日:08月08日 著者:小杉 健治


私たちの世代は私たちの世代は感想
いやぁー、すごくよかった!さすが安定の瀬尾まいこさん!後半はやっぱり涙が出ました。コロナって本当に世界を変えましたよね。私なんか大して普段の生活と変わらなかったけど、子供も大人もすごく戸惑った人が多かったと思う。そんなコロナ禍を経験した冴と心晴の物語。いじめや不登校を経験してもめげることなく、しっかり自分の道を見つけようとする彼女たちの姿勢に、おばさんだけどすごく勇気をもらいました。これは若い世代の人たちに読んでもらいたいかも。瀬尾作品は登場人物がいつも魅力的だけど、今回の冴のお母さん!めちゃくちゃ最高!
読了日:08月09日 著者:瀬尾 まいこ


木挽町のあだ討ち木挽町のあだ討ち感想
直木賞受賞も納得のいい作品でした!なんとも後味がいい。芝居小屋に関わる5人の人物についての話が展開されていって、え?これどういう展開で終わるのよ?と思いながら読みましたが、最後に明かされる真相を知り、そりゃそうだよねぇ、5人の人生を知っただけで終わるわけないよねー、っていう感じで、すごくスッキリしました。この終わり方しかないよね(笑)5人それぞれの人生を読みながら、所々感動したり共感したり涙が出る所も。いろんな人の人生を知ることは、本当に面白い。時代小説が苦手っていう人にもぜひ読んでみてほしいです。
読了日:08月10日 著者:永井 紗耶子


キッチン・セラピーキッチン・セラピー感想
『レペゼン母』がすごくよかったので、新刊を読んでみたいと思っていました。読み始めは、レペゼン母となんだか全然作風が違うし、ちょっと期待してた感じじゃないかな…と思ってしまったのですが、読んでいるうちにだんだん引き込まれていきました。町田診療所で料理をすることで、自分を癒やしていくという物語ですが、私も行ってみたいと思いました。普段必要に迫られてする料理は楽しくないけど、自分を喜ばせるためにする料理は案外楽しいのかも。少し現実離れしてるかな…と感じる部分もあったけど、けっこう好きかも。
読了日:08月15日 著者:宇野 碧


この限りある世界でこの限りある世界で感想
小林由香さん4冊目。小林さんらしい重い雰囲気はありますが、デビュー作の『ジャッジメント』などのパンチがある作品と比べると、少し物足りなく感じてしまいました。「犯行動機はあまりに切なく、愛おしい」とありますが、犯行動機が予想したよりも弱いと感じてしまい、もう少し意外な動機なのかと期待して読んでしまいました。でも、最後のどんでん返し的な設定には素直にびっくりしました。全体的には少し辛口意見になってしまいましたが、学生特有の閉鎖的な雰囲気や複雑な心情を描くのが上手な作家さんだと思うので、今後も読んでいきたい。
読了日:08月16日 著者:小林 由香


わたしが消えるわたしが消える感想
第66回江戸川乱歩賞受賞作品。社会派ミステリーが好きで、江戸川乱歩賞とは相性がいいかも?と思っているので、読んでみました。やっぱり社会派ミステリー好きですねー、面白かったです。ただ、ちょっと捻りがなかったかな…もう少しどんでん返し的な要素があるのかと期待してしまいました。怪しくない人物まで、この人実は怪しいんじゃ?と疑って読んでたので、けっこう素直な展開で安心しましたが(笑)それにしても、巻末の選考委員のベテラン作家さんの選評がいつも面白いです。けっこうな酷評が多いですよね…。
読了日:08月18日 著者:佐野 広実


革命前夜革命前夜感想
音楽がテーマの本を探していた時に知った本で、なんと自分と出身高校が同じ作家さん!だということを知り、読もうと決めていました。前半は正直あまり話に起伏がなく、少し退屈かな〜なんて思ってしまったのですが、中盤くらいから一気に物語が動き始めて、すごく面白かったです。ミステリー的な展開になるとは予想していませんでした。須賀さんの音楽や歴史についての知識の豊富さに脱帽です。こういう作品が描ける作家さんの頭の中ってどうなってるんでしょう。ベルリンの壁が壊された頃の東ドイツの閉塞感などがすごく伝わってきました。
読了日:08月21日 著者:須賀 しのぶ


夜空に浮かぶ欠けた月たち夜空に浮かぶ欠けた月たち感想
窪美澄さん初読みです。窪さんらしくない作品というレビューを見かけるのですが、そうなのですね?青山美智子さんとか瀬尾まいこさんのようなほっこり作品で、とてもよかったです。こういう作品、時々必要ですよね。私も若い頃から心を病みやすくて、今も病んでいますが、なかなか心療内科に行く一歩を踏み出せずで。心療内科というよりはカウンセリングが必要かな、とか悩んでばかりで。椎木メンタルクリニックみたいな心療内科が近くにあれば通いたいなって思いました。少しうまくまとまりすぎな印象はありますが、心温まる素敵な作品でした。
読了日:08月23日 著者:窪 美澄


彼女は頭が悪いから彼女は頭が悪いから感想
東大生たちとその親たちに腹が立って、ほんと胸糞悪かった。ほとんどの東大生はこんな人たちではないだろう。でも、学歴社会と言われる日本で、学歴で人を見下してしまう思考があるのは、悲しいけど理解できてしまいます。学歴に限らず、容姿とか様々な要素で人より優越感を持つのは誰にでもあることだと思います。でも、どんな世界で育っても、人の気持ちを考えるとか常識的な思考は身に付くと思うんですけどね。この作品を読んでいろいろ感じたり考えたことはありますが、上手く書けないです。朝井リョウさんの「正欲」を読んだ時と似てますね。
読了日:08月25日 著者:姫野 カオルコ


旧約聖書 (まんがで読破)旧約聖書 (まんがで読破)感想
恥ずかしながら、あまり聖書のことについて詳しくないため、読んでみました。アダムとイブとかノアの方舟とか、知っている内容ももちろんありましたが、あまり知らない内容も多かったので、入門編としてはよかったと思います。ただ、主要人物がどんどん出てきて変わっていくため、少し混乱気味でした。何回か読めば理解が深まるかな?旧約聖書は難解らしいので、漫画で読めてよかったです。次は新約聖書も読みたいですね。シリーズたくさんあるので、原書では読みにくそうなものはこのシリーズを読むのもアリかな。
読了日:08月26日 著者:


「小さな私」の癒し方 幼少期の記憶で人生は9割決まる「小さな私」の癒し方 幼少期の記憶で人生は9割決まる感想
著者の「感謝ノート」についての本がよかったので、こちらも読んでみました。けっこうこういった内容の本は読んできたので、あまり目新しい内容はなかったのですが、いつも読むだけで満足してるところがあるので、本格的に実践してみようかと思いました。両親への手紙を書くとかね。こういう本をもう何年も前から読んでるのに、私自身何も変わってないので、そろそろ実践しないと。本当はカウンセリングに行ってみたいんですが、信頼できるカウンセラーさんをどこで見つけたらいいのかがわからないんですよね。セルフハグは今日からやります。
読了日:08月28日 著者:心理カウンセラーmasa


十戒十戒感想

読了日:08月29日 著者:夕木 春央






ドグラ・マグラ (まんがで読破)ドグラ・マグラ (まんがで読破)感想
日本三大奇書の一つでしたよね。小説を読む勇気がないけど、どんな話なのかずっと気になってたので、漫画で読んでしまいました。かなりわかりやすく書かれてるんですよね、きっとこれ。それでも充分不気味で難解な感じは伝わってきたので、小説版はきっと読めないかも。混乱しそう。でもこういうのは原書を読んだ方がいいんだろうな。有名な擬音語のフレーズが全然出てこなかったので、そこが残念でした。
読了日:08月29日 著者:夢野久作


反抗期まるごと解決BOOK反抗期まるごと解決BOOK感想
とにかく子供に否定的なことを言わないとか、話を聞く時はまず共感するとか、けっこうどこでも見かけることが書いてありましたが、具体的な例を挙げて書かれているので、その点はわかりやすく役に立つと思います。でも、親だからって何でも受けとめるみたいなのは、私は無理だと思うのよ。そんなに器大きくないのよ。親の仕事は待つことですって言われても、待つのが大の苦手なんだよなぁー。ただ、子供時代に親から言われたことって、大人になってからも影響を与えると思うので、やっぱり気をつけないといけないとは思います。
読了日:08月30日 著者:親野 智可等


リラの花咲くけものみちリラの花咲くけものみち感想
さすが、安定の藤岡陽子さんでした。私の中では、藤岡さんはハズレなしの作家さんです。今作もいろいろ心打たれました。主人公の聡里がどんどん成長していく姿が、本当に素敵でしたね。いろんなことを経験して強くなっていく若者の話はほんとにいいですよねー。祖母のチドリがまたなんて素晴らしい人なの!こういう人になれるように今からでも頑張ろう。それにしても、獣医さんという仕事の大変さも想像以上でした…。こんなん私ならすぐ心折れてるわ…と思いました。北海道の広大な大自然にも触れられて、心が洗われるような良作でした。
読了日:08月31日 著者:藤岡 陽子


8月のおすすめ作品

瀬尾まいこさんの『私たちの世代は』と藤岡陽子さんの『リラの花咲くけものみち』ですね!

瀬尾さんと藤岡さんは大好きな作家さんなので、どれを読んでもだいたい好きなんですけどね(笑)

あとは、窪美澄さんと須賀しのぶさんは初めて読んだのですが、よかったです!




こんにちは、むし子です!

7月に読んだ本をまとめます!

読書メーターというアプリを利用していて、1ヶ月に読んだ本をまとめる機能があるので、そちらを利用しています。 Twitterでも読み終わった時の感想を投稿していますが、読書メーターに書く感想の方が率直なものが多いと思います。
  7月の読書メーター
読んだ本の数:18
読んだページ数:5361


本が紡いだ五つの奇跡本が紡いだ五つの奇跡感想
森沢明夫さんは『虹の岬の喫茶店』しか読んでませんが、この作品に出てきた喫茶店って、虹の〜の喫茶店ですよね?デザイナーの青山さんの章が一番よかったなぁ。素敵な夫婦ですね。唐田親子の関係性もすごく素敵だった。皆さんも書いているように『さよならドグマ』を読んでみたいですね〜。めちゃくちゃいい物語ではあったけど、そんなに親子って簡単なものじゃないよなぁ、とか思ってしまいました。
読了日:07月01日 著者:森沢 明夫
 

ウチの子、最近、思春期みたいなんですが親子でイライラせずに乗り切る方法、教えてください!ウチの子、最近、思春期みたいなんですが親子でイライラせずに乗り切る方法、教えてください!感想
うーん、どの本にも載っているような内容ばかりで、あまり得るものはなかったかな…。わかってるけど、親だって人間なんだから、これに書いてるようなことをそんなにいつも実践できないよなぁ、って思ってしまった。こういう本を読むといつもそう思うから、私の親としての資質の問題かな。それから、5教科○点を超えたとか○点上がったとか、オール5になったとか、成績のことばかり書いてあって、しっくりこなかった。別に成績を上げるために、この本を読んだわけじゃないのに。子供の心が落ち着いたら必然的に成績は上がるのかもしれないけど。
読了日:07月02日 著者:道山 ケイ
 

金の角持つ子どもたち (集英社文庫)金の角持つ子どもたち (集英社文庫)感想
藤岡陽子さん7冊目。やっぱりいいですね、藤岡さん。これまた泣けますね。最後は号泣だよ、と聞いていたのですが、なぜだか私は第一章の方が泣けました。母親目線で読んだからでしょうか。姑にガツンと言うシーンなんてカッコよかったですよね。何が何でも子供の夢を応援しようとする気持ちの強さがカッコいい。俊介はちょっといい子すぎだと思う部分はありましたが、素直に応援しましたよ。ほんとに頑張りましたよ。私も一応中学高校は頑張りましたけど、小学生でここまで頑張れるのはもう才能だと思います。もちろん加地先生も最高でした。
読了日:07月03日 著者:藤岡 陽子
 

壁の男壁の男感想
これは感想を書くのが難しい。確かに、言いようのない衝撃と感動がラストに待ち受けてますね。普通の衝撃と感動とは違う感じ。涙を流した方が多いみたいですが、涙は出ませんでした…。私の中では涙が出るタイプの感動とは違う種類の感動でした。少し唐突に終わってしまったように思いましたが、余韻がすごいのは確かです。鈴木の存在意義も少し中途半端かな、と思ったところはありますが、章が進むにつれて伊苅の半生が明らかになっていく構成はよかったです。どんどん伊苅に対する印象が変わっていって、最後は彼の幸せを祈りたくなりました。
読了日:07月05日 著者:貫井 徳郎
 

八月の銀の雪八月の銀の雪感想
さすが伊与原さんらしく、理系の知識がたくさん詰まった物語が5つ。「海へ還る日」と「玻璃を拾う」が好きかな。珪藻アートは検索して見てしまいました。どの話もちょっとした知的好奇心を満たしてくれるようなところもあり、それでいてちゃんと物語としての面白さもあって、なかなかこういった作品が書ける作家さんっていないんじゃないでしょうか。ただ、「月まで三キロ」の方が好きだったかなぁ。
読了日:07月07日 著者:伊与原 新
 

てきとう和尚が説く この世の歩き方 心がスッと軽くなる40のお話てきとう和尚が説く この世の歩き方 心がスッと軽くなる40のお話感想
適当と言ってもいい加減とか無責任という意味ではなく、「その人その人が無理をせず、本当に自分に最適な生き方をする」ことについて、いろいろなエピソードを紹介しながらアドバイスしてくれる本です。仏教の教えについてや、有名人についてのエピソードなども豊富に取り上げられていて、雑学的な面白さもありました。もうちょっと適当になりたいなぁって常々思っているので読んでみましたが、適当になれるかはわかりませんが笑、読み物として普通に面白かったので読んでよかったです。
読了日:07月08日 著者:浦上 哲也
 

母親になって後悔してる母親になって後悔してる感想
女性は結婚したら子供を産んで当たり前、産んだら産んだでいい母親であることを求められるという社会的前提があり、子供を持つことは幸せだという考えが普通とされているのは日本もそうだと思う。私はこの本の内容にすごく共感したけど、子育てを経験したことのある女性なら、「後悔」まではいかなくても、かなりの人が共感する部分があるのではないだろうか。子供のことは愛してるけど、母親という役割は嫌だ、という気持ちに私はすごく共感するけど、共感できないという方もいるようなので、母親であってもいろんなタイプの人がいるんだと思う。
読了日:07月09日 著者:オルナ・ドーナト
 

くもをさがすくもをさがす感想
闘病記なので面白いと言ったら失礼なのかもしれないけど、軽快でユーモア溢れる文章で面白かった。西さんの作品は実は読んだことがないんですが…。きっと活動的で人間力の高い女性なのだろうな、と思いました。だって異国の地でこんなにいろいろ助けてくれる友達や仲間がたくさんいるんですもん。私がバンクーバーに移住したとして、絶対にそんなに友達できないわ…と思ってしまいました。現地の人の言葉が大阪弁なのが面白いところですが、現地の人のノリって大阪の人のノリに近い感じなのかな(笑)それにしても手術当日に退院するのはキツイ…。
読了日:07月14日 著者:西 加奈子
 

ハンチバックハンチバック感想
やっぱり芥川賞系の作品は苦手だな…。これはまあまあ読みやすかったけど。終わり方が賛否両論あるようですが、私の解釈が合っているのかもよくわからないですね…。この作品の主人公は著者と同じ障害を持った女性ですが、私小説ではないとのこと。でも、重度障害者の人たちの本音はこの作品に書かれているようなものなのかな?「子どもを宿して中絶するのが私の夢です」などと思ったりするのだろうか?これは著者の考えなのか、重度障害者の人たちにはありがちな考えなのか、それともどっちでもないのか、その辺は想像できないです。
読了日:07月15日 著者:市川 沙央
 

レモンと殺人鬼 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)レモンと殺人鬼 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
話題作なので読んでみました。一気読みする面白さはありましたが、最近の話題作は帯が煽りすぎというか、期待させすぎなものが多い気がしてなりません…。確かに二転三転四転五転なのかもしれないけど、あまり納得できる展開ではないし、特にめちゃくちゃ驚くような感じでもなく、残念でした。期待しすぎるのがダメなのかもしれませんが。登場人物もとにかく共感できる人が誰もいないし、ストーリーもかなり狭い世界の中で動いてるだけみたいな話でした。酷評みたいなレビューになってしまいましたが、決してつまらないわけではないです。
読了日:07月16日 著者:くわがき あゆ
 

死刑にいたる病 (ハヤカワ文庫JA)死刑にいたる病 (ハヤカワ文庫JA)感想
映画化されてて気になってた作品。櫛木理宇さんは初読みです。めちゃくちゃ面白くて一気読みでしたが、少し尻すぼみな感じもするなぁと思ってたら、最後にゾゾっとして終わりました。イヤミスってやつでしょうか。いやぁー、怖いですね。ちょっとグロい描写もありました。榛村は阿部サダヲさんが演じたことは知ってて読みましたが、ちょっと違うかなぁ?(笑)
読了日:07月20日 著者:櫛木理宇
 

傑作はまだ傑作はまだ感想
あーもう、やっぱり瀬尾まいこさん最高すぎる。瀬尾さんの作品はけっこう読んできましたが、これまた「瀬尾まいこ好きな作品ランキング」の上位に来ますねー!悪人が出てこない優しい温かい小説を書かせたら、ほんと最高ですね。これはとにかく息子の智が最高でした!どうやったらこんないい子に育つんでしょう。主人公が智に影響されて、だんだん人と関わるようになっていく姿がよかったです。人と関わらなければストレスは少ないだろうけど、人と関わることで得られるものもやっぱり多いですよね。最後はじーんと胸が熱くなりました。
読了日:07月20日 著者:瀬尾まいこ
 

新装版 星降り山荘の殺人 (講談社文庫)新装版 星降り山荘の殺人 (講談社文庫)感想
うーん、面白かったですが、犯人は想定内というか、予想通りというか…。最初の死者が出るまでが長すぎて、読むのをやめようかと思いましたが、中盤からようやくテンポが良くなってきて最後まで一気読みでした。でも、最近だと方舟とか屍人荘の殺人なんかでクローズドサークルの凝った作品を読んでいたせいか、あまり驚くこともなく終わってしまった。この作品が出た当時に読んでいたら、驚いてたかもしれないけど。お酒を飲んでみんな酔っ払ってる場面が1番面白かったですね(笑)
読了日:07月22日 著者:倉知 淳
 

それは誠それは誠感想
芥川賞系の作品が苦手なのですが、すごくよかったと言ってる人が多かったので読んでみました。序盤はなんだか読みにくくて、やっぱりこういう作品は苦手だなぁと思ったんですが、修学旅行に出発した辺りからはすごく読みやすくなり、終盤はじーんとしてしまいました。いろんなタイプの高校生がいて、それがリアルな感じがしてよかったです。こんな修学旅行、きっと一生の思い出になるでしょうねー。芥川賞に推してる人が多いイメージでしたが、ハンチバックのインパクトの強さには敵わなかったんでしょうかね…。
読了日:07月25日 著者:乗代 雄介
 

あなたの燃える左手であなたの燃える左手で感想
なんていうか、すごく奥深い作品。文章自体は難しくなく、読みにくいわけではないけど、書かれていることが私の想像力では追いつかない感じ。日本人の臓器移植に対する意識と、島国である日本の他国に対する意識を関連づけて描いているのだが、そんなこと考えたこともなかった。日本人の島国的な体質は欧米の人たちからしたら、幼稚だと捉えられてるのか?ロシアとウクライナの戦争という点でも、それが主題というわけではないが、いろいろ考えさせられたし、ハンガリーという国のこともほぼ何も知らなかったのが恥ずかしいですね…。
読了日:07月26日 著者:朝比奈 秋
 

高学歴親という病 (講談社+α新書)高学歴親という病 (講談社+α新書)感想
私は世間一般的には高学歴親に当てはまると思うので、読んでみました。頷く部分が無かったわけではないが、子育て本をけっこう読んできたせいか、特にこれといった情報はなかったです。子供が失敗したり困ることを避けるために、あれこれ口を出したり先回りをするということは、ついしがちなのでいつも気を付けていますし、子供を信頼しようとは努めています。でも、それがなかなか難しいんだよねぇ。あまり具体的なアドバイスが載っていないように感じた。それと、この本の内容、高学歴親じゃなくても当てはまるんじゃないのかな?
読了日:07月26日 著者:成田 奈緒子

闇に香る嘘 (講談社文庫)闇に香る嘘 (講談社文庫)感想
Twitterのフォロワーさんがオススメしていたり、割とよく見かける作品なので、以前から気になっていた作品。予想通り、いや予想以上に面白かったです。兄は偽物なのか?盲目の主人公が会う人全員怪しく思えてきました。中国残留孤児の問題についても、もっと詳しく知りたくなりました。下村さんは初読みでしたが、他作品も読んでみたいです。江戸川乱歩賞は社会派ミステリーが選ばれることが多いから、私の好きな作品がたくさんありそう。
読了日:07月28日 著者:下村 敦史
 

パシヨンパシヨン感想
「熱源」がすごくよかったので、新刊も読んでみたいと思いました。「見果てぬ王道」も読みたいと思っててまだ読めていませんが…。今作は正直なところ、時代やテーマに興味があったわけではなかったのですが、逆にあまり詳しく知らないテーマだからこそ読んでみました。さすがの熱量と筆力で引き込まれました。歴史の授業で習ったくらいの知識しかなかったので、いろいろ勉強になりました。天草四郎ってこんな感じの人だったんでしょうか。それにしても宗教って何のためにあるんだろう、って考えてしまいました。殺し合うためのものじゃないのに。
読了日:07月30日 著者:川越 宗一

7月のおすすめ作品をピックアップ!! 

今月はけっこう個性派の作品を多く読んだ気がします。
   芥川賞と直木賞の発表があったのもあり、芥川賞候補作品も2冊読んでみました。
  「ハンチバック」が受賞しましたが、めちゃくちゃインパクトが強い作品だったので、納得の受賞です。
  「それは誠」もよかったですが、やはりインパクトの強さで「ハンチバック」に負けてしまいましたかね…。
  直木賞作品の方が私は読みやすくて好みのものが多いですが、今回の受賞作と候補作は1冊も読んでないので、これから読みたいとは思っています。
  芥川賞候補には選ばれませんでしたが、「あなたの燃える左手で」もめちゃくちゃインパクトの強い作品でしたよ。
  何で候補に選ばれなかったの?という声もけっこうあがっていたようです。
  普段芥川賞系の作品はほぼ読まないんですが、今月読んだ作品はどれも読みにくくなかったし、なかなか面白かったので、時々こういった作品も読んでいこうと思っています。
 
  それ以外でいい作品だと思ったものは、瀬尾まいこさんの「傑作はまだ」と藤岡陽子さんの「金の角持つ子どもたち」ですね〜。
  この2人の作家さんは、元々好きなのですが、基本どれを読んでも好きですね(笑)
  下村敦史さんの「闇に香る嘘」もよかったですね。初読み作家さんだったのですが、他の作品も読んでみたくなりました。
 
なんとか読書はしていますが、ブログの方は、肩こりや眼精疲労がひどいため、更新できない状況が続いています。
  無料ブログではないため、今後続けていくかどうか、そろそろ考えないといけないなぁと思っています。
  でも、閉鎖すると、記事が全部消えちゃうんですよね…。どうしたもんか…。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

皆さまも、素敵な読書ライフを〜🎵

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こんにちは、むし子です!

6月に読んだ本をまとめます!

読書メーターというアプリを利用していて、1ヶ月に読んだ本をまとめる機能があるので、そちらを利用しています。
Twitterでも読み終わった時の感想を投稿していますが、それよりも読書メーターに書く感想の方が率直なものが多いと思います。

6月の読書メーター
読んだ本の数:16
読んだページ数:4981


ナイス数:702 手のひらの音符 (新潮文庫)手のひらの音符 (新潮文庫)感想
藤岡陽子さん4冊目。やっぱり藤岡さんの作品好きだなぁ。もう少し軽くてほっこりする感じの作品なのかと想像してたら、けっこうしっかり読ませる系の作品でした。水樹は遠子先生に才能を見出されて、自分の好きで得意なことに情熱を傾けてて、カッコいいですね。こういう小説とかで、恩師が道を示してくれたとか、親身に進路を考えてくれたって話がよく出てくるけど、私はそういう経験がないので、いつも羨ましくなります(笑)私も何か頑張りたいなって思わせてくれる作品でした。
読了日:06月02日 著者:藤岡 陽子

つばさものがたり (角川文庫)つばさものがたり (角川文庫)感想
雫井脩介さん、こういう作品も書くんですね。ミステリーのイメージしかなかった。家族の物語を描くのが上手な作家さんですね。最後は号泣でした。正直ファンタジーが苦手なので、天使が見えるという設定はあまり好きではないのですが、この作品では天使のレイが重要な役割を担っていたように思います。小麦がひたむきに仕事に向かっている姿が本当にカッコよかったです。ケーキ屋さんのメンバーみんないいキャラだし、すごく応援したくなりました。
読了日:06月02日 著者:雫井 脩介

水まきジイサンと図書館の王女さま水まきジイサンと図書館の王女さま感想
デフ・ヴォイスシリーズ全て読んだ気になってたけど、こちらを読んで本当のコンプリートですね。児童書ではあるけど、大人が読んでも読み応えアリでした。高学年くらいから読めるかな。美和と英知の活躍が見れて、シリーズファンにはたまらないですね。発達障害とか認知症とか、いろんな事情を抱えた人が世の中にはたくさんいるということを子供たちが知るには、わかりやすい物語になっていると感じました。手話に興味を持つ子もいるかも。
読了日:06月03日 著者:丸山正樹

俺ではない炎上俺ではない炎上感想
おぉー、うーん、難しい、すごい!(笑)「六人の嘘つきな大学生」を読んだ時も思ったけど、冒頭からの吸引力がすごい作家さんですね。読み始めたらもう止まらないですね。六人の〜と同じように、現代社会に警鐘を鳴らすような作風は好きです。あと、逃走劇も面白かった。もし私が山縣泰介みたいに嵌められたら、誰か味方してくれる人はいるかな…と想像したら、誰もいない気がしてゾッとしました。普段の行動や言動を振り返って、謙虚な気持ちを持とうと思いました。
読了日:06月04日 著者:浅倉 秋成

滅茶苦茶滅茶苦茶感想
『正体』がすごく良かったので、今後いろいろ読んでいこうと思ってた作家さんですが…これはちょっと期待した感じと違ったかな…。少し飛ばし読み気味になってしまいました。主人公3人が堕ちていく過程は、客観的に見れば「えー、それはヤバいって」とか「いやいや、それは絶対怪しいって」って判断がつくけど、ふとしたきっかけから堕ちていくというのは、誰にでも起こることかもしれないですね。その辺の怖さみたいなものは、充分に感じ取ることができました。気をつけないといけませんね。けど、エピローグはどういうこと⁈滅茶苦茶やん(笑)
読了日:06月05日 著者:染井 為人

透明な夜の香り透明な夜の香り感想
『しろがねの葉』が良かったので他の作品も読みたいと思っていました。調香師という職業に興味があったので、最近出た新刊と一緒にこちらを予約しました。一般の調香師さんは朔みたいに鼻がきくわけではないようですね。すごく不思議な作品でした。官能的というか妖艶な感じ?ちょっと不気味な感じもするけど、穏やかな感じもして。花とかハーブとか、私の知っている範囲での匂いを思い浮かべながら読みました。出てくる料理がどれもオシャレすぎて、興味津々。話の方もミステリ仕立てで面白かったです。続編で朔と一香はどうなるんでしょう。
読了日:06月06日 著者:千早 茜

おしょりんおしょりん感想
藤岡陽子さんの作品が好きなので、次はこれを読もうと思ってたら、映画が公開されるということを知り、急いで読みました。もう、これは映画化されるねー。朝ドラでもよさそうねー(笑)増永兄弟の熱量、すごい!眼鏡歴30年以上のド近眼の私、もっと早く読めばよかった。読み終わって「増永眼鏡」のサイトも見ちゃいました。案外眼鏡屋さんで出会ってたことあるのかもしれない。今はその辺で気軽に眼鏡が買えるようになったけど、この作品に出てきたような職人さんが作った眼鏡も欲しいなー。眼鏡は顔の一部だからね。これは映画も良さそう。
読了日:06月09日 著者:藤岡 陽子

ワンダフル・ライフワンダフル・ライフ感想
デフ・ヴォイスシリーズとは違い、全体的に不穏な感じが漂っていて、最後まで重い感じでした。丸山さんの作品は知らないことをたくさん教えてくれて、障害者と健全者について考えさせられます。「社会思想としてのアーキテクチャ」について書かれている部分も初めて知る内容でした。障害者に「慣れる」ことが必要なのかも、と思ったけど、普段の生活で障害者に接する機会がほとんどないんですよね。もしかしたら障害者の方たちは外に出ることを遠慮してしまっているのだろうか。そうだとしたら本当に悲しい。ミステリー仕立ての展開も楽しく読めた。
読了日:06月11日 著者:丸山 正樹

世界でいちばん透きとおった物語 (新潮文庫 す 31-2)世界でいちばん透きとおった物語 (新潮文庫 す 31-2)感想
うーん、Twitterで見ない日はないくらい皆さん読んでるので、流行りに乗っかってみましたが、やっぱり期待しすぎはダメですね。すごいとは思いましたが『逆転美人』を読んだ時の方が衝撃だったのと、プロットがわかった時点でストーリーへの興味が薄れてしまったような感じがしたので、私の好みとは違ったかな。
読了日:06月12日 著者:杉井 光

イクサガミ 地 (講談社文庫)イクサガミ 地 (講談社文庫)感想
やっぱり面白い!歴史上の人物も絡んできて、ますます面白くなってきたー。幕末にあんまり詳しくないのが残念。幻刀斎は一体何者なのか、刀弥はどう絡んでくるのか、いろいろ謎が残ってるし、最後どうなるのかなー。バッドエンドは嫌だな…。愁二郎と周りの人物の結束力が強くなってきたし、最後はできるだけみんなが不幸にはならない方向でお願いしたいです(笑)今村さんが今年中には最終巻を出したいと言ってたので、できるだけ早く読みたいです!
読了日:06月17日 著者:今村 翔吾

赤い月の香り赤い月の香り感想
前作がよかったので、この続編も読んでみました。前作よりはミステリアスな感じは薄まった感じがしたけど、それでもこの世界観は独特なものがありますね。そこに惹かれるわけだけど。この感じだとさらに続編もアリかな?家族関係に暗い過去がある人物を雇っていくのだろうか。私も朔に雇われてみたいなぁ、なんて思ったりして。朔と一香の関係はもどかしいけど、それがかえって美しいですね。
読了日:06月19日 著者:千早 茜

本日は、お日柄もよく本日は、お日柄もよく感想
いやぁー、よかった!そりゃ全てがうまく行きすぎだとは思いますよ〜?こと葉みたいに天職に出会えるのも幸運だし、周りの人に恵まれすぎだとも思いましたよ。でも、スピーチの数々にすごく心打たれました。胸が熱くなりました。特に好きな言葉は「三時間後の君、涙がとまっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。二日後の君、顔を上げている。三日後の君、歩き出している。」です。他にも素敵な言葉がたくさん。言葉の持つ力は偉大ですね。今さら気付いたけど、私ってハッピーエンドが大好きなんだな(笑)あと、お仕事小説も好きなんだな。
読了日:06月19日 著者:原田 マハ

時かけラジオ ~鎌倉なみおとFMの奇跡~ (メディアワークス文庫)時かけラジオ ~鎌倉なみおとFMの奇跡~ (メディアワークス文庫)感想
大学生頃までラジオが大好きでよく聴いてたので、読んでみました。でもやっぱりこういう現実味のない設定がどうやっても苦手なので、あまり入り込めず、でした。それぞれの話は嫌いじゃないんですけどね。DJトッシーのキャラは好きです。
読了日:06月23日 著者:成田 名璃子

海とジイ海とジイ感想
藤岡陽子さん、やっぱり好き。もう少しブレイクしてもいい作家さんだと思うんだけどなぁ。どの作品を読んでも、すごく深くて感動します。藤岡さん自身が看護師さんだし、経歴もユニークな方だから、深い話が書けるのかなぁと想像します。この作品も3人のおじいさんの話すことが、どれも沁みましたね。やっぱり人生経験豊かな年配の人の話って、聞く価値ありますよね。最初の話と最後の話が好きでした。どちらもこの先長い若者のこれからを応援したくなりました。
読了日:06月24日 著者:藤岡 陽子

教養としての精神医学教養としての精神医学感想
まえがきから、へぇーと思うことがたくさん書いてあり、最後まで興味深く読めました。日本の総入院患者数の1位が精神障害者なんですね。様々な精神障害者の人たちに起きていることや困っていることなどが、簡潔に書いてあり、そんなに詳しくない人が読むには充分な内容だと思いました。おまけの「精神医学の歴史」も興味深い内容で面白かったです。社会全体が精神障害についてもっと理解すれば、精神障害者の人がもっと生きやすくなるのだろうな、と思います。
読了日:06月27日 著者:松崎 朝樹

店長がバカすぎて店長がバカすぎて感想
早見和真さんの暗めの作品が大好きなので、明るい方の作品も読みたいとずっと思っていました。まずはこの有名な作品から。めちゃくちゃ面白かったですねー。早見さんの文章って読みやすくて引き込まれますよね。店長のめちゃくちゃっぷりにイライラしながら読みました。京子は私より全然歳下だけど、仕事に対する姿勢とか、いろんな部分で共感できるところが多かったです。書店員さんのリアルってこんな感じなのかなぁ?どんな仕事でも辛くて大変だよね。面白かったので、これは絶対に続編も読みたい!
読了日:06月29日 著者:早見和真


6月のおすすめ作品をピックアップ!!


1位は…原田マハさんの『本日は、お日柄もよく』です!!
かなり私好みな作品でした!ユーモアも効いてるし、テンポがいいし、読みやすかったです。
何より、言葉の持つ力をビシビシ感じました。
実は原田マハさんの作品を読むのは初めてだったんですが、原田マハさんは有名な作品が多いし、読んでみたい作品がたくさんあるんですよね〜。

2位は…藤岡陽子さんの『おしょりん』です!
秋に映画が公開される予定の作品です!
藤岡陽子さんの作品はけっこう読んでいますが、こういった少し古い時代の物語は初めてでした。
映画化されるのも納得の人間ドラマでしたねー。

3位は…早見和真さんの『店長がバカすぎて』です! これも面白かったですねー!
クスクス笑えるところがたくさんあって。
あの『八月の母』と『イノセント・デイズ』のような重い作品を書いた人が書いているとは思えないくらい面白かったです。
早見さんってものすごく作品の幅が広いので、いろんな作品を読んでいきたいですね。
全国の書店員さんを応援したくなりましたが、私は図書館のヘビーユーザーなので、少し申し訳ない気持ちになりました…。

千早茜さんの「香り」シリーズ2作品も独特の世界観があっていい作品でしたし、『イクサガミ地』も予想通りの面白さでしたよー。
7月は好きな作家さんの新刊がたくさん出るんですよ!!
藤岡陽子さん、瀬尾まいこさん、太田愛さんの新刊が発売予定となっています!
そして、私が以前に絶賛した『レペゼン母』を書いた宇野碧さんの新刊も出るようで、注目しています。
全部買うのは厳しいので、2冊くらいは買えたらいいなぁと思っています。 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
皆さまも素敵な読書ライフを〜。


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