こんにちは!
読書メーターというアプリを使って読んだ本の管理をしているので、そちらの機能を利用してまとめています。
1月の読書メーター
読んだ本の数:19
読んだページ数:5831
きみのお金は誰のため: ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」の感想
新聞広告で見かけて興味を持ちました。読んでよかったです。お金に対する考えが少し変わったかな。特に第3章以降が、なるほど〜と思う内容が多かったです。貧しい国に寄付をすることが、逆にその国の発展を妨げているなど、初めて知る内容もありました。私も海外に寄付してる古着屋さんにいつも売りに行っちゃってるなぁ…。貧しい国の人が作った製品を売っている企業のサイトなども見たりはしますが…。でも、「ぼくたち」の範囲を広げるって考えはわかりますが、難しいですよね。結局自分のお金を貯めたいと思ってしまう…。
読了日:01月02日 著者:田内 学
バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則の感想
私は別に「伝わる技術」に優れてる人間でも何でもないですが、あまりこの本を読んで新しく知ったことや、実践してみたいと思ったことは無かったように思います。子供に対する伝え方とか叱り方みたいな、子育て本の中に書いてあるような内容がけっこう書かれていたような印象を持ちました。
読了日:01月05日 著者:柿内 尚文
人は話し方が9割の感想
目新しい情報は特になかったけど、わかりやすくまとまっていると思います。わかってはいるけど、実践するとなると難しいな…というものが多いですよね。否定的な言葉を使わないとか、話し方より聞き方の方が大事とか、一応心掛けているつもりではいますが…。それと、あまり口数が多くない大人しめの人と話す時、どうしても沈黙になるのが気まずくて、つい余計なことを話してしまいがちになるんですが、どうしたらいいんでしょう。嫌いな人や苦手な人には無理に話しかけないというのは理解できますが…。
読了日:01月06日 著者:永松 茂久
1日1トレで「声」も「話し方」も感動的に良くなるの感想
私は声が低めで愛想のない声をしてるので、声のトーンを「ソ」にして話してみようかな。いつも少し高めの声で話そうかなとは思うんですけど、なんかわざとらしくなりそうで…。でも声が低い方が説得力が増すらしいんですよね。まぁ、口角を上げて低くなりすぎないようにしたらいいかな。
読了日:01月06日 著者:阿部 恵
ともぐいの感想
いやー、すごかったー。『絞め殺しの樹』も圧倒されたけど、これも圧倒された。まだ2冊しか読んでないけど、河﨑さんにしか描けない世界なんじゃないかと思わせる筆力。かなりエグい描写もあり、全体的に野生臭さみたいなものがすごい。私には到底理解できないような描写もあったり…。最後の展開も理解が追い付かなかった。
読了日:01月08日 著者:河﨑 秋子
蒼穹の昴(1) (講談社文庫)の感想
Audibleにて。たぶん3回目の再読です。やっぱりこの作品大好きですね!読むのもいいけど、聴くのもいいですね。でも、これ、聴いただけで理解するのは難しいんじゃないですかね?私は手元に本があるので、照らし合わせながら聴けますが…。読んでても、人名とか覚えるのはなかなかややこしいですもんね。話の大筋は覚えていますが、細かいところは忘れているので、2巻からも聴くのが楽しみです。でもAudibleにはこの後まだまだ続くシリーズが配信されてないみたいですね…。
読了日:01月12日 著者:浅田 次郎
百年の子の感想
小学館の学年誌についての社史かと思われるような、ノンフィクションのようなフィクション。有名な作家さんや漫画家さんと思われる人物も登場して、ノンフィクションだったら面白いなぁと思いました。昭和のスエさんが主人公のパートが特に興味深かったです。戦争時の雑誌が全国の子どもたちに与えた影響みたいなものが、よくわかりました。「百年の子」というタイトルはどういう意味だろうと思いましたが、人間の歴史は百万年もあるのに、子どもの人権が認められるようになってきたのは、わずか百年…ということなんですね。
読了日:01月14日 著者:古内 一絵
眠れなくなるほど面白い 図解 体幹の話: 体幹のギモンを専門家がすべて解説!の感想
体幹を目覚めさせるには、ストレッチ+ドローイン+体幹トレーニング。子供もお年寄りも体幹が大切。体幹トレーニングで、疲れにくい体が手に入る、バランスのよいブレない体になる。トレーニングの具体例もたくさん載っていてよかった。とりあえずストレッチは毎日しているので、ドローインと体幹トレーニングを少しずつ取り入れてみよう。このシリーズ、Audibleにもたくさんラインナップがあるし、面白そうなテーマがたくさんあるので、いろいろ読んだり聴いたりしていきたい。
読了日:01月15日 著者:木場 克己
蒼穹の昴(2) (講談社文庫)の感想
Audibleにて。ところどころ本と照らし合わせながら聴いています。感極まって泣きそうになる場面もありますねー。浅田次郎さんの作品はファンタジー要素がけっこう含まれますが、歴史小説っぽい作品のファンタジー要素は嫌いではありません(私はファンタジーが苦手です)。浪漫を感じさせますよね(笑)春児の成長ぶりに感動。再読なので、この後どうなっていくかは大体覚えていますが、それでも早く続きがどんどん聴きたくなります。これ聴き終わったら、やっぱりその後のシリーズも読まないとね。
読了日:01月16日 著者:浅田 次郎
蒼穹の昴(3) (講談社文庫)の感想
Audibleにて。いやぁー、この3巻はすごくいいですよね。何度か涙が出る場面がありました。Audibleで聴くとより感情が揺さぶられますね。ナレーターの方も上手で聴きごたえあります。それにしても栄禄と李蓮英の悪人っぷりには、ほんとに腹が立つ!さて残すは4巻のみ。
読了日:01月18日 著者:浅田 次郎
蒼穹の昴(4) (講談社文庫)の感想
Audibleにて。あー、終わっちゃった…。と言ってもまだまだ続きはありますが(笑)私はこの作品が大好きでたまらないんですが、直木賞はとれなかったらしいですよね。私にとっては、今まで読んだ中で1番好きな小説かもしれません。西太后や袁世凱などの実在の人物が、すっかり浅田次郎さんの描く人物像&イメージになってしまってますが、実際は彼らはどんな人物だったんでしょうね…。歴史の勉強にもなるし、胸熱だし、感動するし、何回読んでも心を揺さぶられることでしょう。続編もぼちぼち再読していこうと思います。
読了日:01月20日 著者:浅田 次郎
珍妃の井戸 (講談社文庫)の感想
ミステリー仕立てになっていて、とても面白い。珍妃は西太后に殺されたというのが中国では常識らしいですが、その常識を覆すような物語を書けるのが、浅田次郎さんのすごさですよね。結局、はっきりとした真実はこの物語を読んでもわかりませんが、珍妃は自ら井戸に身を投げたような気もしますよね…。春児と蘭琴の話もすごく切なかったですね。『蒼穹の昴』で語られなかったことがいくつか語られていて、それだけでも読む価値はあったかと思います。それにしてもこれって120年前くらいの話なんですよね。なんだかもっと昔のことみたいに感じる。
読了日:01月24日 著者:浅田 次郎
清浄島の感想
礼文島のエキノコックスについての話ですが、これは史実に基づいたフィクションなのかな?ノンフィクションに近いのかな。主人公である土橋の苦労や苦悩がよく伝わってきました。残念ながら北海道全域や北海道以外の場所でも、エキノコックスは広がっているようで、まだ治療薬もないらしいです。寄生虫ってこんなに恐ろしいんですね。コロナなどのウイルスとはまた違いますね。河﨑さんの作品は3冊目ですが、他作品と比べると正直少し単調な感じではありました…。
読了日:01月24日 著者:河﨑 秋子
眠れなくなるほど面白い 図解 宇宙の話の感想
眠れなくなるほどではないけど、普通に面白いです(笑)宇宙の話って私なんかの頭じゃ全然理解できないけど、知りたくなるんですよね。太陽や地球がどのような最期を迎えるかとか気になりますよねぇ。地球なんて宇宙全体から見たらほんとにちっぽけな存在だし、地球に私たちみたいな人間やあらゆる生物が生きていることがほんとに不思議。宇宙は「無」から生まれたって言うけど、「無」って何なのよ(笑)宇宙の膨張が加速してるとか、もう意味がわからないことだらけですね。だから面白いです。宇宙エレベーターができたら乗ってみたいなぁ。
読了日:01月24日 著者:
ザ・ロイヤルファミリーの感想
よかった!Audibleで聴いてたけど、本の最後に成績表が載っているという口コミを見て本を借りてきました。そしたら、結局途中から本で読んでしまいました(笑)競馬は見たことはあるくらいで、お金を賭けたこともないし、何の知識もなかったですが、この作品を読んで少し詳しくなったような気がします。馬主と調教師、騎手、生産牧場の人たち、いろいろな人たちの思いがあの数分間のレースに込められていると思うと、競馬を見る目が少し変わりますね。それにしても早見和真さんはいろんなテーマでそれぞれ面白い作品を書ける作家さんだなぁ。
読了日:01月27日 著者:早見 和真
きこえるの感想
読んだタイミングが悪かったのか、音声をわざわざ聴くという行為をめんどくさく感じてしまい、あまり楽しめなかった。それぞれのストーリーにもあまり入り込めなかった。一応考察サイトも見ましたが、大体は予想した通りだったかな。道尾秀介さん、新しい形のミステリーを提供し続けていてすごいとは思いますが、この作品よりは「いけない」シリーズの方が好きです。
読了日:01月28日 著者:道尾 秀介
互換性の王子の感想
雫井さんといえば社会派ミステリーのイメージで、新刊は読もうと思っている作家さんですが、これはそのイメージで読むとかなり違いますね。辛口なレビューも見かけますが、面白く読めました。少しミステリー+恋愛+お仕事小説といった感じかな。乳飲料メーカーの仕事を少しのぞけて、興味深かったです。大変そうだけど、やりがいはありそうな仕事で、登場人物もやる気のある人が多くて、私も仲間に入りたいと思いました(笑)登場人物のネーミングセンスがなかなか面白かったですね!
読了日:01月29日 著者:雫井 脩介
ビジネス教養 中国近現代史 (サクッとわかるビジネス教養)の感想
『蒼穹の昴』シリーズを再読するにあたり、この「サクッとわかるビジネス教養」シリーズから中国近現代史の本が出ていることを知り、ぴったりじゃない?と思い読んでみました。アヘン戦争から現代くらいまでの歴史がサクッと学べます。『蒼穹の昴』でイタリア人宣教師のカスチリョーネという人物が出てくるんですが、私はなぜか架空の人物だと思って読んでたんですよね…。それがこの本を読んで実在の人物だったのだと今知りました。という発見もありつつ、中国の近現代を知る入門編にはおすすめの一冊ではないかと思いました。
読了日:01月31日 著者:
眠れなくなるほど面白い 図解 解剖学の話: いちばん身近でディープ!ヒトの体のナゾを徹底解明の感想
えー?と驚くほどのことが書かれてるわけでもなく、そんなに新しい知識が増えたわけではないので、もう少しディープなことが書いてある方がよかったかな…。でも人間の体って本当に複雑で、健康でいられるのは本当に奇跡だなと改めて思いますね。
読了日:01月31日 著者:
◎特に印象に残った作品
『ともぐい』川﨑秋子
直木賞受賞、おめでとうございます!!
なかなかいろんな意味ですごい作品だと感じたので、納得の受賞でした。
◎おすすめ作品
『きみのお金は誰のため』田内学
お金についての内容ですが、小説仕立てになっているので、すごく読みやすくておすすめ!
お金についての考えが少し変わったというレビューもよく見かけます。
何度も読み返したらさらに理解が深まりそうですね。
◎まあまあおすすめの作品
『ザ・ロイヤルファミリー』早見和真
『互換性の王子』雫井脩介
早見和真さんと雫井脩介さんは、今までに何冊か読んできている作家さんですが、今回読んだ作品もよかったですね。
早見和真さんは、本当にいろんなテーマの作品を書かれますよね。
野球とか政治についての作品もあったり。
雫井脩介さんの作品は新刊ですが、今までの社会派っぽい作風を予想して読むと全然違いますね…。
ライトな感じになっているので、あれ?と思うファンの方もたくさんいそう…。
でも私は楽しく読めましたよ!
そして、『蒼穹の昴』はもう私の中では殿堂入り作品なので、いまさら人に勧めるレベルでもないくらい好きです。
実在の人物と架空の人物をどうしてこんなにもうまく交ぜて書けるんでしょう、浅田次郎さんは。
そしてこの作品の中の出来事があたかも本当にあったかのような錯覚に陥りますね。
『中原の虹』もぼちぼち再読していきたいな。
それでは、皆様も充実した読書ライフを!
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読んだ本の数:19
読んだページ数:5831
きみのお金は誰のため: ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」の感想
新聞広告で見かけて興味を持ちました。読んでよかったです。お金に対する考えが少し変わったかな。特に第3章以降が、なるほど〜と思う内容が多かったです。貧しい国に寄付をすることが、逆にその国の発展を妨げているなど、初めて知る内容もありました。私も海外に寄付してる古着屋さんにいつも売りに行っちゃってるなぁ…。貧しい国の人が作った製品を売っている企業のサイトなども見たりはしますが…。でも、「ぼくたち」の範囲を広げるって考えはわかりますが、難しいですよね。結局自分のお金を貯めたいと思ってしまう…。
読了日:01月02日 著者:田内 学
バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則の感想
私は別に「伝わる技術」に優れてる人間でも何でもないですが、あまりこの本を読んで新しく知ったことや、実践してみたいと思ったことは無かったように思います。子供に対する伝え方とか叱り方みたいな、子育て本の中に書いてあるような内容がけっこう書かれていたような印象を持ちました。
読了日:01月05日 著者:柿内 尚文
人は話し方が9割の感想
目新しい情報は特になかったけど、わかりやすくまとまっていると思います。わかってはいるけど、実践するとなると難しいな…というものが多いですよね。否定的な言葉を使わないとか、話し方より聞き方の方が大事とか、一応心掛けているつもりではいますが…。それと、あまり口数が多くない大人しめの人と話す時、どうしても沈黙になるのが気まずくて、つい余計なことを話してしまいがちになるんですが、どうしたらいいんでしょう。嫌いな人や苦手な人には無理に話しかけないというのは理解できますが…。
読了日:01月06日 著者:永松 茂久
1日1トレで「声」も「話し方」も感動的に良くなるの感想
私は声が低めで愛想のない声をしてるので、声のトーンを「ソ」にして話してみようかな。いつも少し高めの声で話そうかなとは思うんですけど、なんかわざとらしくなりそうで…。でも声が低い方が説得力が増すらしいんですよね。まぁ、口角を上げて低くなりすぎないようにしたらいいかな。
読了日:01月06日 著者:阿部 恵
ともぐいの感想
いやー、すごかったー。『絞め殺しの樹』も圧倒されたけど、これも圧倒された。まだ2冊しか読んでないけど、河﨑さんにしか描けない世界なんじゃないかと思わせる筆力。かなりエグい描写もあり、全体的に野生臭さみたいなものがすごい。私には到底理解できないような描写もあったり…。最後の展開も理解が追い付かなかった。
読了日:01月08日 著者:河﨑 秋子
蒼穹の昴(1) (講談社文庫)の感想
Audibleにて。たぶん3回目の再読です。やっぱりこの作品大好きですね!読むのもいいけど、聴くのもいいですね。でも、これ、聴いただけで理解するのは難しいんじゃないですかね?私は手元に本があるので、照らし合わせながら聴けますが…。読んでても、人名とか覚えるのはなかなかややこしいですもんね。話の大筋は覚えていますが、細かいところは忘れているので、2巻からも聴くのが楽しみです。でもAudibleにはこの後まだまだ続くシリーズが配信されてないみたいですね…。
読了日:01月12日 著者:浅田 次郎
百年の子の感想
小学館の学年誌についての社史かと思われるような、ノンフィクションのようなフィクション。有名な作家さんや漫画家さんと思われる人物も登場して、ノンフィクションだったら面白いなぁと思いました。昭和のスエさんが主人公のパートが特に興味深かったです。戦争時の雑誌が全国の子どもたちに与えた影響みたいなものが、よくわかりました。「百年の子」というタイトルはどういう意味だろうと思いましたが、人間の歴史は百万年もあるのに、子どもの人権が認められるようになってきたのは、わずか百年…ということなんですね。
読了日:01月14日 著者:古内 一絵
眠れなくなるほど面白い 図解 体幹の話: 体幹のギモンを専門家がすべて解説!の感想
体幹を目覚めさせるには、ストレッチ+ドローイン+体幹トレーニング。子供もお年寄りも体幹が大切。体幹トレーニングで、疲れにくい体が手に入る、バランスのよいブレない体になる。トレーニングの具体例もたくさん載っていてよかった。とりあえずストレッチは毎日しているので、ドローインと体幹トレーニングを少しずつ取り入れてみよう。このシリーズ、Audibleにもたくさんラインナップがあるし、面白そうなテーマがたくさんあるので、いろいろ読んだり聴いたりしていきたい。
読了日:01月15日 著者:木場 克己
蒼穹の昴(2) (講談社文庫)の感想
Audibleにて。ところどころ本と照らし合わせながら聴いています。感極まって泣きそうになる場面もありますねー。浅田次郎さんの作品はファンタジー要素がけっこう含まれますが、歴史小説っぽい作品のファンタジー要素は嫌いではありません(私はファンタジーが苦手です)。浪漫を感じさせますよね(笑)春児の成長ぶりに感動。再読なので、この後どうなっていくかは大体覚えていますが、それでも早く続きがどんどん聴きたくなります。これ聴き終わったら、やっぱりその後のシリーズも読まないとね。
読了日:01月16日 著者:浅田 次郎
蒼穹の昴(3) (講談社文庫)の感想
Audibleにて。いやぁー、この3巻はすごくいいですよね。何度か涙が出る場面がありました。Audibleで聴くとより感情が揺さぶられますね。ナレーターの方も上手で聴きごたえあります。それにしても栄禄と李蓮英の悪人っぷりには、ほんとに腹が立つ!さて残すは4巻のみ。
読了日:01月18日 著者:浅田 次郎
蒼穹の昴(4) (講談社文庫)の感想
Audibleにて。あー、終わっちゃった…。と言ってもまだまだ続きはありますが(笑)私はこの作品が大好きでたまらないんですが、直木賞はとれなかったらしいですよね。私にとっては、今まで読んだ中で1番好きな小説かもしれません。西太后や袁世凱などの実在の人物が、すっかり浅田次郎さんの描く人物像&イメージになってしまってますが、実際は彼らはどんな人物だったんでしょうね…。歴史の勉強にもなるし、胸熱だし、感動するし、何回読んでも心を揺さぶられることでしょう。続編もぼちぼち再読していこうと思います。
読了日:01月20日 著者:浅田 次郎
珍妃の井戸 (講談社文庫)の感想
ミステリー仕立てになっていて、とても面白い。珍妃は西太后に殺されたというのが中国では常識らしいですが、その常識を覆すような物語を書けるのが、浅田次郎さんのすごさですよね。結局、はっきりとした真実はこの物語を読んでもわかりませんが、珍妃は自ら井戸に身を投げたような気もしますよね…。春児と蘭琴の話もすごく切なかったですね。『蒼穹の昴』で語られなかったことがいくつか語られていて、それだけでも読む価値はあったかと思います。それにしてもこれって120年前くらいの話なんですよね。なんだかもっと昔のことみたいに感じる。
読了日:01月24日 著者:浅田 次郎
清浄島の感想
礼文島のエキノコックスについての話ですが、これは史実に基づいたフィクションなのかな?ノンフィクションに近いのかな。主人公である土橋の苦労や苦悩がよく伝わってきました。残念ながら北海道全域や北海道以外の場所でも、エキノコックスは広がっているようで、まだ治療薬もないらしいです。寄生虫ってこんなに恐ろしいんですね。コロナなどのウイルスとはまた違いますね。河﨑さんの作品は3冊目ですが、他作品と比べると正直少し単調な感じではありました…。
読了日:01月24日 著者:河﨑 秋子
眠れなくなるほど面白い 図解 宇宙の話の感想
眠れなくなるほどではないけど、普通に面白いです(笑)宇宙の話って私なんかの頭じゃ全然理解できないけど、知りたくなるんですよね。太陽や地球がどのような最期を迎えるかとか気になりますよねぇ。地球なんて宇宙全体から見たらほんとにちっぽけな存在だし、地球に私たちみたいな人間やあらゆる生物が生きていることがほんとに不思議。宇宙は「無」から生まれたって言うけど、「無」って何なのよ(笑)宇宙の膨張が加速してるとか、もう意味がわからないことだらけですね。だから面白いです。宇宙エレベーターができたら乗ってみたいなぁ。
読了日:01月24日 著者:
ザ・ロイヤルファミリーの感想
よかった!Audibleで聴いてたけど、本の最後に成績表が載っているという口コミを見て本を借りてきました。そしたら、結局途中から本で読んでしまいました(笑)競馬は見たことはあるくらいで、お金を賭けたこともないし、何の知識もなかったですが、この作品を読んで少し詳しくなったような気がします。馬主と調教師、騎手、生産牧場の人たち、いろいろな人たちの思いがあの数分間のレースに込められていると思うと、競馬を見る目が少し変わりますね。それにしても早見和真さんはいろんなテーマでそれぞれ面白い作品を書ける作家さんだなぁ。
読了日:01月27日 著者:早見 和真
きこえるの感想
読んだタイミングが悪かったのか、音声をわざわざ聴くという行為をめんどくさく感じてしまい、あまり楽しめなかった。それぞれのストーリーにもあまり入り込めなかった。一応考察サイトも見ましたが、大体は予想した通りだったかな。道尾秀介さん、新しい形のミステリーを提供し続けていてすごいとは思いますが、この作品よりは「いけない」シリーズの方が好きです。
読了日:01月28日 著者:道尾 秀介
互換性の王子の感想
雫井さんといえば社会派ミステリーのイメージで、新刊は読もうと思っている作家さんですが、これはそのイメージで読むとかなり違いますね。辛口なレビューも見かけますが、面白く読めました。少しミステリー+恋愛+お仕事小説といった感じかな。乳飲料メーカーの仕事を少しのぞけて、興味深かったです。大変そうだけど、やりがいはありそうな仕事で、登場人物もやる気のある人が多くて、私も仲間に入りたいと思いました(笑)登場人物のネーミングセンスがなかなか面白かったですね!
読了日:01月29日 著者:雫井 脩介
ビジネス教養 中国近現代史 (サクッとわかるビジネス教養)の感想
『蒼穹の昴』シリーズを再読するにあたり、この「サクッとわかるビジネス教養」シリーズから中国近現代史の本が出ていることを知り、ぴったりじゃない?と思い読んでみました。アヘン戦争から現代くらいまでの歴史がサクッと学べます。『蒼穹の昴』でイタリア人宣教師のカスチリョーネという人物が出てくるんですが、私はなぜか架空の人物だと思って読んでたんですよね…。それがこの本を読んで実在の人物だったのだと今知りました。という発見もありつつ、中国の近現代を知る入門編にはおすすめの一冊ではないかと思いました。
読了日:01月31日 著者:
眠れなくなるほど面白い 図解 解剖学の話: いちばん身近でディープ!ヒトの体のナゾを徹底解明の感想
えー?と驚くほどのことが書かれてるわけでもなく、そんなに新しい知識が増えたわけではないので、もう少しディープなことが書いてある方がよかったかな…。でも人間の体って本当に複雑で、健康でいられるのは本当に奇跡だなと改めて思いますね。
読了日:01月31日 著者:
◎特に印象に残った作品
『ともぐい』川﨑秋子
直木賞受賞、おめでとうございます!!
なかなかいろんな意味ですごい作品だと感じたので、納得の受賞でした。
◎おすすめ作品
『きみのお金は誰のため』田内学
お金についての内容ですが、小説仕立てになっているので、すごく読みやすくておすすめ!
お金についての考えが少し変わったというレビューもよく見かけます。
何度も読み返したらさらに理解が深まりそうですね。
◎まあまあおすすめの作品
『ザ・ロイヤルファミリー』早見和真
『互換性の王子』雫井脩介
早見和真さんと雫井脩介さんは、今までに何冊か読んできている作家さんですが、今回読んだ作品もよかったですね。
早見和真さんは、本当にいろんなテーマの作品を書かれますよね。
野球とか政治についての作品もあったり。
雫井脩介さんの作品は新刊ですが、今までの社会派っぽい作風を予想して読むと全然違いますね…。
ライトな感じになっているので、あれ?と思うファンの方もたくさんいそう…。
でも私は楽しく読めましたよ!
そして、『蒼穹の昴』はもう私の中では殿堂入り作品なので、いまさら人に勧めるレベルでもないくらい好きです。
実在の人物と架空の人物をどうしてこんなにもうまく交ぜて書けるんでしょう、浅田次郎さんは。
そしてこの作品の中の出来事があたかも本当にあったかのような錯覚に陥りますね。
『中原の虹』もぼちぼち再読していきたいな。
それでは、皆様も充実した読書ライフを!