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2022年7月に読んだ本【まとめ】

読書感想以外のあれこれ
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読んだ本のリスト

  • 宇佐美まこと  愚者の毒
  • 道尾秀介  向日葵の咲かない夏
  • 葉真中顕  凍てつく太陽
  • 青山美智子  木曜日にはココアを
  • 小林由香  罪人が祈るとき
  • 早見和真  イノセント・デイズ
  • 津村記久子  ミュージック・ブレス・ユー!!
  • 福田花奈絵  泣いてる子どもにイライラするのはずっと「あなた」が泣きたかったから
  • 松村亜里  お母さんの自己肯定感を高める本
  • 呉勝浩  爆弾
  • 城山真一  看守の信念
  • 青木俊  潔白
  • 塔山郁  薬も過ぎれば毒となる 薬剤師・毒島花織の名推理
  • 梨木香歩  西の魔女が死んだ
  • 藤岡陽子  満天のゴール
  • 明橋大ニ  子育てハッピーアドバイス 大好き!が伝わるほめ方・叱り方〈3〉小学生編
  • まさきとしか  あの日、君は何をした
  • 相沢沙呼  medium 霊媒探偵城塚翡翠
  • 宿野かほる  ルビンの壺が割れた
  • 七月隆文  ぼくは明日、昨日のきみとデートする
  • 藤原伊織  テロリストのパラソル
  • 薬丸岳  ラストナイト
  • わたなべぽん  自分を好きになりたい。自己肯定感を上げるためにやってみたこと
  • 森沢明夫  虹の岬の喫茶店
  • 寺地はるな  ガラスの海を渡る舟
  • 中田永一  くちびるに歌を
  • 藤岡陽子  きのうのオレンジ
  • 吉川英梨  雨に消えた向日葵
  • 貫井徳郎  慟哭
  • 薬丸岳  悪党

7/1から日付順に読んだ本を記載しました。

7月のお気に入り

むし子
むし子

特に心に残った本をピックアップします!

7月のマイベスト

一つに絞れないので、二つ選ばせてもらいます!

【早見和真 イノセント・デイズ】

読後、かなりずしーんと来ました。ちょっと呆然としました。

冒頭から最後までずっと夢中になって読みましたが、最後がちょっと衝撃でしたね…。

もう何ともやるせなくて切なくて悲しい。

元恋人の家に放火しその家族3人を殺してしまい、死刑宣告を受けた女性の話ですが、

とにかく彼女の人生が悲惨過ぎて、救いようがない感じが、もう辛かった。

普段ニュースなんかで凶悪事件の犯人を見ると、極悪人のようにしか見れないけど、

もしかしたらすごい偏見で見てるだけなのかもしれない、と考えさせられました。

本のタイトルがまた秀逸だなーと思いました。深いです。

辻村深月さんの解説もまた良かったです。

【城山真一 看守の信念】

前作の「看守の流儀」を、私の好きな横山秀夫さんがドストライクだとコメントしていたので読んだのですが、

これがまた面白くて、その続編が出たなら読まなきゃ!と思い読みました。

前作も最後に衝撃的な事実が分かったのですが、

また今回もそれを超えるくらいの衝撃があるらしいと見かけて、

「いやー、そうは言ってもたぶん前作は超えないんじゃない?」って食ってかかってたんですよ。

それが、またまた超えてきましたねー!!

読み終わって、「え?」って何度か声に出して言いました(笑)

刑務所が舞台となっている短編集でミステリーとしてももちろん面白いんですが、

感動する話もあったりして、もう最高です。大好きです。

横山秀夫さんっぽさもある気がしますね。

他の本を読んだことがないけど、私の中で要注目の作家さんになりました。

感動した本、共感した本

藤岡陽子 満天のゴール  
「死」がテーマではあるけれど、心が温かくなる本でした。
主人公が小学生の息子を持つ母親なので、母親目線で読むと、
心に響くセリフがたくさんありました。
自分はどんな死に方をしたいかなぁ、と少し考えました。

寺地はるな ガラスの海を渡る舟
あまり気の合わない兄妹が、2人でガラス工房を営むことになり、
その中でだんだん心を通わせていく話です。
兄は少し発達障害気味なんですが、彼の言葉に何度も心を動かされました。
分かり合える家族や兄弟が近くにいることは、すごく心強いことだと思いました。

中田永一 くちびるに歌を
長崎県五島列島にある中学校の合唱部の話です。
中学生の日常がたくさん詰め込まれていて、懐かしい気分になりました。
個人的に合唱が大好きなのもあり、あー合唱したいわー!と思いながら読みました。
中田永一さんが乙一さんだということを後で知り、ビックリしました。

面白かった本

藤原伊織 テロリストのパラソル
30年くらい前の作品で、乱歩賞と直木賞をW受賞したとのことで、
ずっと読みたいと思っていた本です。
ハードボイルドな感じの登場人物がカッコよくて、最後までなかなか展開が読めず、
ミステリーとしても面白かったです。

葉真中顕 凍てつく太陽 
葉真中さんの本は「絶叫」を読んだことがありますが、こちらの本の方が好みでした。
北海道が舞台なのですが、あまり良く知らないアイヌのことが書かれていたり、
第二次世界大戦の史実に基づいた話も盛り込まれていたりして、
かなり重厚な長編ですが、最後まで興味深く読みました。
もちろんミステリーとしても面白かったです。

考えさせられた本

青木俊 潔白 
死刑が執行された父親の冤罪を証明しようと娘が真実を追う話です。
日本では、刑事裁判の有罪率が99.9%らしいので、
冤罪にかけられてしまうケースがけっこうあるのかもしれない、と思いました。 

小林由香 罪人が祈るとき
いじめを苦にして自殺しようとする少年と、息子をいじめによって失い、
さらに妻をも自殺で失った男性の話です。
いじめの内容が本当に酷くて読んでいて辛かった。
復讐はいけないんだろうけど、もし我が子がいじめにより自殺なんてしたら、
きっと復讐したいと思うだろう、とかいろいろなことを考えさせられました。
 

わたなべぽん 自分を好きになりたい。自己肯定感を上げるためにやってみたこと  
これはかなり個人的に刺さりました。
著者のぽんさんが、幼少期からの母親との関係のせいで自己肯定感が低くなってしまい、
その状態を改善していこうとするエッセイですが、すごく共感して号泣でした。
今「毒親」「親ガチャ」という言葉をよく聞きますが、この本はなかなかオススメです。

衝撃的だった本

貫井徳郎 慟哭
衝撃のデビュー作として有名な作品で、賛否両論ある作品ですが、私はけっこう好きです。
奇数章と偶数章で、視点が入れ替わるのが斬新だと思いました。
宗教団体の在り方についても考えさせられました。

道尾秀介 向日葵の咲かない夏
道尾さんの作品は今年に入って5冊くらい読みましたが、
彼の代表作と呼べるこの本を今更ながら読みました。
他の作品よりはファンタジー要素が強くて、私はファンタジーが苦手ですが、
道尾マジックにかかってすっかりこの本の世界観にハマってしまいました。
ただ、この本を読んで、もうこの人の本は読まないわーと思う人もけっこういるのでは?
と少し心配になるくらい、賛否両論あるのが分かる本ですね…。

ほのぼのした本

青山美智子 木曜日にはココアを
ミステリーばっかり読んでいたけど、こういうハートウォーミングな本も
どんどん読んでいきたいな、と思ったきっかけになった本かもしれない。
12章から成る短編集だけど、マーブルカフェの主人公の話から始まり、
そこからつながりのある人がそれぞれ主人公になっていく物語です。
あの人とあの人がそうつながってるのか〜という発見をしながら読むのが楽しいです。 

森沢明夫 虹の岬の喫茶店
この本も登場人物がどこかで少しつながってる物語です。 
そういう連作短編集、好きです。
喫茶店の店主である悦子さんがお人好し過ぎて、ハラハラする部分もありましたが、
とても心温まる話でした。
映画化されてるようでキャストを見たのですが、なんかイメージと合わないキャストが多いかも(笑)

まとめ

今月も面白いミステリーにたくさん出会えました!

「衝撃の作品!」みたいな本をけっこう読みましたが、

評判通り「すごい衝撃!」と思った本と「うーんそうでもないかな…」という本に分かれました。

これは名作!みたいな本を読んでも、あまり好みじゃないのもあって、

やっぱり人それぞれ好みが違うなぁと実感しました。

子育て関連の本もいくつか読みましたが、かなり参考になるものもありました。

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むし子

大阪府在住 
アラフォー2児の母 
今年から突如読書に目覚め、
只今絶賛読書期間中。
読書もブログも初心者ですが、読書の楽しさをみなさんに
お伝えできればと思います。
ミステリーとヒューマンドラマ小説が好きです。

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